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「健康あれこれ」(その1)

2013年07月06日 | ムサシ

1 私はおそらく自分がガンになることはないと思っている。それは現代医学はガンの原因を活性酸素であるとしており,その対策は自分なりに十分できていると思っているからである。この20年余り,健康遊びとしてガンの本も沢山読んだ。本を参考にして,私のガン対策は結構なレベルに達している。それでもガンになるかも知れないが,それはそれでもよいのである。自分で納得できる努力をした結果であれば,ガンになっても後悔はしない。ガンになったら,あれだけ努力してもやはり駄目だったかと大笑いをしたい気がするし,心安らかに悠然と死んでゆけそうな気がする。
2 最近ツボ揉みに凝っている。その気持ちの良さからすると,運動にガン防止効果があるように,ツボ揉みもガン防止に役立つような気がする。偶然家にあった木槌を事務所に持ち込んで,事務員が帰宅した後,熱心に「木槌肩たたき」やいろんなツボ揉みをしている。わがトレーニング一覧表にもその欄を設けた。
3 わがトレーニング一覧表に,「妻の肩揉み」という欄もある。ウイークデイは30分程度だが,週末などは長時間に及ぶこともある。夫婦ともにテニスをするので,先頃の全仏テニスや今放送している全英テニスは二人で案外熱心に見ている。大体ながら族で,ツボ揉みや各種トレーニングをしながら見るのであるが,週末には結構長時間妻の肩揉みをする。最長時間は2時間半というのがあった。ハラハラして見た感動的な試合のせいではあったが,私のあん摩の腕も上達してきたようである。また最近私は夜の睡眠中に伸びをして,足がつることが多かったし,妻の肩揉み中にも指がつることがあった。そこでいろいろと考えて,スポーツドリンクを毎日少し飲むことにしたところ,つることがなくなった。2時間半の妻の肩揉みの時も,指がつることはなかった。
4 後何年妻の肩を揉んでやることができるのだろうかと,ふと思うことがある。それは神のみの知ることなのであろうが,妻の求めるままに,せっせと肩を揉むことにした。
5 最近ガン医学の著しい進歩に関するマスコミ報道が増えている。あと数年で人類がガンから解放されるのではないかという報道もある。最近読んだ週刊誌の記事では,「FAS阻害薬」という特効薬が誕生しようとしているらしい。これはFatty Acid Synthase の略で,誰もが体内に有する脂肪酸合成酵素だそうで,ガン細胞の中にはFASが異常に増えており,ガンが増殖する際のエネルギーとして,FASが合成する脂肪酸が不可欠であるというのである。このFASの働きを抑えることができればガン細胞を餓死させることができ,かつ無害であるというのであり,既にマウス(ネズミ)による実験は成功しているということであり,後数年で実用化されるだろうというのである。これは20年前に発見され,研究が続けられた成果だということである。
6 あと数年か10年も生きておれば,ガンに関する状況も一変しそうであるし,IPS細胞の活用などで,人類は健康に関する新たな時代を迎えそうである。これは嬉しいことではあるが,私の健康遊びも20年を経過しているので,努力してきた私と,何の努力もしなかった人とが,まもなく同じ健康利益を享受することになるというのはいささか複雑な思いもないわけではないが,まあ素直に喜ぶことにしたい。(ムサシ)