日本裁判官ネットワークブログ
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読者の皆さんへ
 
今年もいろいろありましたね。恒例の司法十大ニュースを決めるために、裁判官ネットの
中での投票の他、読者の皆さんにも投票をお願いしたいと思います。次の要領で、ご自身
が重要なニュースと思われるもの10個を投票して下さい。10個は難しくとも、いくつかなら、
という場合でも結構です。よろしくお願いします。
(投票要領)
3点もの・・3つ
2点もの・・4つ
1点もの・・3つ
を選択し、コメント欄に返信して下さい。例えば、3点・・番号1、12、25  2点・・番号3,18、28
、45  1点・・番号5,17,38というように。 

平成27年司法十大ニュース候補

1 大崎事件、最高裁第2次再審請求を認めず。(2月)
2 裁判員裁判の死刑判決を破棄した高裁判決2件が確定へ(最高裁支持)(2月)。
3 日航の整理解雇解雇有効確定へ(乗務員らの上告を最高裁が棄却)(2月)
4 遺体カラー写真で、裁判員失神。辞任。(2月 京都地裁)
5 債権法改正へ法制審が答申(2月)
6 配偶者の遺産相続を手厚くする民法見直しを、法務大臣が法制審に諮問(2月)
7 強姦事件、再審開始決定(2月、大阪地裁)
8 滝井元最高裁判事死亡(3月)
9 大津いじめ事件で和解成立(3月、市が1300万円を支払い、いじめ対策継続な
  どの内容)。
10 昨年2月の衆議院選挙の選挙訴訟判決が続く(3月~4月。高裁段階で、違憲、
     違憲状態、合憲で判断が分かれる。)。最高裁では、違憲状態との判決(11月。違
     憲無 効の反対意見も二人)
11 JR西元社長3人、再び無罪(3月 大阪高裁、予見可能性なし)。検察官役の
    指定弁護士上告(4月)。
12 宮内庁参与に、竹崎前最高裁長官就任。最高裁長官経験者で初。(3月)
13 サッカーボールで事故。親に監督責任なしの最高裁判決(4月)
14 町田元最高裁長官死亡。「ヒラメ裁判官はいらない」の言葉あり。(4月)
15 法務省訟務局、14年ぶりに復活。局長に、東京高裁から定塚氏就任。(4月)
16 井垣元裁判官、少年Aの審判書を共同通信の編集委員に提供。同委員が寄稿し、
    文藝春秋に掲載され、神戸家裁が抗議(4月)
17 ハーグ条約子供返還申立て、加盟1年間(平成26年4月~27年3月)で16
    件 (うち、9件で子供の移送を認める。)。
18 福井地裁、高浜原発3,4号機の再稼働差止仮処分を認める(4月)。異議審で 
    は取消し(12月)
19 鹿児島地裁、川内原発再稼働差止仮処分却下(4月)。
20 鹿児島地裁、志布志事件国賠訴訟(選挙買収無罪事件)で、1人57万円500
     0円~460万円の認容判決(4月)
21 広島地裁、白内障患者に原爆症認定。国の新基準を覆す。(4月)
22 政府有識者会議、司法試験の合格者数を年1500人以上とする案を了承(5月
     )
23 最高裁、打ち切り補償を条件に、労災受給者の解雇可能の判決。(6月)
24 改正裁判員法成立。長期間に及ぶ事件を裁判員裁判の対象外に。(6月)
25 アメリカ連邦最高裁、同性婚を憲法上の権利として認める判決。(6月)
26 松江地裁西郷支部(隠岐の島)で、新たに弁護士が事務所を開設し、弁護士ゼロ
  ワン地域が解消(7月)
27 裁判所の情報開示の不服審査について、最高裁に第三者機関設置(7月)
28 佐世保高一同級生殺害事件で、長崎家裁、少年(16歳)を医療少年院送致(重
  度の自閉症スペクトラム障害など複数の障害があると認定。逆送選択せず。7月)
29 銀行のシステム開発失敗について、IBMのスルガ銀行に対する41億円の賠償
  を認めた東京高裁判決が確定(最高裁、7月)
30 大阪地検特捜部、大阪弁護士会の久保田弁護士を業務上横領罪で追起訴、被害合
  計4億9000万円(7月)
31 後見人の不正、4年半で被害196億円。大半は親族。弁護士や司法書士など専
  門職による被害は11億円余り。(7月、最高裁調査結果)
32 東京地簡裁、10年前から切手返還を怠る。総額160万円。対象個人・法人は
  1万200にのぼる。(7月)
33 集団的自衛権、安保法案で法律家が意見表明
    憲法学者3人の衆議院憲法調査会での違憲の意見表明(6月)
    各地の弁護士会の反対表明、デモなど(6月以降)
    山口繁元最高裁長官の集団的自衛権違憲の意見表明(9月)
    濱田邦夫元最高裁判事の「(違憲判断はないとの意見に対し)司法をなめたら  
    いかんぜよ」発言(9月、国会の中央公聴会)
    元裁判官75人が意見表明(9月)
34 刑訴法改正案(司法取引、取調べの可視化、通信傍受拡大)が衆議院通過するも
  (8月)、今国会では成立見送り。(9月)
35 福島原発事故で、強制起訴。東京地裁、検察官役の弁護士3人(2弁の神山啓史
  氏ら)を指定。(8月)
36 明治大学法科大学院教授が教え子に、司法試験問題(憲法)を漏洩発覚(9月)
  。執行猶予つき有罪判決(12月)。
37 司法試験合格発表。1850人。合格率23.1パーセント。予備試験組は18
  6人。合格率は、一橋大、京大、東大の順。合格者数は、中大、慶大、東大、早大、
  京大の順。(9月)
38 最高裁、在外被爆者にも医療費全額支給の判決。厚労省も約4200人の在外被
  爆者全員に医療費支払の方針決める。(9月)
39 エイベックス、JASRAC離脱。4月の最高裁判決(JASRACと放送局の
  契約方式は、他業者の参入を妨げ、独禁法違反の可能性ありなど)を受けて。(10
  月)
40 日弁連の「死刑事件の弁護のために」と題する手引が話題に。被害者参加制度に
  消極、原則黙秘などの内容。反対声明も。(10月)
41 大阪高裁、東住吉放火殺人事件の再審開始決定(平成24年)に対する抗告棄却
  ・刑の執行停止。異議審でも維持。(10月)
42 来年の裁判員候補者23万人に対し、寺田最高裁長官名で、裁判員参加を呼びか
  けるメッセージ送付(11月、参加辞退が多いため)
43 裁判官ネットの恩人2人死亡。ファンクラブ会長石渡照代さん(2月)、漫画「
  家裁の人」の原作者毛利甚八さん(11月)。
44 東京高裁、オウム真理教元信者菊池直子被告に殺人未遂幇助などで逆転無罪(1
  1月)
45 最高裁、刑訴法改正前の強盗殺人事件に、時効撤廃適用は合憲の判断(12月)
46 最高裁、女性の再婚禁止期間100日を超える規定部分を違憲判断(12月)
47 最高裁、夫婦同姓規定は合憲の判断(12月)
48 韓国ソウル地裁、朴大統領の名誉を傷つけたとして起訴された産経新聞前ソウル
  支局長を無罪に。検察が控訴断念し、無罪確定へ。(12月)
49 韓国憲法裁判所、日韓請求権協定違憲の訴えを却下。合憲性については判断せず
  。(12月)



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