当ブログの8月30日欄で紹介しましたが,今年の9.11,つまり本日,予定どおり新司法試験の合格発表がありました。目安よりも若干下回った数字になり,これをどうみるかですが,下記東京新聞記事(抜粋)には,目安を下回ったという認識はないとの法務省人事課のコメントが掲載されています。ご意見のあるかたは是非どうぞ。なお,正式の法務省の発表内容は,法務省のウエブサイトをご覧下さい(http://www.moj.go.jp/SHIKEN/SHINSHIHOU/h20kekka01-4.pdf)。(瑞祥)
記
法務省は11日、法科大学院修了者を対象とする2008年新司法試験の合格者2065人を発表した。今年の合格者は2100-2500人が目安とされたが届かず、合格率も前年を7ポイント下回る33%。
法務省人事課は「合格者が目安を下回ったという認識はなく、10年ごろに年間合格者を3000人にする政府方針に変わりはない」としている。
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法務省の発表を見ると合格判定は総合点940点以上となっていますが、これは昨年の合格判定925点以上よりも15点も高い基準です。
仮に今年も合格点が925点以上なら合格者は2280人であり、935点まで上げても2131人で2100人は超えます。
点数が悪いから合格者が予定数に達しなかったというならわかりますが、合格点を上げて予定数以下にしたわけです。
政治的意図がないのかどうか?
司法試験委員会は納得のいく説明をすべきです。