火星への道

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あと10日で火星へ到着!

2014-09-12 00:10:21 | MAVEN

MAVENのサイトによりますと、いよいよ9月21日にMAVENが地球から約10ケ月(7.11億km)の旅を経て火星軌道に到達します。
宇宙船を減速するために6機のメインエンジンが2機ずつ立て続けに点火されて、33分間噴射され、火星を周回する楕円軌道に投入されることでしょう。

En route
MAVENは、地球から火星へ向かう巡航期間に搭載機器の調整及び宇宙船システムの初期チェックを終了しています。
2ケ月前には、すべての機器は、火星軌道投入に備えてオフになっています。

Into orbit
軌道投入時、MAVENは搭載のコンピューターに制御されています。
燃料が25℃~26℃に温められ、燃料バルブが開けられるでしょう。
すべてが上手く行けば、地上からの手助けは、不要だそうです。
ただ、重要な例外として、ナビゲーションチームがMAVENの火星軌道投入高度が低すぎると判断した場合に24時間前または6時間前に軌道修正を行うかもしれません。 
火星軌道投入時、宇宙船は、北極の上空380kmの軌道に入るため33分間で搭載燃料の半分以上の燃料を燃焼します。
エンジンが止まって3分後に高利得アンテナで地球との通信を確立します。
その時点で、MAVENが正常に動いていることを地球上のMAVENチームが確認できます。
その後、MAVENチームは、宇宙船に新しいコマンドをアップロードし、搭載機器に電源を入れて状態を確認します。

New view of Mars
MAVENは、上空大気を観測するための近地点(約150km)、火星大気の全体を観測するための最遠点(約6,300km)という楕円形の軌道で周回します。
MAVENは、大気ガスの組成、構造と散逸を測定します。
Jakosky主任研究員は、次のように言ってます。
「私たちは、火星の新しい視点および気候、液体の水そして微生物の生存適正の歴史を得るでしょう。」

コメント
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