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2016年8月5日に開幕するリオ五輪。地球の裏側ブラジルと日本の住まいの違いと類似点

2016-07-10 | 先住民族関連
HOME'S PRESS(ホームズプレス)-2016年 07月09日 11時00分
フリーライター上江洲規子
バラエティ豊かな人種と文化は、歴史に起因

2016年8月5日に開幕するリオ五輪。
リオデジャネイロのコルコバードの丘には巨大なキリスト像がそびえ立っている
2016年8月に開催されるリオデジャネイロオリンピックを前に、注目を集めるブラジルとは、どのような国だろうか。
その歴史は決して短くはなく、紀元前1万1000年前には人々が暮らし始めている。その後1万2500年ほどの歴史は記録がないため詳細はわからないが、西暦1500年にポルトガル人のペードロ・アルヴァレス・カブラルの到来後はポルトガルの植民地に、そして1580年にはオランダの侵攻を受けて一部がオランダ領となる。
大規模なサトウキビプランテーションが作られると、先住民の多くが奴隷として働かされたが、労働力が足りなくなり、アフリカから奴隷が連行されてくる。そして17世紀後半に、サンパウロ出身のバンディランテス率いる探検隊によりミナスジェイラスで金鉱山が発見されたのをはじめとし、ダイアモンド鉱山の発掘が進むと、30万人以上とも言われるポルトガル人が、奴隷を連れてブラジルへ移住したという。
1809年、フランスの侵攻から避難したポルトガル王室がブラジル王国を作ったが、1822年9月7日にペドロ1世が独立決起を呼びかけ、1年半以上にわたる独立戦争の末、ポルトガルから独立。ペドロ1世の「独立か死か」という言葉はその地名から「イピランガの叫び」と呼ばれ、ブラジル国歌冒頭にもイピランガの名が登場する。また、9月7日は独立記念日に指定されている。
そして19~20世紀になると、ブラジル政府は労働力確保のため世界各地からの移民を受け入れるようになった。
この結果、現在のブラジルに居住する人種は、先住民をはじめ、ゴールドラッシュ時にやってきたポルトガル人、アフリカから奴隷として連れてこられた人々、そして19世紀以降に移民してきた世界各地からの移民の子孫と、バラエティ豊かな様相を呈するのだ。そしてまた、さまざまな文化も一緒に持ち込まれ、新しく生み出されている。たとえばブラジル料理の代表格ともいえるフェジョアーダは、黒人が豚肉の廃棄部分と豆を煮込んで作ったのが始まりだとされている。サンバやボサノバも彼らが生み出したものだ。
実は縁があるブラジルと日本との関係
日本にとってブラジルは地球の裏側で、季節は反対、リオデジャネイロやブラジリアの気候はサバナ気候だから、日本人の感覚にすれば暖かく、雨期は突然の雨に悩まされるかもしれない。
しかし、日本とブラジルには少なからぬ縁がある。まずブラジルの先住民族がアジアから航海を経てブラジルに到着していること。自然人類学では、日本の縄文人と東南アジアの人々にも類似点が多く指摘されており、遠く離れた国ながら、先住民には血縁があり、似たような文化を持っていたかもしれない。
また19世紀以降、日本からも13万人前後の人々が移住しており、現在では160万人の日系ブラジル人がいる。日本人移民100周年にあたる2008年には、日本ブラジル交流年として、日本とブラジルでさまざまなイベントが開催されたのも、ニュースなどでご存知の方がおられるだろう。日本人にとってブラジルは、決して「遠い国」ではないのだ。
日本にはない出費も?ブラジルの住まい事情
国内総生産で見ても、ブラジルはここ数年ずっと10位以内にランキングされる経済大国だ。物価も安くはなく、経済的な意味では、決して住みやすい国とは言えない。ブラジルの国土は広いから、大都市に住むのでなければ土地や家賃は安いが、特にオリンピックが開催されるリオデジャネイロの家賃は高騰しており、ワンルームマンションでも1500R$(1R$は約30円)以上が相場だ。生鮮食品は安く買えるが、加工食品や外食は日本より高くつく場合がある。光熱費や衣服代は日本とほぼ同じだから、留学や転勤などで数年住む程度なら、違和感なく生活できるだろう。
ただし、日本では必要のない出費もある。たとえば、ブラジルではメイドを雇う家庭が多いのだが、給料のほかにメイド用の部屋が必要となる。また高級住宅地では、住宅侵入強盗対策は必須で、都市部のアパートには必ず警備員がいる。国土の広いブラジルで、一戸建てではなくアパート住まいが多いのは、セキュリティ上の安心感からなのだ。
それでも日本では考えられないほど多くの犯罪が発生しており、警備員がいても、宅配業者や郵便局員を装って侵入する手口が多いようだ。また、公立の病院は無料だが、待ち時間が長く設備や衛生面の質が低いため、病気や怪我の際は私立の医療施設に行く必要があり、費用が高いので保険に加入する人が多い。
また、リオデジャネイロは特に治安が悪く、ファベーラと呼ばれるスラム街では犯罪組織同士、あるいは治安当局との間で、毎日のように銃撃戦が起きている。流れ弾で一般国民が犠牲になる事件も起きているから、ファベーラ周辺には近寄らない方が無難だろう。
拳銃で脅して金品や車を奪う強盗のほか、ATMまで拉致し、お金を引き出させて奪う「短時間誘拐」、「電撃誘拐」と呼ばれる強盗も多発しているから、夜間や人気の少ない道は避けなければならない。ブラジルで暮らすには、緊張感が必要なのだ。
明るくタフなブラジル人の気質
引っ込み思案な日本人がブラジルで暮らし始めると、最初はいろいろと戸惑うという。まずブラジル人は時間を守る意識が薄いので、几帳面な人はイライラさせられる。また自己主張がはっきりした人が多く、気持ちを察する文化がない。その代わり、「こんなことを言ったら気を悪くされないかな」と心配する必要もないから、進んで意見を言った方が良いのだ。
また、ブラジルといえばリオのカーニバルが有名だが、お祭りが好きな国民性で、独立記念日やカーニバルの日は、仕事を忘れてお祭りに参加する。それでも祭りが終われば疲れた様子も見せず仕事に復帰するというから、体力があるのだろう。
カーニバルは、日本語では「謝肉祭」と呼ばれ、イエス・キリストが復活するまでの46日間にあたる「四旬節」直前に行われるものだ。四旬節の間は祝宴が自粛され、食事に節制を求められるので、その前にお祭り騒ぎをしようというわけだ。ヴェネツィアの仮面舞踏会もカーニバルの一つとしてよく知られているだろう。
ブラジルのカーニバルは、ポルトガル人がもたらしたものだが、この日は黒人奴隷たちもお祭りへの参加が許されたため、顔を小麦粉で白くしたり、ボロシャツを着たりして、大騒ぎをした。これは、重労働に耐える奴隷たちのストレス解消のためもあり、リオのカーニバルにサンバがつきものなのは、この音楽が黒人奴隷により生み出された背景もあるだろう。
国民の気質も文化も違うが、日本人には浅からぬ縁のあるブラジル。オリンピックをきっかけに、お国事情に興味を持ってみてはいかがだろうか。
http://www.homes.co.jp/cont/press/rent/rent_00302/

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【大人のTV】人生を変える7日旅 2週連続スペシャル!「モデル・松島花×モアイの島・イースター島」(BS朝日、8日午後10時)

2016-07-10 | 先住民族関連
ZAKZAK-2016.07.08

. 世界中には、不思議な遺跡がたくさんある。エジプトのピラミッド、イギリスのストーンヘンジや中国の万里の長城…。
 世界の七不思議といった形でまとめられることが多いが、オカルトチックなところも含めて、40代以上の方は、子供のころ大いに想像力をかき立てられたに違いない。
 日本テレビの「木曜スペシャル」といったテレビ番組や学研のひみつシリーズ、ケイブンシャ(勁文社)の大百科シリーズといった書籍など、70年代はこういった未知の世界への興味を抱かせるものが多かったように思う。
 さて、番組で取り上げるのは、モアイ。渋谷のモヤイ像ではない。イースター島のモアイ。正真正銘のモアイ。人面を模した巨大な石像だ。
 通常で大きさは3・5メートル、重量20トンほどだが、大きなものでは20メートル、90トンというものも。島に900体も存在し、祭祀(さいし)目的ともいわれるが、その使途はいまだ解明されていない。だからこそ、今もって、「超古代文明」の存在を指摘する声も絶えない。
 ただ今回は、ナビゲーターはモデルの松島花なので、どっぷりオカルトものというわけではないので、ご安心を。
 タイトル通り「人生を変える7日旅」。リゾート地・タヒチを紹介した後、いよいよイースター島へと向かう。
 作られた時代によって異なるモアイの容姿、そしてモアイとはそもそも何なのか。知っているようで知らなかった本当のモアイの姿に驚かされるだろう。
 さらにモアイを作った先住民族の家を訪ね、島の伝統料理を味わう。過去に思いをはせるだけでなく、現代の目線からもモアイを体感するという試みは意外だ。
それにしても、モアイの実物を見たら、人生が本当に変わりそうな気がするのは、筆者だけではないはず。 (F)
http://www.zakzak.co.jp/entertainment/ent-news/news/20160708/enn1607081700016-n1.htm

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映画『彷徨える河』16年10月公開 - アマゾン奥地で交わる過去と現在、原住民と生物学者が生んだ物語

2016-07-10 | 先住民族関連
ウーマンエキサイト-2016年7月7日 11:55

映画『彷徨える河』が2016年10月より、シアター・イメージフォーラム他で全国順次公開される。
本作は、20世紀初頭と中盤にアマゾンに足を踏み入れた2人の白人探検家の手記に触発されて作られた物語。神秘的な幻覚や呪術に彩られたマジックリアリズム的な世界観を、美しいモノクロームの映像と情感溢れる多層に重ねられた音によって描き出した作品だ。
監督は、米エンタメ業界紙『Variety』にて、「2016年に注目すべき監督10人」に選出されるなど、 近年世界的な注目を受けているコロンビアの俊英、シーロ・ゲーラ。本作も2015年カンヌ国際映画祭監督週間芸術映画賞受賞、2016年アカデミー賞外国語映画賞ノミネートなど、数々の映画祭で高い評価を得ている。
■ストーリー
アマゾン流域の奥深いジャングル。侵略者によって滅ぼされた先住民族の村、唯一の生き残りとして、他者と交わることなく孤独に生きているシャーマンのカラマカテ。ある日、彼を頼って、重篤な病に侵されたドイツ人民族誌学者がやってくる。白人を忌み嫌うカラマカテは一度は治療を拒否するが、病を治す唯一の手段となる幻の聖なる植物ヤクルナを求めてカヌーを漕ぎ出す。
http://woman.excite.co.jp/article/lifestyle/rid_Fashionpress_24615/

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アイヌの踊りや言葉体験 千歳の小規模3校が社会見学

2016-07-10 | アイヌ民族関連
苫小牧民報  (2016年 7/9)

輪踊りのホリッパを体験する児童
 千歳の小規模小学校3校合同の社会見学があった8日、千歳市蘭越生活館=新星=で千歳アイヌ文化伝承保存会有志によるアイヌ文化授業が行われた。小学3、4年生17人が言葉や歌、踊りに触れて自然と共にある民族の生き方を学んだ。
 この日は支笏湖小、東小、駒里小中の児童が教員5人の引率を受けて市内の工場や施設を見学し、最後に同生活館を訪ねた。
 民族衣装を着た同保存会事務局長の中村勝信さん(72)が、昔は千歳川を埋め尽くすほど上って来たサケがいたことを説明。食料となったサケの皮を使って作った靴を見せた。「皆さん、イランカラプテ」―。続いて平井史郎副会長(73)が「こんにちは」「おはよう」「こんばんは」すべてを表すアイヌ語のあいさつを紹介した。
 「トアンペ・ヘマンタ・アン」(それは何ですか)。「タンペ・ジュース・ネ」(これはジュースです)。日本語とほぼ同じ語順でできる簡単な会話や「七つの子」などの童謡をアイヌ語で歌ってみる学習を進め、児童がすぐにすらすらと歌い始めた。
 元気いっぱいにホリッパ(輪踊り)も楽しんだ。中村さんは授業の締めくくりに言葉を贈った。アイヌ・モシッタ・ヤクサクペ・シネプ・カ・イサム―。「人間の大地に役に立たないものは一つもない、の意味です。皆さんも生きる中でそれぞれ役割を見つけてください」。学習に参加した東小の浅野七海さん(10)は「アイヌ語で歌ったのが楽しかった」と語った。
http://www.tomamin.co.jp/20160740423

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アイヌ刺しゅう作品並ぶ しらおいイオル事務所チキサニ

2016-07-10 | アイヌ民族関連
苫小牧民報 (2016年 7/9)

会場でひときわ目を引く大判のタペストリー
 白老町若草町のしらおいイオル事務所チキサニで、アイヌ刺しゅうの作品展が行われている。町内で刺しゅう作品を製作している複数の個人が出品したもので、子ども用のかわいらしいミニ着物をはじめ、バッグなど約40点を展示。ひときわ目を引く大判のタペストリーもあり、来館者を楽しませている。9月末まで。
 チキサニでは毎年、町内で活動している刺しゅうサークルの作品を定期的に展示。個人で活動している人にも参加してもらおうと、担当者が呼び掛けた。作品を製作したのは河岸麗子さん、河岸洋美さん、吉国幸子さんなど4人。会場には色鮮やかでさまざまなアイヌ文様が入った大小の着物やベスト、前掛け、バッグなどがずらりと並ぶ。
 このうち河岸麗子さんが8年前に2カ月がかりで制作したタペストリーは縦2・3メートル、横1・5メートルという大判。過去に北海道アイヌ協会が主催するコンテストで優秀賞を受賞したもので、奈良県のギャラリーで展示するなど多くの関心を集めた作品という。
 このほか、木の繊維で編み込んだアットゥシ織りの生地を飾り付けした手提げバッグもあり、楽しめる内容が特徴だ。
 チキサニでは期間中に入れ替えをしながら多くの作品を展示する考え。担当者は「個人で展示希望がある場合はぜひチキサニにご連絡を」と出品を呼び掛けている。
 問い合わせはしらおいイオル事務所チキサニ 電話0144(82)6301。
http://www.tomamin.co.jp/20160740402

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幻想的な雰囲気でアイヌ文化満喫 8月5、6日にポロトコタンの夜

2016-07-10 | アイヌ民族関連
苫小牧民報 (2016年 7/9)

来館を呼び掛ける伝承課スタッフ
 白老町のアイヌ民族博物館で毎年恒例の「ポロトコタンの夜」が今年も8月5、6の2日間で開催される。アイヌ民族に伝わる祈りや歌、踊りなどを夜間に体験できる特別プログラム。コタン内にかがり火がともり、幻想的な雰囲気を味わえるのが魅力だ。今年は町内の名店が限定出店する「しらおいマルシェ」も行う予定。両日とも120人限定で事前予約を受け付けている。
 イベント当日は午後5時40分から学芸員の解説付きガイドツアーがスタート。午後6時30分からは伝統家屋「チセ」のステージを会場に、エカシと呼ばれる長老の語りをはじめ、伝統楽器の演奏、歌、踊りなど45分間のプログラムで、アイヌ民族の伝統文化に触れる。周囲が明るい日中の定期公演とは異なり、ステージの照明といろりの灯火の中で踊りや歌を楽しめる。今年は踊りの内容を一部変更する予定という。
 今回は事前イベントとして、5日午後1時から「フッチ(おばあさん)のお話し」、6日は午後2時45分からアニメ「オキクルミの妹」の上映も行う。
 料金は博物館見学と公演のセットで前売り券が大人1500円、大学・高校生1000円、中学生500円。小学生以下は無料(要大人同伴)。当日はそれぞれ500円増となる。当日座席に空きがある場合は予約なしで参加できる。すでに多くの予約が入っているといい、希望者に早めの申し込みを勧めている。
 問い合わせはアイヌ民族博物館 電話0144(82)3814。
http://www.tomamin.co.jp/20160740399


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