火星への道

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テレコンで何が語られるか?

2014-09-10 15:45:44 | MSL

What'sNewによりますと9月11日10時 PDT(日本時間 9月12日2時)にCuriosityの探査の現状と今後の活動についてテレコンを実施するとのことです。

会議の参加者は、以下の通り
-- Jim Green, director, Planetary Science Division, NASA Headquarters, Washington
-- John Grotzinger, Curiosity project scientist, California Institute of Technology, Pasadena
-- Kathryn Stack, Curiosity Rover mission scientist, NASA's Jet Propulsion Laboratory, Pasadena. California

USTREAMで見れそうですね。
http://www.ustream.tv/nasajpl 

Curiosityは、Sol740時点(9月5日)で下記の位置にいます。
Amargosa Valleyの入口付近です。ここから当面の目標地Pahramp Hillsを目指します。(下の下の図を参照)
結局、砂地のHidden Valleyは、避けていました。(画像をクリックすると鮮明な画像が見れます。) 

また、Curiosityの当初計画の稼動期間は、1火星年となっており、追加予算が必要でした。
9月4日付けのSPACEFLIGHT NOWによりますと、結局、今後2年活動するための追加予算6,000万ドルを受けとることになりましたが、
審査委員会からは、かなり厳しく評価されています。
(水元さんに教えていただきました。ありがとうございます。)

今年の審査対象は、以下の7テーマでした。
①Curiosity
②the Cassini spacecraft orbiting Saturn
③the Opportunity Mars rover
④the Lunar Reconnaissance Orbiter
⑤the Mars Reconnaissance Orbiter
⑥the Mars Odyssey probe
⑦US contributions to the European-led Mars Express orbiter at the red planetでした。

Curiosityの探査は、科学的焦点と詳細さに欠けていると言うことで、7テーマ中で下位の方にランクされたそうです。
また、Curiosityの担当者が大きなプロジェクトなので潰せないという態度を露にしたと怒ってもいますね。 

そうは言っても、まだSharp山にも登っていない状態です。
せめて「long-term destination」までは行ってもらわないと納得出来ないのではないでしょうか?

2011年6月11日の当ブログ「厳しく言われていますが、内部監査ですね!」でも厳しく言われていました。
サンプル採取とかSoftwareとか、結局苦労してますね。
今回のテレコンで、この関係の話も出るのでしょうか?お楽しみ! 

コメント
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