柄目木庵

良寛さまに思いをよせながら。

リッチなひと時

2008年08月31日 | 日々これ好日
 昨日は、家内とのお出かけを楽しみました。

 午前中は「新潟県立万代島美術館」でした。
ここでは、8月から10月まで、「ポーラ美術館コレクション」の「モネ、ルノワールからマティス、ピカソまで」でした。

 「印象派の誕生」「モネの部屋」「ルノワールの部屋」「新印象主義」「ポスト印象派」「フォーヴスム」「印象主義とナビ派」「パリより」「キュビスム ピカソとブラック」などと実際の展示室ごとにまとめられていました。

 どういうわけか、高校時代は美術選択だったのです。
私でも、いつかどこかで、教科書や画集で目にしている作品と画家の名前ばかりでした。
そして目の前の「本物」の迫力に圧倒されてしまいました。

 「モネの睡蓮」「ルノワールのレースの帽子の少女」、この2作品を見るために訪れたといっても過言ではないのです。
しかし、「ゴッホ、ゴーギャン、ムンク、ルソー、ブラック、ピカソ」などの作品の前では、思わず足が止まってしまいます。その強烈な個性に打ちのめされました。

 
 午後からは、コンサートもあるので「りゅーとぴあ」に移動。
最上階レストランで食事の後、「りゅーとぴあギャラリー」で開かれていた「藤井克之墨彩画教室合同展」を観にいきました。
「藤井画伯」の若いころの作品が、我が家の玄関ホールに架けてあります。
スケッチの上から淡く彩色された、ほのぼのとした画風が好きです。

 藤井先生の教室の生徒さんたちの作品の数々、故郷の何気ない風景などが描かれていて、この作品は「あそこだな」などとわかる作品が多く、とても親しめました。
先生ご自身は、国外(イスラエルなど)にも飛び出され作品も厚みが増し、力強い色彩表現に変わられてきていました。日々の研鑽に頭が下がりました。


 さて午後の2時からは、コンサートホールでの「外山 啓介ピアノリサイタル」でした。
日本音楽コンクール第一位となり、昨年デビューリサイタル、今年のリサイタルツアーで新潟にお目見えしました。新進気鋭のピアニストでした。

 前半はフランスで活躍した作曲家の作品の数々、特に「ドビュッシー」の「月の光、亜麻色の髪の乙女」など、素敵でした。

 後半は「ショパンの作品」でした。
最初は「ノクターン第一番、第二番」、まさにピアノの詩人、ショパンの世界です。酔わせてくれました。
 突如「革命」、ショパンの思いが爆発しました。
「プレリュード 第13番、第14番、15番(雨だれ)」と続き、「舟歌」「バラード4番」と続いたのでした。久しぶりに「ショパンの世界」を堪能できました。
帰りに彼の「CD」を買うつもりでしたが、あまりの長蛇の列(CD購入とサイン会)となっていて、ついに断念して帰路に着いたのでした。


           
 明日から「九月」ですね。写真は「夏の思い出」とでもしましょうか。
暴風雨や地震それに猛烈な残暑など、ないことを願っています。

夏から秋へ

2008年08月26日 | フォトギャラリー
 今日は一日中、秋の風が吹き荒れていました。

 昨晩は白鳥の湖として知られる「瓢湖」に出かけました。
「大噴水」と「花火」に夏の夜の最後を楽しみました。
       

             

 そして今日は、過ぎ行く夏、やってくる秋の気配を撮ろうと思い、すぐ近くまで出かけました。
ちょっと派手にハイキーに撮って見ました。なにしろもう元気のない向日葵ばかりでしたから。
    
              
 もうコスモスがしっかり咲いていて、草むらからコオロギなど虫の音がしきりでした。

      
 そして、今年も稲の生育は順調なようです。頭を下げる稲穂に台風などの被害のないことを願っています。
            
 このショットは、じつはほんのかすかに、遠くのほうに「山並み」が見えませんか。これ、実は「佐渡の山並み」なのです。
風で日本海の水蒸気が吹き払われたときなど、とてもよく見えるのです。
「地球は丸かった!」ことを実感できるのでした。

 「夏よ!ありがとう」、「秋よ!よろしくね」という気持ちです。

ハムフェアー

2008年08月24日 | アマチュア無線
今年も「ハムフェアー」に行ってきました。
年に一度の「ハム仲間(アマチュア無線家)」の祭典です。
埼玉の孫と「XYL(家内)」を同伴しての参加でした。

 新潟も東京も、雨が振り出しそうな涼しい一日でした。
東京駅から京葉線で「新木場」、そして「りんかい線」で「国際展示場」へ。

    

        
 いつものことながら圧倒されるような建物と「びっくりオブジェ」です。

               

   
 入場すると、早速孫の「Yくん」の工作教室参加です。
昨年は「ICラジオ」でしたが、今年は「電波チェッカー」の組み立てでした。
どうも、感度がいまいちのようなので、あとでもう一工夫が必要なようです。
私の「ハンディー無線機」の電波に「ピカピカ、ピーピー」と反応していました。

      
 私はといえば、憧れの電鍵(電信用のパドルなど)売り場の前を何度も行き来していました。
憧れのパドルを何度も操作をしてみては、その感触にしびれました。
これなら存分にQSO(通信)できそうでした!
そして何度も財布と相談してみましたが、かなり高価でもあり、どうしても買うという決断ができませんでした。

 それでも、「CQ出版社」のブースで「ハムログ入門、実践ハムのモールス通信、電波法令抄録」などの本を購入しました。

         
 私の所属しているグループである「KCJ(全国電信同好会)」、「A1クラブ」や先輩たちの「SEA net」などのブースにご挨拶しました。

 毎年のことなので、見て回る要領もよくはなっているのですが、さすがにくたびれました。

 帰り道は「水上バス」でと思っていましたが、時間的に具合が悪く「ゆりかもめ」で新橋に戻りました。
 やがて上越新幹線は「大宮」で孫の「Yくん」とお別れでした。
およそ一ヶ月の新津での夏休みが終わったわけです。
パパとママが新幹線ホームに出迎えていてくれました。

 ほっとした私たち二人は、夕闇のせまる湯沢駅で下車。
家内がインターネットで予約しておいてくれた「NASPAホテルニューオータニ」で寛いだのでした。

新津夏祭り

2008年08月21日 | フォトギャラリー
 あちこちでの「花火や夏祭り」が終わるころ、私たちの「新津夏祭り」です。

 笛や太鼓の音にひかれて、カメラを首に下げて出かけました。

 夜の撮影に挑戦してみました。
雑踏の中では三脚など無理、私のフラッシュも非力、荒れることを承知で「ISOを1600」に、可能な限り光を求めて絞りを開けてみました。
      



       


 屋台を引く方も、乗る方も必死です。いささか乱暴な扱いが魅力なのでしょうか。汗が飛び散る夜でした。
          

            デジタルカメラの可能性、すぐにつぶれたり、吹っ飛んだりのデジタルではあるが、それだからこその表現の楽しみもあるのかもしれません。
とても、そのような特性を生かすには、まだまだ未熟な私でした。

 季節が確かに切り替わりつつあることを感ずるこのころとなりましたね。

お盆

2008年08月16日 | 良寛さまのことなど
 毎年のことながら、今年の月遅れの「お盆」も暑かった。
特に13日は猛暑でした。この暑さでは、ご先祖様もお帰りになるというよりは「千の風」になって大空高く吹き渡っていたのではないでしょうか。

 毎朝、律儀に咲いてくれる朝顔に、せめてものさわやかさをいただいています。
     

  私どもの「お墓参り」は、もう11日・月曜日に済ませていました。
私どものお墓のすぐ近くに、「良寛さま」の托鉢姿の小さな像があります。
今回は、後姿を狙ってみました。暑い中、托鉢を終わりとぼとぼと歩いて庵に帰る姿でしょうか。心なしか、お疲れの様子に見えました。

     

 お墓参りの帰りに「良寛さま遷化の庵跡」にもお参りしました。
         
石碑の前に寄り添うように咲く花は「貞心尼」の化身でしょうか。

 一昨日、昨日とまさに「集中豪雨的な雨」が何度も降りました。
そのために不快指数は200%でした。まるで「熱帯雨林」での生活のようでした。

 とはいえ、今日16日はご先祖さまもお帰りになるとか。
そっと秋風が吹き始めるころが来るのでしょうか。

鎮魂の夏

2008年08月10日 | フォトギャラリー
 我が家では、埼玉の家族を迎えて、いよいよ「民宿・柄目木」が大繁盛の状態です。
ピークはもう一家族を迎える今週の半ばでしょうか。がんばらなくちゃあ!

 連日の炎天続きです。
八月は、日本への原爆投下、各地への大空襲、そして終戦、辛いことですが忘れるわけにはいきません。
各地で、鎮魂の行事や夏祭りが盛んですね。

 我が家でも、お仏壇の掃除をしました。母の新盆です。

 さらに甲子園での熱戦、加えて今年はオリンピックです。いよいよ暑さが増してしまいます。
金メダルなんかどうだっていいじゃあないか。
マスコミの加熱振りが気になります。戦時中のプロパガンダと同じ構図じゃあないか、などと思うのは私だけでしょうか。

 歳時記では「秋」だなんて、とんでもない気がしますよね。
でも、そっと毛布を引き寄せる夜もあるようです。

 朝夕、気が向くと庭に水をまきます。
杉コケが生き返ります。でも朝顔の花を水の勢いで傷つけてしまいました。
「睡蓮・ひつじ草」が、いつの間にか葉の数を増やしていました。

  

        

             

      
 暑さが落ち着いたら「県立万代島美術館」に「モネの睡蓮」でも見にいきたいなあ、なんて思いながら暑さをしのいでいるところです。

八月突入!

2008年08月02日 | 日々これ好日
 暑さもこれからが本番となりますよね。
へこたれてなどおれません。埼玉の孫も到着、我が家は「民宿・柄目木」状態突入です。

 別の孫たちは両親とともに、今宵「北海道へのフェリー」です。
楽しい旅を!と願っています。

 昨日は、それでも「夏の風物詩」を、私なりに少し撮ってきました。

     
      
          
 しばらくは、写真道楽ともいかない日々となるかもしれないので、大急ぎで一回りしました。
「瓢湖の蓮」「芙蓉の花」「実り前の稲」など、いつか撮っておきたいものでした。フォトギャラリーというにはちょっと、という気持ちなのでした。