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読売新聞からです。この事件は,ニュースになることがとても多い事件であるように思います。少年事件における捜査,報道,審理を考えさせる事件でもあります。

「自白の信用性に疑い」大阪高裁が少年事件で家裁差し戻し

 大阪市住吉区の路上で2004年2月、当時、大阪地裁所長だった鳥越健治さん(65)が強盗被害に遭った事件で、大阪家裁で中等少年院送致の保護処分決定を受けた当時14歳の少年(18)に対する抗告審の決定が14日、大阪高裁であった。

 若原正樹裁判長は「少年や共犯者の自白には信用性に疑いがある」などとして、強盗致傷の非行事実を認めた家裁決定を取り消し、審理を家裁に差し戻した。

 刑事裁判の逆転無罪判決に相当する決定で、少年は差し戻し審で「不処分」となる公算が大きくなった。

 事件は04年2月16日夜発生。鳥越さんを転倒させ、約6万3000円を強奪、腰の骨を折るなどの重傷を負わせたとして、少年と、当時16歳だった少年の兄(20)、13歳の少年(17)が逮捕・補導され、その後、共犯として会社員(32)と建設作業員(29)も逮捕された。




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