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酒井充子(さかい・あつこ)さん(47) ドキュメンタリー3部作を完成させた映画監督 「台湾を撮り続ける」

2017-07-23 | 先住民族関連
産経ニュース2017.7.22 20:34
戦前、戦後の台湾を生き抜いた人々を15年間追ったドキュメンタリー映画3部作の最終作「台湾萬歳(ばんざい)」の上映が22日、都内で始まった。太平洋と山々に囲まれた南東部・台東を舞台に、日本統治時代生まれの元漁師や先住民ブヌン族の若者らの暮らしを描いた。
 第1作が日本時代に、第2作が戦後の戒厳令時代に焦点を当てたのに対し、今作では「太古から現代に至る台湾の時の流れ」を描き出した。題名は、激動の時代を乗り越えてきた人々への尊敬と、豊かな台湾の自然への畏敬の念の表れだ。
 映画の世界に入ったきっかけも、台湾だった。平成10年、映画のロケ地を見に訪れた台北のバス停で、高齢の男性に日本語で話しかけられた。「お世話になった先生に会いたい」と語る姿に心を動かされ、「日本に台湾の日本語世代の声を届けたい」と地方紙記者から映画関連の仕事に転職。14年から第1作に取りかかった。
 「台湾を撮れば日本が見える」と製作を続けてきたが、答えはまだ見つからない。「分からないから、撮り続けていく」。6月末に台東で開いた上映会で次作のテーマを聞かれ、こう答えた。「構想はまだ言えない。でも、台湾です」(台東 田中靖人)
http://www.sankei.com/world/news/170722/wor1707220030-n1.html


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アボリジニ少年ひき殺し事件被告懲役3年の判決

2017-07-23 | 先住民族関連
日豪プレス2017年7月22日
過失致死適用で判決後カルグーリでは緊張感
 アボリジニのエライジャ・ドハティ少年がモーターバイクを盗んだとして、車で追い回し、ドハティ少年を轢き殺した被告人に対して、パースの最高裁は、故殺から引き下げて危険運転過失致死を適用、懲役3年を言い渡した。
 ABC放送(電子版)が伝えた。
 この判決を不服とする人々が裁判所に突入しようとしたりして一時は緊張した空気に包まれた。
 カルグーリ・アボリジニの長老は、「判決は不正義、先住民族はがっかりし、怒っている。この判決は人々の気持ちをひどく傷つけた」と語っている。
 2016年8月、当時14歳のドハティ少年がモーターバイクに乗っている時に、そのモーターバイクの所有車に車で追われ、轢かれて死亡した時にも暴動が起きた。
 州最高裁の陪審団は6時間をかけて評議した。陪審団が評決を読み上げると傍聴席からは被告人と陪審団に向けて怒号が飛び、警備が呼ばれて陪審員を安全に外に連れ出す間、裁判が中断された。さらに、100人ほどの人々が先住民族の旗を掲げ、判決に抗議のデモを行った。
 抗議のデモを機動隊が取り囲んだが、ドハティ少年の死亡事故後に起きた暴動ほどのできごとはなかった。
 また、人々はエライジャ・ドハティ少年が亡くなった現場に集まり、ロウソクを点すなどしてドハティ少年への哀悼の意を表した。
 被告人の弁護人を務めたショーマス・ラファティ弁護士は、被告人の悔悟の念を法廷で伝えた。また、裁判中、被告人は、「前日にモーターバイク2台が盗まれたので、当日、警察に教えられて、グリブル・クリークに出かけた。亡くなった少年が盗まれたバイクを乗り回していたのだとっさに車で追い回す気になった。砂利道でモーターバイクのドハティ少年を4WCで追い回したことは危険な行為だったことを認めたが、犯罪行為ではなかった」としている。
 事件時には約100mを25秒かけて走り、時速67km程度になっていた。ドハティ少年のバイクが転倒して軽トラックの下に巻き込まれた。バイクに迫りすぎていたが、バイクが急に向きを変えたため、避ける暇もなかった」と証言している。
 事件翌日、被告人の自宅が焼き討ちされ、妻と2人の子供は安全を気づかってWA州から転居した。
■ソース
Elijah Doughty trial: Man jailed for three years over death of Kalgoorlie teenager
http://nichigopress.jp/ausnews/law_news/146888/

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