日本裁判官ネットワークブログ
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今日は「命」というテーマです。裁判官をしていると,このことはよく考えさせられます。是非見て下さい。コメントもよろしく。以下,NHKのHPからです。

第4回【命】

 三沢恭介(西島秀俊)は、島で起きた業務上過失致死傷の交通事故の裁判を受け持つ。保育園児を死亡させ、母親に重傷を負わせた新城瞳(ソニン)は、悪質な事故ではなかったため、逮捕即日に釈放され在宅起訴されていた。瞳にも幼い保育園児が二人おり、夫とは離婚して一人で育てていた。恭介は、実刑判決を下した場合に及ぼす被告人の幼い二人の子どもの養育のことと、悲しみに暮れ、被告人を憎む遺族の心情のこととで、執行猶予付きの判決にするか実刑の判決かを悩む。そんなとき、弁護士の畑夏海(浅野温子)が自分の父親も弁護士になる前は裁判官だったことを恭介に明かし、裁判官であった父との思い出を恭介に語る…。


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コメント
 
 
 
Unknown (ロー生です)
2007-11-06 23:37:17
戸籍の訂正を申立てた100歳のおばあさんは、なくなった息子さんとの約束を果たしたかったのですね。

しかし実際に、申立て人の軒先まで出向いて裁判官が話を聞く(それ以前に島への出張裁判?も実際あるんでしょうかね)ことがあるのでしょうか。

交通事故の判決(短期実刑)は妥当と感じました。ただ、息子を失った父としてはどのような判決でも納得することは出来ず、加害者も一生苦しみを抱えていくわけで、刑事裁判が事件当事者のこれからの人生にどう関わっていけるのか、という非常に重いテーマに考え込んでしまいました、
 
 
 
刑事裁判の意味 (ロー生です)
2007-11-06 23:37:56
戸籍の訂正を申立てた100歳のおばあさんは、なくなった息子さんとの約束を果たしたかったのですね。

しかし実際に、申立て人の軒先まで出向いて裁判官が話を聞く(それ以前に島への出張裁判?も実際あるんでしょうかね)ことがあるのでしょうか。

交通事故の判決(短期実刑)は妥当と感じました。ただ、息子を失った父としてはどのような判決でも納得することは出来ず、加害者も一生苦しみを抱えていくわけで、刑事裁判が事件当事者のこれからの人生にどう関わっていけるのか、という非常に重いテーマに考え込んでしまいました、
 
 
 
現地に行くことなど (瑞祥)
2007-11-09 00:41:40
今回は,途中からしか見ることができなかったので,若干ピンぼけがはいるかもしれませんが,お許し下さい。
申立人の軒先まで出向いて裁判官が話を聞くことは,ないわけではないですが,民事訴訟なら,通常は本人尋問として裁判所で聞きますから,少ないでしょうね。本人の家で,本人に直接聞く機会としては,例えば,現地和解,現地での進行協議,検証等でしょうか。私もいくつか経験があります。最近目立つのは,建築瑕疵が争われる事件で,瑕疵と主張される部分を実際に目にしながら,現地で説明を受けることがあります。書記官が慣れない手でビデオ撮影をしたりしています。

交通事故などで,子供さんが亡くなった事件は,民事も刑事も,気分が滅入ります。親御さんとしては,どんな判決にも納得できないでしょうし,その気持ちは良く理解できるのですが,かといって,その気持のままに判決をすることも当然無理ですから。償いは必要ですが,加害者にも今後の人生があるので,難しいですね。私達も,いつも悩みの中にいます。
 
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