柄目木庵

良寛さまに思いをよせながら。

「冬支度」

2006年11月30日 | 日々これ好日
 はやいもので、11月も今日で終わりである。

 いつもの年より、ずっと暖かい日が続いているように思う。
しかし、暦を見ながら追いかけられるように「冬への準備」を心がけてきた。

 先週の日曜日には、我がチャレンジャーのタイヤをスタッドレスタイヤに交換。

 火曜日には、お天気の様子を見ていたらしく10時になってから「シルバー人材の3人組」の方が来てくれた。毎年お願いしている顔なじみの皆さんである。
 手際よくてきぱきと我が家の庭の「冬囲い」を始めてくれた。

 小さな庭なのであるが、不相応にも「松の木」が5本もある。
20年前の我が家の新築祝いに、親戚やご近所の方が記念にくださったものである。大切にしている。
正直なところ、松の木は「おしゃれ」なので、手を抜くと大いに乱れて樹形が保てない。
「冬の雪つり」と「剪定」は欠かせない。
他の樹木はさておき「松の木」だけは、私の手に負えないのである。
処分も考えたが、とても実行できないでる。せめてもと思い、樹高はそれ以上のびないように止めていただいている。
      
 暗くなった夕刻には、作業は無事終了。さすが「シルバー人材」のメンバーである。
私と同世代の方々ではあるが、なんとも輝いているのである。
休憩時、お茶を飲みながらの話題に加わることが楽しい。豊かな生き方だと思う。

 「冬支度」の一つに「インフルエンザ予防注射」があり。昨日、プチッとやられてきた。
そういえば、退職してから「風邪」を引いたことがない。現役のころはシーズン中には必ず風邪を引いていたように思う。
人混みにも余り出ない、無菌室的な生活と言うことであろうか。
喜ぶべきか、情けないと思うべきか。

 ここ数年は「炬燵」を用意したことがなかった。
しかし、「炬燵」のもつ独特の温もりや落ち着きは何ともいえない。
今年は、その炬燵も準備した。
 孫などが来たときに、一緒に入る炬燵もいいかな、などと思っている。
そういえば、炬燵での「うたた寝」というのは最高である。そんな贅沢はしばらく忘れていた。
「うたた寝」の導入に多くの本も実は買い込んでいる。
「文化への誘い、くらしのなかの科学技術、幕末・維新」などなど雑読である。

 さあ、冬よ!おいでください。お待ちしていますよ。 

忘年会シーズン開幕

2006年11月27日 | アマチュア無線
 さて、今年もいよいよ忘年会シーズンです。

 昨日(日曜日)は、午前中に「冬タイヤ」に交換しました。

 お昼には阿賀野市「村杉温泉・長生館」で「2006 チャリティー シャンソン コンサート」があり、チケットは義姉からいただいていました。
主催は女性版ロータリークラブのような「国際ソロプチミスト新潟・はまなす」という立派な女性達の組織でした。
 「シンガー・マサシ(地元安田町出身)」、ピアノ「大和 秀嗣」さんでした。
オープニングの「枯葉」からエンディング「愛の賛歌」まで、10曲ほどでした。「シャンソン」ならではの「人の哀しみや喜びそれに愛など」を切々と歌ってくれました。

 さて、夜には「村さ来」で、我が「新津アマチュア無線クラブ」の忘年会でした。
 このような会では、どんどんたばこを吸う方が少なくなってきています。
とてもありがたいことです。元ヘビースモーカーでもあった私です。
禁煙は簡単です。喫煙は「人迷惑な行為」だと認識できればやめられますよHi。

 飲むほどに酔うほどに話題沸騰、3時間という時間があっという間に過ぎました。
酩酊しながらも、来年に向けて皆さんが意気投合したことがいくつかありました。
*三アマに合格した人もいるので、CWによる「1st QSO」に挑戦しよう。
*来年は2007年、「2007QSO(通信)」を目指そう。
*年3回の移動運用のうち、一回は民宿などでの泊まり込み運用をしよう。
*五泉クラブの支部大会ホストを全面的にバックアップしよう。
などと、非常に意気盛んでした。さあ、どうなることでしょうか。


              
 ところで、今日(月曜日)は、これからJARLの「タワー保険」加入の手続きをしてきます。
簡単です。郵便局から振り込めば、それでOKです。

 私のタワーは、建柱以来すでに20年近くとなっています。
今まではタワーメーカーが紹介してくれた保険会社に例年保険をかけてきていました。
今度からJARL(無線連盟)が、お勧めの保険としました。
今までの風災害でもがんばってきてくれたタワーですが、いつどのようなことで第三者に被害を及ぼすかしれません。保険はタワー所有者の責任でもあろうと思います。

 それにしても、あちらこちらで、ちらほらと、「タワーは撤去しました」というお話も聞くようになりました。寂しく思います。
気力があっても、メンテをする体力的な面に自信がなくなってくるのでしょうね。

 私にも、いずれそのようなときがくることでしょう。
来年は「太陽も新しいサイクル」を始めるでしょう。
私も気分一新で我がホビー「アマチュア無線」を楽しむぞ!と思っている今日この頃です。

 忘年会シーズンに突入して、しきりに来年の事など頭をよぎるようになっています。


「BOSE」がやって来た。

2006年11月25日 | 音楽など
 実は、大変なことが我が家では起きました。
昨日の午後、その荷物は宅急便で届きました。

 私は、それこそ時間がたっぷりとれるときに、我が家の「リスニングルーム」で過ごします。
なんと言うことはない、ありきたりのシステムです。
パワーアンプとプリアンプもSONYです。スピーカーシステムはパイオニアのユニットを自作のキャビネットに組み込んだものです。
すでに30年以上、このシステムで楽しんできました。

 ところが、2階にある書斎(シャック)で過ごすことの多いことから、この部屋にも小さくてもいいから、音のシステムがほしいというのが長年の希望でした。

 今から30年以上も前に、職場で試聴して、その小さなシステムから流れ出る「驚愕の音」を私は体験していました。
それは、アメリカからの「小さな巨人・BOSE」のシステムでした。

 なんとその「ウェーブ ミュージックシステム」が来たのです。
我がリスニングルームにセットしてみました。写真で見てもその存在がわからないくらいです。

          

 さっそく手当たり次第にCDをかけてみました。
様々な分野、ピアノ曲、交響曲、オルガン演奏、ボーカル(Bocelli 枯葉、新井満 千の風になって)など。
驚く無かれ、私のシステムに一歩も引けをとりません。堂々の音と演奏なのです。
            
 むしろ、声楽や特にモーツアルとなどはとても素敵に、さらに生き生きと鳴っています。
Bocelliの声のつややかさ、クラリネット協奏曲の美しい響きが何ともいえません。

 今は、我が書斎(シャック)と言っても、何台かの無線機、コンピュータなどが乱雑に並んでいます、その残された小さな空間にBOSEをセットしました。
今もタイピングしている最中ですが、音楽が流れています。
ウィーンからのおみやげ「Wiener Mozart Orchester」による「クラリネット協奏曲 K622」です。
これがまた、たまらない演奏なのです。

乙子草庵を訪ねて

2006年11月22日 | 良寛さまのことなど
 昨日は、寺泊岬の「ホテル飛鳥」に泊まった。
いつもと言っていいほどよく利用している。何よりも「YH(ユースホステル)」並みのリーズナブルな料金がうれしい。

 加えて、同じ経営で道路を挟んで日帰り湯「太古の湯」が完成オープンしていて、宿泊客は無料で利用できるのである。

 「太古の湯」と「ホテルの湯」の温泉三昧というのは堪えられない。

 さて、今日のお天気は崩れるという予報であった。
遅めの出発であったが、まず寺泊の「アメ横」で「さんま一箱(25匹入り」を買い込んだ。お世話になっている女房の実家へのおみやげである。

 
 今日は改めて国上山の中腹「乙子草庵」を訪ねてみた。
良寛さまも60歳を過ぎた頃、さすがに「厳しい冬」を乗り切ることに不安を感じられたのであろう。
五合庵よりかなり下の方に位置する「乙子神社」脇の「草庵」に移られた。

 左手にちょっと見えているのが「草庵」である。
ここで過ごされた10年ほどの良寛さまは、円熟味もまして多くの事を学ばれ、多くの作品を残されたように伺っている。

 ここは、いつ訪れてみても、まず人には会うこともない。
五合庵とはまた違った閑静さが感じられて素晴らしいと思っている。

 このとき、ついに時雨れてきた。

 私たちは、この後の帰り道、思わぬ素敵な場所に遭遇したのである。

 再び「弥彦」経由で車を走らせていたが、「弥彦の丘美術館」の看板を目にした。
 それは丘の上のとても小さな美術館でした。
雨にぬれた「もみじ」がとても似合っていた。
 中にはいると、そう多くはない日本画、洋画、彫刻、書道などの小さな作品が品良く展示されていた。
 その中にとてもよく存じ上げている方の作品があり、うれしくなった。

 ちょっとした休憩コーナーがあり、そこで来訪者名簿があったり、感想を記入するノートなども置いてある。そして窓から見える丘の風情がなんともすばらしい。
私たち二人の名前を書き込んできた。
「冬の企画の案内状」をいただいて、時雨に包まれた美術館をあとにした。

久々の五合庵

2006年11月22日 | 良寛さまのことなど
 昨日は晴雨にかかわらず良寛さまの「五合庵」を訪れるつもりだった。
なんと小春日和の日差しとなった。

 「柄目木庵」の3年目を迎えるのに、しばらくご無沙汰状態であった「良寛さま」である。
懐かしいお方に会いたくて、いそいそと出かける、そんな気持ちだった。



 通り道となる「弥彦のもみじ谷」に立ち寄ってみた。
トンネルを抜けると、かろうじて残った彩りに、ちょっぴりホットした。


 国上山(くがみやま)の麓を駆け上がり駐車場に到着。
越後の古刹「国上寺(こくじょうじ)」の境内を通り抜ける。本堂が黄色に染まっていた。


 国上寺の庫裏前を通り、五合庵への道を歩く。
もみじの絨毯が敷き詰められていました。


 到着した五合庵は、先着の二人組が去った後、しばらく家内との二人だけの空間となった。なんと幸せなことだろう。
良寛さまは、ただにこにことされていたように思う。

 人のざわめきで、ふと我に返った。

 

満2年がすぎて

2006年11月20日 | 日々これ好日
 このところ連日、特に先週後半から、それなりに非日常的な生活でした。

 気がついてみたら、私のBLOG「柄目木庵」が満2年をすぎていました。
しゃかりきにならず、気ままに書けるときに書いてきたのがいいのかな、などと思っています。
 
 でも、2年前、この「BLOG・柄目木庵」の初日に書いた私の「思い」は全く変わっていません。
多くの方々が訪れてくださり、その方々の「お気持ち」を残していただいている事が、何よりの宝物だと思っています。


 我が家の「もみじ」が、それでも「ワインレッド」になってきました。
日があたると素敵なのですが、曇り空ではぱっとしませんね。
          

 
 次男家族のところでちょっと事情があり、週末、孫のS君あずかり朝夕の小学校への送り迎えなどをしました。
 夜は、私と一緒にやすみました。

 土曜日は晴れてきました。
それっとばかりに県立植物園に「虫取り」に出かけました。
寒くなってきているこの時期、トンボやバッタなどいるのでしょうか。
そして、孫の「虫取り網」に入ってくれる奇特な虫がいるものでしょうか。
  
           
 幸いなことに、赤トンボ2匹が彼の網に入ってくれました。
小さなバッタもとれました。獲物の入った虫かごを前に、おやつの時間となりました。


 その後は、おきまりのコースでした。何度入ってもその都度発見のある植物園のドームは、とてもお気に入りのようです。
    
            
 今回は、なんとあの植物「パピルス」に花が咲いていました。
それと大きな大きな「葉っぱ」がひときわ目立つ「たびびとの木」が目に付きました。名前が素敵ですね。旅人に安らぎを与える木なのでしょうか。


 かくして、今週も始まりました。
できれば、この「落ち葉の季節」が通り過ぎてしまわないうちに、
国上山の「五合庵」を訪ねてみたいと思っているのですが、どうなることでしょう。

連日の雨

2006年11月15日 | 日々これ好日
 昨日から雨続きです。我が家の「どうだんツツジ」だけが鮮やかです。
もう、冷たい初冬の雨のようで、外に出る元気がでません。

 家内が、昨日からお友達と「松之山町」に出かけました。
直江津まで出て、そこから「ほくほく線」に乗って「松之山」まで行きました。
そこの「美人林」という「ぶな林」の紅葉と「松之山温泉一泊」というコースのようでした。
 幸い、特に今日などは松之山の方のお天気は快晴だったとか。すばらしい紅葉だったようです。

 私の方は、久しぶりの「独身生活」でしたが、専ら本を読んでいました。
それは主として「自立」に関わる内容のものでしたが、実は宿題でもありました。

 この水曜日は月に一度の「トーク水曜会」でもありました。
この会は老若男女の数名が集まり、「地域学園」の一室で様々な話題やテーマで語り合う和やかな会です。
この会の今月の「テーマ」が「自立」なのでした。
私もにわか勉強でのぞんだわけです。
年はとっても「心の自立」はいつまでもと、願わずにはおれません。

 話題は「自立」から「いじめ」「虐待」そして生徒の「自殺」と続きました。
毎日毎日、新聞もTVも、つらい報道が続いています。
私たちも嘆くだけで抜本的な対策や妙案など思い浮かびません。息苦しさだけが残りました。なんともやりきれなさで、しまいに押しつぶされそうな気分になってしまいました。

 いつもの会とは、雰囲気が違ってしまい、次回の会のテーマも決まりませんでした。
偽りのタウンミーティングで、そして教育基本法の文言を変えるだけで、この事態の改善ができるのでしょうか。

もみじ

2006年11月10日 | お出かけ
 先日の大荒れのお天気で、ご近所のケヤキの大木の葉がほとんど散ってしまった。
実はかなりの落ち葉が風に運ばれて、我が家に集積するのである。

 今年は気にしながらも、お出かけもままならず、紅葉を愛でるチャンスもない。
「もみじが葉を落とさないうちに」ということで、昨日の午後、ごく近場の「もみじスポット」を駆け足で回ってみた。
すでに、今日は雨の一日となり、出かけることもできないでいる。
やはり、昨日の「お出かけ」は正解だったようである。

 我が家の裏山「秋葉山」の一角に「秋葉苑」という無料休憩所があり、その周辺 がスポットの一つとなっている
      
 大邸宅「古沢」さんの手入れの行き届いた紅葉も、どうもいつもの年より鮮やかさが乏しいように思われた。


 さらに車で一走り、新津丘陵の続き「金津」に出て、第二のスポット「中野邸の庭園」に回ってみた。
すでに日も傾き初めて、「もみじ」などが鬱蒼と茂る庭園内は薄暗くなり、私の安物のカメラには手ぶれも加わり、なんとも情けないピンボケ映像しか記録できなかった。
  
          
                
 ここでも「もみじ」の色に「ハッ」とするような鮮やかさはない。
寒暖の差は、これでもまだまだマイルドなのかもしれない。

 この「中野邸」の一隅にある茶寮「朝日奈」はとても落ち着いた雰囲気で、各種スイーツとコーヒーがおいしい。
もちろん、この日もおいしくいただいてきた。

冬の始まり

2006年11月08日 | 日々これ好日
 昨日(11月7日)は立冬とか、暦の上ではこの日から「冬」と言うことになっているようです。

 今年の立冬は、全国的に大荒れとなりました。日本列島の日本海側に前線が停滞し大陸からは寒気が流れ込んできていました。
全国的に強風が吹き荒れて、北海道では竜巻が発生して何人もの方が亡くなられました。
新潟東港では巨大なガントリークレーンが風で倒壊してしまいました。

 このようなお天気にも関わらず、私ども夫婦は午後から長岡市の「県立近代美術館」目指して高速道路を走りました。
全国的なニュースも知らずに、狂ったようなお天気の中を走りました。
こんな日には美術館もガラガラだろう、ゆっくり鑑賞できるだろう、と言うのが出かけた理由でした。いささか恥ずかしい気持ちもしています。

 ところが、美術館に入ってみると、ときには日も差し、けっこう入館者の多いのにびっくりしました。
 「新潟の仏像展」、以前から観たい観たいの思いだったのですが、ようやく来れたのでした。
    
           
                      
 今回の企画は「中越大震災復興祈念特別展 新潟の仏像展」ということです。
県内各地の寺社には、古代から近世にいたるまでの優れた仏像が大切に守られてきていました。文化財としての指定を受けている多くの仏像の名品を一堂に集めて展示をするという企画は初めてではないでしょうか。

 この世界のことには、私は全くの門外漢ではあるのですが、自ずと癒される思いが致しました。ずっと昔から多くの人々の祈りを受け止めてきた仏たちです。
 写真撮影が許されないものですから、帰りには記念誌「新潟の仏像展」を買いました。上の写真は、その表紙にもなっていた「薬師如来挫像 佐渡市国分寺」です。

 実は帰りの高速道も強風のため、かなり危険でした。
前を走る大型トラックが大きく傾いて、今にも倒れそうな様子です。さすがにスピードは出せないようで、みなさんのろのろ運転状態でした。


 さて、今朝起きてみると、我が家の庭は落ち葉の集積所となっていました。
風情があると言えばそれまでですが、後始末は大変です。
でも、確かに落ち葉のある風景は好きですから、しばしほっといてみるつもりです。
         
 アンテナ・タワーの周りも落ち葉だらけ。この季節、しばし、このような状態が続くことになります。       

小さな秋

2006年11月05日 | 日々これ好日
 今日で連休も終わりました。よいお天気が続いてくれました。

 埼玉の孫を送り出して、ホットしているところです。

 秋なのに、秋なのになどとと思いながらも、秋を愛でに出かけることができませんでした。
ところが、いつの間にか我が家の「サザンカ」が咲いていたのでした。
こんなに暖かいのに、なぜなんだ!などと思っています。
いつも「冬囲い」をする寒い頃に見事に咲いて、冬囲いを躊躇しているのにです。
     

 そこで、カメラを手にいつもの「私の遊歩道」に出かけました。
さいわい、そこここ「小さな秋」をみつけることができました。
          
                 

 近いうちに「秋葉山」や「石油の里」の紅葉を見に行こうと思っています。