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北海道新聞2024年6月25日 9:05
南米アマゾンに次ぐ規模の熱帯林が存在するアフリカのコンゴ川流域。長い間、森の中で暮らしてきた先住民族を札幌市などに招待し、アイヌ民族らと交流する事業に向けて準備を進めている。
「われわれの直接の祖先と同様、熱帯林の中で暮らしてきたアフリカの森の民は、人類の生き方の原型を残している。だが資源や森林の開発、農場や牧場の拡大などによって熱帯林の破壊が進み、彼らの暮らしが脅かされている」と訴える。
京都大で人類学を学んでいた1989年以降、2019年までの30年間、コンゴ共和国やガボンでの森林保護プロジェクトや調査研究に取り組んだ。野生生物の生態に詳しく、現地の言葉も流ちょうに話す。
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(共同)