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柄目木庵

良寛さまに思いをよせながら。

クラブミーティング2月

2006年02月09日 | アマチュア無線
 一月のクラブミーティングは、所用があり欠席だったのですが、今月はばっちり出席できました。

 毎度の事ながら、新津支所市民会館研修室での夜7時から10時まででしたが、時間が足りませんでした。最近は参加者もほんとにハム(アマチュア無線)が大好きな方だけの出席となっています。
 それだけに、その思い入れや話題には事欠かないようです。

 今回のテーマはメーリングリストを通じて、事前にその予定(話題)が知らされていました。
(1)真空管を使った製作講習会はどうだろう。
(2)W(アメリカ)のコールサインをJA(日本)でとる方法
(3)バンド・プランについて
など。

 予定時刻前には、BS放送受信上のノウハウなどが話題になっていました。
私も、私の「FT-847無線機のコンピュータ制御」について、この道のベテランOMにいろいろと教わりました。
改めてFT-847の優れている機能にびっくりしました。知らなかった、利用しなかったことの不勉強さに気づかされました。衛星通信での活用を考えてみようと思っています。

 (1)については、新津クラブとして外部にも公開した形での講習会はパーツをそろえられるかどうかなどの点でも問題があり、まず無理ではないか、ということでした。
講習会のテーマについては継続審議ということでした。

 (2)については、いつもミーティングを有意義なものにしてくださるOMさんが資料を準備されていました。
その具体的に国内ボランティアの利用や試験の科目など、わかりやすく説明していただきました。
 USのアマチュアバンドとその資格をみると、エクストラ級でないといかんなあ、と思われました。
また実際の試験問題なども紹介されましたが、たいへん「実際の運用」にかかわりのある問題が出題されているようで、なんとかなるようだという感触をもちました。
 さあて、私の場合は現状にどっかりと座り込んでいるので、モチベーションにイマイチですが。

 (3)については、バンドごとの皆さんの運用状況や「こだわり」などが次々と紹介されました。とても興味深く面白くうかがうことが出来ました。皆さんにはそれぞれの目当て、目標があって長く長く続いているんだ、と再確認でした。
 それぞれの局長さんには、それぞれの「楽しみ方やこだわり」があり、やっぱり「アマチュア無線」というのは「King of Hobby」だと実感しました。

Valeryさんとの再会

2006年02月07日 | アマチュア無線
 昨晩のこと、9時半を過ぎた頃いつものようにローバンドのワッチ。
 
 Top Band 1.9MHzで九州の局と通信。
Calsatを立ち上げて「VO-52衛星の軌道と時間」を確認。まもなく通信可能な時間が来るようだ。
Rig(通信機)のスイッチを入れて衛星モードにして待機する。
私の方から衛星へは435.260MHz、予定では衛星から145.884MHzあたりに私の電波が帰ってくるはずである。

 幸い自分の電波はすぐに確認できた。さあ、変化する衛星からの電波を捉えながらのCQ(どなたか応答願います)を出す。この操作がたまらないのである。
今宵は衛星の軌道がよくてダウンリンクがとても強かった。
しかし、おわってみれば2局との交信で終わった。

 お風呂前にもうちょっとというわけで、3.5MHzを聞く。
「CQ CQ de UA0ZC」というシグナルが聞こえてきていた。
どうも聞いたことのあるコールサインである。呼びかけてみた。
すぐに応答がありQSB(電波の強弱)の中ではあったが、お互いに599のレポート交換であった。

 通信を終わり「Hamlog(通信日記)」にデータを入れてびっくり!
僕もぼけたものである。
昨年の「粟島移動」で10MHzの私の電波に応答してくれたあの「Valeryさん」だったのだ。しかも、このたびのビューロー経由で送られてきたカードのなかにValeryさんのものがあったと、ほんの数日前のこのBLOGに書いたばかりではなかったか!
 このたびは、カムチャツカからの3.5MHzの電波に私が応答するかたちであった。「なつかしかった、うれしかった、カードいただきましたよ」などの一言をなぜ添えることが出来なかったのだろうと、ものすごく残念に思った。

 いつか、みたび彼のシグナルを捕まえることが出来るであろうか。

衛星通信への工夫

2006年01月17日 | アマチュア無線
 我が家の例のグランドプレーン・アンテナ(50,144,430MHz)は、タワーの10mくらいの高さのところに設置してある。

 そのアンテナが最近、風雪の影響で垂直の状態から水平になっていた。
その水平状態が意外と衛星通信(Via VO-52)によかったのである。
ところが最近だんだんと受信シグナルも弱くなり、ほとんどQSOできなくなってきた。外に出て見上げるとアンテナは先端部を下に下げ始めて、水平状態からさらに30度くらい傾いてしまっていた。
春になってタワーに上れるまで待つより仕方ないようである。

 ところで、自分のダウンリンクを見つけることは、だんだん経験的に慣れてきて以前よりはうまくなってきていた。また、見失ってもすぐに再発見できるようにはなってきていた。
 しかし、この周波数関係はコンピュータ制御で、ラクチン運用が出来るように「ソフトとハード」がすでに存在する。簡単なハードというが僕の実力では,おいそれと言うわけにはいかない。

 そこで、送信周波数固定(435.250MHz)でシミュレーションしてみた。
その結果、
衛星が近づくとき
衛星が受け取る電波はドップラー効果で約10kHzプラスで435.260MHz。
それが衛星で2m帯に(逆ヘテロダイン)変換されて145.890MHzでこちらにやってくる。
当然ドーップラー・シフトがあり約3.5kHzプラスとなり145.893.5MHzとなって地上の我が家で受信できることになる。
 このようにして、衛星が地平線上に現れて(AOS)、しばらくはこの周波数近辺で聞こえることになる。

 衛星が頭上近く(Max.EL)を通過する前後で受信周波数は大きく高い方に13kHzくらい変化する。
手動での運用がかなり難しい時間となる。

 衛星が遠ざかるとき
衛星が地上から消える(LOS)までについてもドップラー・シフトを計算した。
詳しいことを避けるなら、衛星からの電波は145.906.5MHz近辺で聞こえてくることになる。

 このようなわけで、事前に送信周波数固定を
435.235MHzから435.265MHzまでを1kHzごとに、
そのときのAOS、Max.EL、LOS に対応する受信周波数を見やすい一覧表とした。

 昨晩は検証をかねて、435.260MHz送信、対応する145.884MHzでワッチ。
衛星が現れて、トトトを打つと聞こえるではないか。我がダウンリンクが。
衛星のMax.ELを過ぎて、これまた145.897に移りワッチ。聞こえた!

 ダウンリンクがこのようにうまくキャッチできることが、衛星通信の第一歩でもある。
高度の低いVO-52のような衛星は一回のパスが長くて10分ちょっと。
比較的周波数変化の少ない、AOSの後、LOSの前がタイミング的にはGoodのようである。

 ただ、いかんせんプアーなアンテナには泣ける!なかなかQSOできない。
しかし、今はエネルギーを蓄えておこう。
送信固定はCQを出して呼んでいただくには、とても都合がいい。
しかし、CQを出している局を呼ぶときの工夫がこれからの課題かな?と思っている。

 冬の夜をこのように楽しみながら過ごしました。
お立ち寄りいただいた方で、この衛星通信のことでいろいろと教えていただける方がおられましたら、ぜひよろしくお願いいたします。

水平型グランドプレーン

2006年01月13日 | アマチュア無線
 久々にアマチュア無線関連の話題です。

 以前に紹介したように、昨年末の暴風雪により私の「短波帯用の垂直アンテナ」は途中から90度折れ曲がってしまいました。
 ところが、今年に入り今度は「超短波用の垂直アンテナ」の本体が、Uボルトの潤みのために90度まわって垂直から水平状態となってしまっていました。

 不思議なものです。
その「折れ曲がりアンテナ」で、何度かQSO(通信)をしてみました。
今までと遜色なく電波は飛んでいってくれているようです。
 さらに、超短波用のアンテナ、今や「水平型グランドプレーン・アンテナ」となってしまったアンテナでのQSOも、ちゃんとやれるではありませんか。多少通達距離が短くなってしまったかもしれませんが。


先ほどの垂直アンテナは50,144,430MHz用のアンテナです。
そのアンテナを使って昨年末には「VO-52という衛星」を経由した通信にチャレンジして成功していました。
この衛星通信では、430MHzで衛星に電波を送ります。そして衛星内で144MHzの電波に変換されて地上に降りてくるのです。
このために144と430MHzの両方が使えて便利なアンテナでした。

 ところが、お隣の家では微弱な弥彦山からのTV電波ではよく映らないので、近くに設置されている中継局からの電波を受信しています。
なんとこの中継局からの電波が、こともあろうに「垂直偏ぱ」なのです。
私の430MHzと極めて近い周波数のU-チャンネル受信に、私の電波がお隣のTV電波に影響を与えていたので、衛星通信をしばし休んでいました。

 そこで、あることに気づきました。
衛星通信を楽しむに「水平偏ぱ」の電波を使えば、お隣への影響はなくなることでしょう。私のアンテナはすでに「水平型」になってしまっていたわけです。
ひょっとして、うまくいくかもしれない、とひらめきました。

 さっそく、昨晩のことです。CALSAT32というソフトで衛星の現れる時間を調べて待機しました。
とりあえず聞こえてくるだろうか、という程度の期待ではありました。
 ところが聞こえてくるではありませんか、でも弱いな。
自分の電波が衛星から降りてくることを確認できました。そうなると聞いているだけという手はありません。
CQを出している局を呼んでQSO成立。相手に合わせるのが難しいのでCQを出すとすかさず呼ばれた。さらにもう一局。
 久しぶりの興奮であった。

 実は今宵も、先ほどのパスで2局とQSO。
しばしこのようなアンテナで楽しめるという発見は、とてもうれしいものです。
しかし、もともとグランドプレーン・アンテナでは性能的に不足しているようです。「559」程度のレポートが多い。無理も無い。

 春になったら、144,430対応の八木アンテナをタワーに上げようと思っている。そうなるとアンテナも衛星を自動追尾できるようにしたい。受信・送信もソフトを使って操作が容易に行えるようにしたい。
またまた夢が膨らんできました。

アンテナに被害!

2005年12月23日 | アマチュア無線
 今日はとんでもないものを見ることになりました。

 実は、今朝ほどは我が家のアンテナ群には、昨夜の寒波と降雪のためアンテナエレメントなどにはかなりの着雪がありました。いつもの着雪よりも少し太い状態だなあ、位に思っていました。
さいわい、朝から日が差して次々と着雪も溶けては落下していました。
 
 ところがです。お昼近くにひょいとアンテナを見上げて愕然となりました。
タワー上のマストトップに取り付けてあるバーチカルアンテナ「CHA250B(コメット)」の7m長のエレメントのほぼ中央部で90度近くの角度で折れ曲がっていました。
何たること!
いやー、我が目を疑いました。

 着雪と風による加重にぎりぎり耐えていたのでしょうが限界を超えたのでしょうか。

 聞こえも飛びも今一ながら、確かに一本のバーチカルアンテナで3.5から50MHzでの運用は可能でした。確かに優れものではありました。今年の春、JN7TRHさんにご苦労いただきタワーに上げたものでした。
そのとき、彼から「ちょっとひ弱な作りのアンテナですね」と言う指摘をいただいていました。それにしてもという気持ちです。

 忙しさに紛れて写真を撮っていないので、明日にでも撮ってここに載せようと思っています。     
               
それにしても、この状態では実に「格好悪い」のです。しかし、冬場とてもタワーには上れません。無惨な格好悪い姿をさらしているのは切ないのですが、やむを得ません。
春を待つよりしかたないようです。

いわきオーロラグループの忘年会

2005年12月15日 | アマチュア無線
 今日は朝からとてもよいお天気となりました。目の前の「五頭山」が銀色に輝いています。
同じ新潟県内でも、私どもの新潟市ではほとんど積雪はありません。けれども長野県境の「津南町」では積雪が2mを越えたとか。大変なことでしょうね。

 さて、先週土曜日には「いわきオーロラグループの忘年会」に参加してきました。このグループは来年、結成15周年を迎えます。
私たち夫婦はアマチュア無線を通じて、おつき合いが始まりました。すでに10年前後のおつき合いになるでしょうか。
 毎年、この時期に日本海側から太平洋側へのドライブを楽しんでいます。その年によっては、今年のように雪に見舞われてちょっと難儀をすることもありますが、これがまた楽しいことでもあるのです。

 かつては、100名を越えるアマチュア無線家たちが、オーロラGの呼びかけで毎年集まりました。さすがに趣味の多様化の影響はここにも押し寄せてきているようですが、それでも60名ほどの皆さんが参加されていました。浜通りの方々を中心に、中通り、会津などから、ほかに関東から、新潟からと言う風に、それはもう盛会となりました。
 私どもは毎年参加しているものですから、もうなつかしい顔顔となっています。ご挨拶にいとまがありません。

 今年は会場が割烹「正月荘」となり、高級感がありました。
 司会の方により手際よく、開会の挨拶、代表の挨拶、コンテスト表彰などと続き、乾杯。このときすでにかなりアルコールの試飲は進んでいる各局長さんたちでした。
 この忘年会では、各人が持ち寄ったアマチュア無線用の機器をなどのオークションがあり、名物イベントとなっています。私もほしいと思った物に値札を入れておきました。賑やかに、和気藹々と笑いのうちにいろんな物が引き取られていきました。私も「2トラ3パチのオープンリール」型のテープレコーダーがほしかったのですが、さすがに置き場所のことが心配になり値札は入れませんでした。
 私は何人かの競争相手がいたのに「2m八木と7MHzモービルホイップ」アンテナを手に入れることができました。
2m八木アンテナは衛星通信に使うつもりで入札したのです。

 この後、みんなで記念写真を撮り、さらに山のような賞品目指しての抽選会となりビンゴゲームが始まりました。毎年これが楽しみです。
昨年は「コーヒーメーカー」をゲットしている実績がありました。
 そして、なんと女房が一番上がりとなり「アウトドアー用毛布」、私が九番で「旅行バッグ」があたりました。もう、言うことありませんでした。

 予定通り忘年会は終了しましたが、皆さんまだ余韻を楽しみたいようです。
ちゃんと安い料金で二次会が用意されていました。EUYさんにつれられて「いわきの夜のネオン」を鑑賞しながら二次会場「銀のスプーン」に到着。

 大いに盛り上がり、楽しいチャットはつきることがありませんでした。
でも、ちょっと文章が長くなりすぎました。
せめて写真で、二次会が終わってもまだ別れがたい皆さんの様子をお見せしましょう。

 

冬型の気圧配置

2005年12月14日 | アマチュア無線
 今日はここ新潟市(旧新津市)でも、一日雪がちらついています。
屋根の上は白いのですが、道路などの積雪はありません。午後2時で気温は2度Cです。

 ところで、このところ冬型の気圧配置が続いているようです。
黒部のOMさんからも、お家の前の除雪の様子が写真で届きました。

 アメリカ東海岸からも、小さなスノーマンを作って遊んでいる孫たちの写真も届きました。あちらも雪が降ったようです。
きっと、クリスマスに間に合うようにサンタさんが降らせたのかもしれません。

 しばし、この柄目木庵も留守にしていましたが、昨日無事に戻っていました。

 そこで、いささか日にちがたってしまったのですが、先週末土曜日(12/10)に「いわき」に出かけたことから紹介してみます。
 当日も冬型の気圧配置でした。午前10時過ぎに新津ICから磐越道に入りました。福島県との県境に近くなるにつれて、まさに冬景色一色となりました。
トンネル、トンネルでようやく会津坂下です。ここでいったん降りて、49号線にでてすぐのところに「みやま茶屋」があります。
ここで早いけどお昼ご飯です。いつものパターンで「あんこ餅」をいただきました。すこぶるおいしくてたまりません。

 ぼそぼそと降る雪の中、再び磐越道へ。ところが会津若松ICで再び49号線に降ろされてしまった。降雪のため事故多発と除雪のために道路閉鎖となっていた。
磐梯熱海まで49号線走行となった。
猪苗代湖と磐梯山に挟まれたこの地域は、名だたる吹雪や地吹雪の名所である。
道路の氷結・圧雪それに一寸先も見えないくらいの吹雪となっていた。超のろのろ走行で長蛇の行列となって進んでいる。

 いささか運転も長時間となりくたびれてきていた。一瞬の吹雪の晴れ間に道路脇に喫茶店を発見。駐車場の積雪30cmくらいの中に突っこんだ。
この辺は「志田浜」、夏には猪苗代湖で遊ぶ人たちでにぎわうところである。
「おちば」という喫茶店の内部は白壁によりレトロな洋風仕立てとなっていた。
とてもすてきな雰囲気であり、いただいたブレンド「風」というコーヒーは粗挽きの爽やかなのみ心地のものであった。

 元気を出して走行。磐梯熱海から再び磐越道へ。阿武隈高原SAまでは雪や吹雪であったが、「いわき」へ一気に駆け下りはじめるとどんどんお天気がよくなってきた。いわきの市街地に入り、無線での誘導をいただきながら、無事に今宵の忘年会会場に到着。ホテルにもチェックイン。

 この続きは、また後で。

BLOGを読み返してみて

2005年12月09日 | アマチュア無線
 ひょんなことで、昨年の12月の柄目木庵BLOGの記事を読み返してみた。

 イヤー、今更ながらけっこう一生懸命書いていたんだなあ、という感じでした。
昨年は大きな事件がいくつもありました。そして雪が意外と遅く降って、降ったと思ったら根雪になってしまったんだな、ということがわかりました。

 ところで、明日は 日本海側から、はるばる太平洋側に行きます。
恒例のアマチュア無線グループ「いわきオーロラグループ」の忘年会なのです。
なぜか、毎年親しく寄せていただき楽しみにしているイベントなのです。
大勢のみなさんとの懐かしい再会がたまらないのでしょうね。

 たぶん、帰りにはいつもあちこちと道草を楽しんできているので、この柄目木庵もしばし不在になります。
帰りましたら、ずっこけたおみやげ話のいくつかはご紹介できるのではないかと思っています。
人呼んで、ぼくら夫婦を「まんたら夫婦」と呼んでいます。いつも、何かずっこけて、へまをしていて、このことがトレードマークとなっているものですから。

 では、しばしおやすみです。

夜半の嵐

2005年12月02日 | アマチュア無線
 昨夜から、すでに雷鳴が鳴り響き、今朝ほどは雨模様。
せっかく掃き清めた庭に、かなりの落ち葉が舞っていた。それにしても今年は雷の発生が異常に多いのではないかと感じている。

 昨日(12/1)、きれいになった庭の写真を撮って、このBLOGにも載せたのだが、
実はその写真の上のほうにはすばらしい「青空」と「松の雪づりの頂上」そして「我がアンテナ」があったのです。
何のことはない、こちらも皆さんにぜひ見ていただきたいと思っているのです。
まるで子供みたいですね。

 昨日、無線通信の交信証明(QSL)カードが届きました。
2ヶ月に一度の配達があります。
いつも待ち遠しいもののひとつです。例によりビューローからは宅急便できました。
いつもより少なく100枚ちょっとくらいです。
でも、外国からのカードが10枚以上ありました。僕の場合はこれでも多い方なのです。
 それらのほとんどが2004年の交信によるものです。
ずいぶん早く交換できることに、びっくりです。実は今までは3年くらいはかかっていました。
 USA、ポーランド、オーストラリア(Queensland)、スイス、中国、台湾、韓国、ロシアなどでした。交信を思い出しながらデータを処理することは、とっても幸せなひと時になります。
 また、昨年の「All ASIAN DX CW」コンテストの参加賞(参加証明)も届いていました。

 近いうちに、11月分のアクティビティー・レポートをKCJ(全国電信同好会)に、そしてカードを印刷して「アマチュア無線連盟のビューロー」に届けることになります。
これが、いずれ交換の形で帰ってくるわけです。
アマチュア無線家にとっては、このQSL(交信)カードの交換は、IT技術が進歩したこの時代でも、とても大切なものとなっています。

感激!衛星通信に成功!

2005年11月30日 | アマチュア無線
 昨晩のことでした。10時過ぎに日本上空にさしかかったアマチュア無線通信用の「人工衛星VO-52」を経由して、北九州市小倉区のHAMと通信に成功しました。

 このところ、電波のうちの短波を使ってのアマチュア無線は、太陽黒点が大変少なくなり、短波でも高い方の周波数をつかっての通信が困難になってきていました。
このようなことから、電離層も突き抜ける超短波をつかってのサテライト通信が賑わってきていました。

 私も、この機会にぜひサテライト通信にチャレンジしてみようと思い始めていました。
いつもは移動運用にということで車の中にある無線機(FT-847)をはずしてシャック(無線室)に持ち込んで、グランドプレーンアンテナ(50,144,430用)に接続しました。

 衛星がいつ日本上空に飛来するかは「CALSAT32」というフリーソフトを利用して確認できます。
ドキドキしながら145.9MHzで待ち受けると確かにトンツーのシグナルが聞こえてきます。ドップラー効果により聞こえる周波数が動いていきます。いかにも地球を周回する衛星による中継だという実感があります。435.25MHz付近で出している電波が衛星で145.9MHzあたりに変換されて衛星から降りてきます。

 第二段階は自分の出した電波が衛星から確かに降りてきていることを確認する必要があります。このことは意外に難しく、確認できてもすぐに見失ったりしてしまいました。でも、慣れると簡単なんだそうですが。
それでも3日間くらいは衛星が飛んでくると練習しました。

 第三段階は、いよいよ実際のQSO(通信)です。
昨晩のことです。安定して聞こえていた局長さんのシグナルの近くに私の電波を近づけていきました。短点をトトトと打ちながら送信周波数を変化させていきました。
すると、私のシグナルが入ってきたので、思い切って相手の方のコールを打ちました。みごとコールバックがあり、お互いに通信状況のレポート交換ができました。通信成功でした。バンザーイ!

 あっという間のできごとでした。相手の方のシグナルもすーと消えていきました。衛星が地平線に消えたようです。なんとスリルがあるのでしょう。心臓のドキドキが収まりませんでした。
実は、低軌道衛星なので通信のチャンスは10分くらいしかないのです。

 しかし、成功したとは思っても一抹の不安はありました。
今朝ほどのメーリングリストで、相手の方が私と通信できた旨のメールを書かれていました。改めてほっとすると共に感激が再度沸いてきました。

 いくつになっても何かにチャレンジしたりして、ワクワクするようなことを大切にしようと思いました。

きびしい週末でした。

2005年11月27日 | アマチュア無線
 この週末は、HAMのお祭り「CQ WW CW コンテスト」が行われました。
土曜日の21時から始まり、月曜日の午前9時に終わります。

 土曜日には、長男と孫が埼玉からやってきました。年末のスキー場に行くのに心配ないように、早めのスノータイヤへの交換が目的です。ランクルのタイヤは私どもの所に保管されているのです。

 この日の夜はアマチュア無線仲間(ときの広場)との忘年会が予定されていたのですが、後になって地域(隣組)の忘年会が入ってしまいました。
私のアマチュア無線が地域の中で気持ちよくやれるためにも、この忘年会は隣組の皆さんとの「マッチング(コミュニケーション)」のために極めて大切です。こちらの忘年会に出席となりました。
 幸い、おおいに話し弾んで、隣組同士の親睦を大いにやれました。

 とにかく、ちょこちょこと無線室にやってきてはトンツーでしたが、すぐに女房殿や孫に呼ばれて中断のやむなきに至りました。

 さらに日曜日には、所属する新津アマチュア無線クラブの忘年会でした。
連日の忘年会となりました。こちらもまた同好の士との語らいですから、それはとても楽しいものでした。

 それでも、忘年会から帰ってきて14MHzを聞きますが、さすがに聞こえません。午後にはあれだけ聞こえていたのが嘘のようです。
7MHzに移ると世界中からのシグナルが聞こえていました。しかし、ノイズレベルが高くて聞きとるにもなかなか厳しくて、さらに呼んでもなかなか取ってもらえません。何度も呼んでようやく自分のコールサインが送られてくるとほっとします。
 東からは「アメリカ東海岸」、西からは「ヨーロッパの果て」まで通信することができました。

 まことに慌しくて、集中できないコンテストでしたが今年もそれなりに楽しめたことを喜んでいます。とにかくこのコンテストが終わると一気に師走、年末となるというのが私の実感です。

CW-Japan新潟のミーティング

2005年11月19日 | アマチュア無線
 もう、11月も中旬。今年の忘年会は、アマチュア無線通信の電信(トンツー)が何よりも好きだという人たちのグループ「CW-Japan新潟」から始まった。

 新潟駅は待合室「Banana」に午後1時集合。あらかじめエントリーしていたメンバーがそろった。すぐに駅前近くの「越後和食・安兵衛」に移動。

 やがて、10名の顔がそろって、「飲み放題コース」が始まった。
実は、こと電信に関しては、駆け出しの私であるが、集まった皆さんは、大変な腕前の方々なのである。それらの人たちの話は、それぞれのアマチュア無線やトンツーに寄せる「思い入れやこだわり」である。耳を傾けながらの4時間が、あっという間に過ぎてしまった。
参加局はJA0FVU,JE0JAO,JF0FOH,JH7PKU,JG0AXT,JH0NEC,JA0EAI,JA0CGJ,JA0PPE,JA0AAQでした(順不同)。

 会場を移して、2次会で「おそば」をいただきながらも、なお話足りない。時間が足りないのであった。
 
 このような楽しみ・趣味を多くの皆さんと共有できることに限りない喜びを感じている。

クラブミーティングの楽しさ

2005年11月10日 | アマチュア無線
 月に一度ではあるが、待ち遠しいものがいくつかあります。

 その内のひとつが、私の所属するアマチュア無線の「新津クラブ」の月一の例会です。以前には、だらだらと雑談をして帰ってくるという形でした。

 ところが、クラブの「Tさん」がクラブ長さんになられてから、ミーティングには、必ずその月の「テーマ(話題)と発表者」が会員に事前に知らされるという形となった。
私などは、いつもミーティングには、いそいそと出かけることとなっている。

 もちろん、その背景には「Tさん」の「テーマと人の発掘」には並々ならぬご苦労があってのことではあろう。

 基本的には順番で担当者が決められて、すでにクラブ員を一巡している。幸い、多彩な実践や話題を持っているOMさんも多いので、発表者のお話などにいつも感心させられたり、意欲を喚起されて、満足して帰ってくるのである。

 昨晩も、市民研修室でのミーティング。夜7時から10時まで。
いつも時間が足りないくらいに盛り上がる。

 メインは「衛星追尾アンテナの制御のソフトとハード」。この日は「元クラブ長のTさん」の発表でした。ローテーター部分の模型まで作られて、室内での発表に備えられたのである。
衛星通信の長い経験から、制御装置やソフトの変遷、実際の動作などのデモ。
 もうひとつの「テーマ」は、「GPSの活用」について。
この方は、バイクツーリングなどが大好きで「ガーミンのGPS]を使って「カシミール」と組み合わせ、いろいろと楽しまれている。
その多彩な活用には目を見張るものがあった。楽しいだろうな、と思った。

 続いて、「フェライトコアーの見分け方」「単位記号の大文字小文字」、コンピュータ「メモリーの変遷」など、話題が続出、いずれも「目から鱗」のことであった。
 
 このようにして、月一の例会が終わり、もう次回の例会が待ち遠しくなっているのである。

QSLカードの印刷

2005年11月08日 | アマチュア無線
 月初めは、アマチュア無線の先月分の交信データを整理することからはじまります。

 先月もわずか170局(外国局50局を含む、このほかに記念局運用で100局ほど)ですが交信しているので、その整理からはじめました。
 各周波数ごとに、今月は幾つの都道府県と通信できたか、それにいままでのデータから通信できた都道府県の数はいくつになっているか、など。
 更に累積になりますが、今までに幾つの「市や郡」と通信できているか、「市郡区」合わせての通信ではどうか、など「ハムログやAJAPA」というソフトを使ったりして分析します。

 私は「全国電信同好会KCJ」にはいっているので、すべて電信での通信のデータに限り分析の対象になります。そして月初めのうちにKCJにメール添付で発送します。必ず一言を添えてレポートをしています。

 以上の結果が月半ば以降には、KCJ会報として「PDF」の形でメールで送られてきます。プリンターで印刷します。実に立派な月刊会報です。編集の方には頭が下がります。
たくさんの同好の方々の「レポートや”一言”それに投稿記事」など、それらは会員の皆さんの情熱やアクティビティの高さを示しています。
私は、この紙面からいつも「元気」をもらっています。

 一連のデータ分析が終わると、HAMLOGを利用して「QSL(交信)カード」の印刷となります。昨日、久しぶりに来てくれていた孫も帰り、ぽかっと空いた時間を印刷に当てました。今日中にビューロー宛て発送です。
 今月末(2ヶ月ごと)には今度はビューローから、私宛の「QSLカード」が届くはずです。およそ半年前の通信の成果がカード交換の形で私に届きます。

 私は外国との通信にも、せっせとビューロー経由でカードを送っていますが、時々しか私宛には来ません。でもそれでいいと思っています。外国には日本のように優れたビューロー(転送業務をしてくれる)がありません。それぞれのお国事情があることでしょう。
 
 それにしても今月末が待たれます。どなたとの通信のカードが届くのでしょうか。

JA0RLの移動運用

2005年10月19日 | アマチュア無線
 「受信環境クリーン月間」ということで、JARL新潟県支部でも「JA0RL」の県内移動が計画されたようである。

 監査長さんからの依頼で「JA0RL/0運用」の機会に恵まれた。
18日は主として「阿賀野市移動」、18日の夜と19日(午前中)は自宅のアンテナ利用であった。一日半のお楽しみでした。
 幸い、多くのOMさんたちの協力で、それなりの運用ができた。

 18日は、以前にこのBLOGで紹介した、SG230を中心にした新しい移動用システムを活用してみる絶好のチャンスとなった。
 指定のトランシーバはKENWOODのTS850(50W)でした。
私はTS950sdxを持っていて、使いなれているのでTS850も使え勝手がよかった。CWの復調音は私の好みに合っている。

 移動運用は阿賀野市は阿賀野川の堤防にある「防災ヘリポート」の一角を利用させていただいた。
写真に見られるようにアンテナを建てて運用に入った。
せっかくのオールバンド運用が可能なのに、残念ながらハイバンドは全くNGであった。7と10MHzでそこそこ呼んで頂いた。

 午後からは、急激に気温が下がり日もささなくなってきた。
ウィンドヤッケ程度では、寒さでガタガタしてきてパドルさばきもうまくない。
ほんとは、夕方までねばり3.5や1.9MHzの運用もぜひしてみたかったが、風邪をひきそうで、やむなく撤退とした。

 今日の午前中も自宅から運用してみた。昨日同様でハイバンドはだめであった。
しかし、18MHzでカリフォルニアの「W8KA」フランクさんに呼ばれて、とてもうれしかった。TS850(50W)にアンテナはコメットのオールバンド対応CHA250Bであった。559のシグナルレポートであった。

 かくして、楽しかった「JA0RL」の(私の担当した)運用を終わった。
 高周波アースの銅版を更に面積を大きくした。またいつか、出かけたい。