日本裁判官ネットワークブログ
日本裁判官ネットワークのブログです。
ホームページhttp://www.j-j-n.com/も御覧下さい。
 



10 最近車の助手席に,テレビ番組表の他に雑メモノートを置くことにした。車の運転中に,メモしたいという衝動が湧くことが増えたためである。主としては講話集などを聞いて感銘を受けた言葉や,聞いていて湧いて来る様々な思いなどをメモしようというのである。後で書き留めようと思っても,きれいに記憶から消滅していることが多い。単に聞き流すのはもったいないという思いが強い多くの場合には,停車してメモする。

11 帰路は一応仕事が終わっており,疲れや気の緩みもあり,また案外前夜仕事で無理をして睡眠不足で運転することも少なくないので,居眠り防止の工夫も大切である。居眠り防止策として種々実験した結果,有糖コーラがお勧めである。疲れた脳に糖分を補給すると眠気が覚めるような気がする。私は「覚せい剤」と称して活用している。ガムよりも効果的であると思う。最近は梅アメを嘗めることも多い。

12 帰路は気分転換に落語を聞くことが多い。何枚か落語のCDを持っているが,今後毎月1枚落語のCDを買うことにした。20枚か30枚集めるのである。そのうち特技として,「落語を一席」なんていうことにならないものか。大学時代に,「落ち研」という落語研究会に所属して,落語を特技としている裁判官も案外少なくないようである。

13 ところで,「目黒のさんま」なる落語を聞いていると,ある殿様が生まれて初めて焼きたてのさんまを食べるという話であるが,「うまいのなんの!」などと言うのを聞いていると,「そういえば暫くさんまを食べていないな」などと思うことになり,急にさんまが食べたくなったりする。そしてそのCDを買って間もないころ,何回かさんまを焼いて食べた。これは結果的に健康にも資することになる。
 「時そば」という落語では,暖かい日本そばをズルズルと食べる音がいかにもうまそうで,そばが食べたくなったりした。

14 そんな話を妻にすると,妻は呆れて「そんなに食い意地の張っている人は,やはり痩せるのは無理でしょう。」などと評価を下げたようである。「饅頭怖い」という落語を聞いても,さすがに饅頭を食べたくなるということはないが,落語には案外食べ物に関するものが多いから,用心が必要である。

15 落語も案外面白く,メモなどしておくと,飲酒歓談の際などの雑談の材料に使える物が多い。最も単に雑学に詳しく話が面白いというだけではつまらないと思っているので,その話の中に自分なりのウイットやユーモアの一捻り(ひねり)を加えて,多少高度な話題に作り替えようとすると,面白い作業ではあるが,結構大変ではある。(ムサシ)


コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )



« 「死刑囚永山... 地域住民の裁... »
 
コメント
 
コメントはありません。
コメントを投稿する
 
名前
タイトル
URL
コメント
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。