先住民族関連ニュース

先住民族関連のニュース

タトゥー客容認に動き 道内の温浴施設 外国人に配慮

2017-07-18 | 先住民族関連
北海道新聞 07/17 15:39、07/18 06:32 更新
入れ墨(タトゥー)をした人の利用を容認する温泉やスーパー銭湯などが道内で増えてきた。これまでは暴力団関係者の排除を目的に大半の施設が利用を断っていたが、ファッションや風習などでタトゥーを入れた外国人観光客が増加しているためだ。一方、「怖い」「威圧感がある」などの理由から、拒否感を抱く利用者も多く、施設側は対応に苦慮している。
 「タトゥーのある客は基本的にお断りしますが、実際は黙認しています」。館内に「タトゥーお断り」の看板を掲げる後志管内ニセコ地区の温泉宿泊施設の担当者は、こう打ち明けてくれた。冬は利用客の9割が外国人。そのうち7割はタトゥーが入っているという。ただ、「夏は日本人客も多く、気にする人が多い。グレーな対応だが、特にトラブルはない」と話す。
 札幌市定山渓地区にある温泉施設はタトゥーの大きさにかかわらず一律に利用を断っているが、館内でタトゥーを隠せるシール(縦12・8センチ、横18・2センチ)を販売する。「知らずに来てしまった人には、隠してもらうなどして周りに配慮してもらう」という。「子どもが好奇心で指を差すのを気にする親もいる」ことなどから、今後も対応を変えるつもりはないという。
 一方、札幌市中央区の女性専用の温浴施設「こみちの湯ほのか」は、「一つが縦20センチ、横20センチ以内の大きさで、合計2個までの場合は入館可能」とし、明確な基準を設けている。
■「不快」「怖い」 根強い拒否感
 タトゥーと温泉の問題に詳しい札幌市の中村憲昭弁護士(45)によると、タトゥーをした人の利用を制限する法律や条令はない。中村弁護士は「日本では戦後の任侠(にんきょう)映画の影響で、入れ墨=ヤクザというイメージが植え付けられており、社会通念で規制を続ける施設が多い」と説明する。
 観光庁が2015年に全国の温泉施設を対象に行ったアンケートでは、約6割がタトゥーをした客を断っていると回答。理由の多くは「風紀、衛生面」への懸念だった。札幌市内のスーパー銭湯の担当者は「利用客が嫌がるので全面的に断っている」と話す。
 温泉フリーマガジン「ゆ~ゆ」を発行する「ライフラボ」(横浜)が、15年秋に読者約1200人にアンケートを行ったところ、タトゥーのある人について49%が「不快」、24%が「怖い」と回答した。
■グレーゾーン設ける必要も
 一方、13年に顔に入れ墨をしたニュージーランドの先住民族マオリの女性が道内の温泉施設で利用を拒否され、議論を呼んだ。これを受け、観光庁は昨年、タトゥーのある外国人旅行者が温浴施設を利用する際の施設側の対応事例集を作成。シールで隠したり、利用者が少ない時間帯に入ってもらうなどの例を挙げ、宗教、文化、ファッション等のさまざまな理由でタトゥーをしている場合があることに留意するよう呼び掛けた。
全文閲覧は電子版会員限定です。ログインまたはお申し込みの上、ご利用ください。
http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/society/society/1-0421853.html

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

環境保護活動家らの殺害、2016年は200人 4割は先住民

2017-07-18 | 先住民族関連
AFPBB News2017年07月17日 22:03 発信地:パリ/フランス

ホンジュラス・テグシガルパで行われた、2016年に起きた先住民族の運動家ベルタ・カセレスさんらの殺害について正義を求めるデモ(2016年7月4日撮影)。(c)AFP/ORLANDO SIERRA
【7月17日 AFP】2016年に世界各地で殺害された環境保護関連の活動家や抗議行動の参加者は少なくとも200人に上り、その4割が先住民族出身者だとする報告を、英NGO「グローバル・ウィットネス(Global Witness)」が13日、発表した。
 2002年に同NGOが記録を開始して以来、最悪の数字で、2年前の2倍となっている。また記録に残されていない事件もあり、実際に殺害された人数はさらに多いとみられている。
 命を奪うような環境保護活動家らへの攻撃は16年前よりもいっそう広がっており、昨年は24か国で起きている。殺害が確認された人々のうち、ブラジル、コロンビア、フィリピンが合わせて半数以上を占め、その後にインド、ホンジュラス、ニカラグア、コンゴ民主共和国、バングラデシュが続く。またそうした殺人事件の60%が中南米で発生している。
 グローバル・ウィットネスの活動家ベン・レザー(Ben Leather)氏は「地球を守る闘いは急速に激しさを増しており、人の命がその犠牲となり得る状況だ。より多くの国でより多くの人々が、土地を盗む者や環境を破壊する者らに対抗する選択肢しか残されなくなっている」と述べた。
 一方、殺害された人々のうちの100人は抗議運動などで関わっていた産業分野が特定できており、鉱山・石油事業が全体の3分の1、伐採と農業関連産業が5分の1ずつとなっている。
 また水力発電ダムも緊張を生じさせやすく、昨年3月2日にはホンジュラスで、活動家のベルタ・カサレス(Berta Caceres)さんの自宅に武装した男らが押し入り、カサレスさんを射殺する事件が起きた。4人の子の母親だったカサレスさんは、地元での水力発電ダム建設に反対していた。この事件に関わりがあったとして逮捕された8人の中には、ダムの建設会社の社員がいた。
 環境保護関連で活動家らが殺害されている国は熱帯に多い。そうした国々では鉱山、伐採、大規模な農業などがほとんど規制されておらず、水の汚染や土地の強奪、先住民の立ち退きなどが起きやすい。(c)AFP/Marlowe HOOD
http://www.afpbb.com/articles/-/3136006

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

シンヌラッパ、祈りささげる ポンアヨロ海岸で先祖供養祭

2017-07-18 | アイヌ民族関連
苫小牧民報2017/7/17配信

かつてこの地で暮らした先祖の霊に祈りをささげた
 白老アイヌ協会(新井田幹夫会長)主催のアイ・オロ・オ・コタン先祖供養祭が14日、白老町虎杖浜のポンアヨロ海岸で行われた。かつてアイヌ民族の集落があった同海岸で、シンヌラッパ(先祖供養の儀式)を行い、供物をし先祖の霊に祈りをささげた。
 ポンアヨロ海岸はかつて、アイヌ民族が生活をしていた集落があった。豊かな漁場でもあり、この地で長く、アイヌ文化が育まれてきたという。
 式典には、同協会や白老民族芸能保存会、登別古式舞踊保存会フンペ、虎杖小学校の児童など約60人が出席。
 祭事では、新井田会長が祭司を務め、この地で生活していた祖先へ祈りをささげるシンヌラッパを執り行った。参列した女性たちのほか、同小の子どもたちも先祖の霊を供養した。
 このあと、同小の子どもたちがムックリを体験披露。また、白老と登別の保存会が古式舞踊などを披露した。
https://www.tomamin.co.jp/news/area2/11736/

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする