火星への道

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自宅で火星体験

2012-05-01 23:22:18 | 火星協会
火星協会のHP上でポーランド火星協会からの提案が紹介されています。
ポーランドのTorunに「ReMY (Remote Mars Yard)」と呼ぶ施設を作り、そこで火星探査車の遠隔操作をとおして宇宙開発の教育に役立てようと言うことです。
施設では、火星の地表を再現して其処にローバーを置いて世界中からインターネットネット経由で、一般の人や高校生・大学生に探査ローバー操作を体験してもらう狙いです。
ポーランド火星協会のサイトは、こちらです。
下図は、その計画図といったところです。



そのきっかけは、昨年行われた「2011 University Rover Challenge Concludes in Utah」においてポーランドの Magma2 (Bialystok University of Technology)が下記の通り優勝したことです。
Magma2のチームは、ポーランドに帰国してからポーランド火星協会と相談して、教育を目的とした火星環境と探査車がセットになった施設の建設を開始することとしたそうです。
ReMY探査車(6-車輪の付いたローバー)は、インターネットを通じて世界中から操作が可能です。
操作者は、コマンドを送ってローバーを計画通り動かしたり、カメラを通じてローバーから見える周囲の様子を見たり、写真を撮ったりできます。
また、サンプルを採取させたり等、実際の火星探査のシュミレーションが体験できます。

ただ、大きな問題があります。
やはり、資金問題です。
「Help students from around the world get a taste of a real Mars mission! Donate now!」と言うことです。
寄付した人は、優先的にローバーの操縦権利が与えれるそうです。
寄付が集まることを期待してます。
自分のPCでローバーを操作できるなんて楽しそうですね。

以下は、2011年度ユタ州のMDRSで行われた「University Rover Challenge」の様子です。


ポーランドの学生チームは、1位Magma2と6位Copernicus でした。
Torunは、Copernicusの出身地です。

以下が、参加8チームの成績です。
Magma2 (Bialystok University of Technology)  411.3

York University 364.8

Oregon State University  348.8

Scorpio (Wroclaw University of Technology)  274.2

Brigham Young University  214.2

Copernicus (University of Nicolaus Copernicus in Torun) 202.7

University of Michigan  185.7

University of Waterloo  163.5



日本チームも参加して欲しいですね。

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