火星への道

有人火星探査の実現を夢見て!火星ミッションの情報を提供しています。

Sharp山の麓を望み、新しい計画を語る

2014-09-13 12:04:44 | MSL

9月11日のWhat'sNewテレコンで発表された内容が紹介されています。
主に、今いる場所とSharp山の中腹の「long-term destination」へのルートとそこでの探査計画が述べられています。
詳細な調査計画は、こちらで見ることが出来ます。Mars Science Laboratory - Extended Mission 1 Science Plan (PDF)

Sol744にAmargosa ValleyからSharp山の麓であるPahrump Hillsを望む位置に来ました。
下図は、MastCamで撮影されたもので、手前がAmargosa Valleyでスケールバーの上にPahrump Hillsの路頭が見られます。



Sol744(9月10日)のCuriosityの位置は、下図のとおりです。
下段中央の白っぽいところあたりを通って山登りに取り掛かるものと思います。

今後のルートは、従来登山口とされていたMurray Buttesには行かずに下図のルートを取ることとしました。
見た目でもかなり距離を節約できるようです。
ただし、路面がどうでしょうか?ホイールの損傷状況が心配ではあります。 

下図は、その先まで含めた登山ルートです。

下図は、Galeクレーターの底部からMurray Formationを経てHematite Ridgeの地質を示しています。

下図は、上図のA-A´の地質断面図です。

MROのHiRISEからの画像は、こちら とこちら

下図では、GaleクレーターでAPXSによって今まで調査された結果を表しています。
"Wildrose" と"Bonanza King," でsiliconが顕著に多い傾向があったとのことです。

黄色の四角は、火星由来の隕石、赤の四角は、SpiritがグセフクレーターのFuzzy Smithで分析した結果です。 

こうしてみると「long-term destination」までの距離が正確にはわかりませんが、約8kmはありそうです。
上り坂だし、足が痛いし、興味深い場所がたくさんあるし・・・結構時間がかかりそうですね。
まだまだ、楽しめそうです。

Inspiration Mars が最接近した時に通信を交わせると面白いですね。
また、Mars Oneの最初のクルーが到着する時に出迎え出来るかも・・・

コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする