12月10日のブログにEmily Lakdawallaさんが1965年にMariner 4によって撮影された画像を紹介しています。
温故知新ですね。
下図は、Mariner 4が撮影した場所を示すものです。
興味深いのは、ベースとしている火星の地図です。
マリナー計画のために使用された1962年時点の米空軍の火星図には、運河が記載されていたんですね。
下図は、Mariner 4によって撮影された画像です。
現在のMRO等の画像と比較するとかなり分解能が低いですね。
下図は、Mariner 4 と Vikingオービターの画像を比較したものです。
Mariner 4は、1965年7月15日 01:00:57 UT (7月15日 10:00:57 JST)に火星へ最接近し、火星表面からの距離は9,846kmでした。
人類が目にした最初の火星のクローズアップ写真です。
Emilyさんが仰ってますが、もっと詳細に見ることが出来たら火星探査は、異なった結果となっていたかも・・・
最初に良く見えていたら、火星への興味が薄れて現在のような探査技術の進歩も無かったかも知れませんし、
もっと張り切って探査に打ち込んで、既に人類が火星に行ってたかも知れませんね。
現在、私たちは、火星に関してもっと詳細で膨大な画像データーを持っていますが、それでもこのお隣の惑星を理解するには、十分ではない・・・
やはり、私たち人類が火星の地を踏んで直接調査するしかないようです。