火星への道

有人火星探査の実現を夢見て!火星ミッションの情報を提供しています。

オールカマー

2012-12-05 12:12:12 | MSL

NASAのCharles Bolden長官が「オバマ政権が強力な火星探査計画を約束した。」と発表しました。
素晴らしいニュースです!
世界を巻き込んで2030年代の有人火星探査へ突き進む決定となります。
アメリカの現在の主導的地位を保ちつつ、開かれた形で全世界の英知を結集して、なんとしてでも火星を目指すこととなります。
2013年度の予算に5ケ年計画として盛り込まれる見通しです。
もちろん今後の経済情勢による影響は、懸念されますが、宇宙開発への投資が新しい世界を開くものだと思います。
戦争に依存して兵器や武器産業による景気維持を計ることは、非人道的でもあり、行き詰っているのだと思います。

世界に平和を!みんなで火星を目指しましょう!

とにかく、今年の8月6日Curiosityが無事にGaleクレーターに着陸したことが大きかったですね~
「火星探査計画を再構成するという挑戦は、Curiosityの着陸の"恐怖の7分"から"7年間の革新"のスタートに変わりました。」とJohn Grunsfeldさん(NASAの Science Mission Directorateの副長官)が言ってます。
本当に天国と地獄の差があります。Curiosityが着陸失敗していたら、と考えると恐ろしいです。
火星探査の予算が大幅に削られてきた訳ですが、一転して2020年に新規の探査計画が認められるなんて・・・
このミッションは、Curiosityの財産を生かして進められます。
ロケット、探査機、着陸方式等実績あるものを使用することでコストを削減でき、安全性は保証されることとなりますね。
科学探査の為の機器類は、オープンに全世界から調達する方針です。
時期も良かったのでしょうね。
2018年と2020年は、大接近となります。(最接近距離:2018年=5,759万km、2020年=6,207万km)

今後の計画は、以下の通りです。ESAのExoMarsにも積極的に参加するようです。

2013年   MAVEN
2016年   InSight
         ExoMars
2018年   ExoMars
2020年   新探査計画
2020年代 サンプルリターン 
2030年代 有人火星探査

コメント (2)
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