先住民族関連ニュース

先住民族関連のニュース

手紙から知る“盛岡の先人”(岩手県)(動画)

2016-07-20 | アイヌ民族関連
日テレNEWS24-[ 7/19 12:08 テレビ岩手]
盛岡で生まれた6人の偉人・先人の手紙などを通じてその生涯を学ぼうという企画展が盛岡市で行われている。『盛岡てがみ館』で行われている企画展には、新渡戸稲造や米内光政など盛岡出身の6人の先人が友人や恩師に宛てて書いた手紙など45点を展示。言語学者でアイヌ語研究の第一人者、金田一京助が高校生にあてた手紙は、修学旅行先の北海道でアイヌの文化を学ぶにあたりアドバイスを求めた高校生に対し、その接し方やアイヌ語を教えたりと丁寧に受け答えている。文面には金田一京助の優しい人柄がにじみ出る。企画展は10月17日まで盛岡てがみ館で。
http://www.news24.jp/nnn/news88511619.html

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北斗星(7月19日付)

2016-07-20 | アイヌ民族関連
秋田魁新報-2016年7月19日 掲載
 北海道白老町(しらおいちょう)にアイヌ民族に関する国立博物館が建設されることになり、文化庁が来年の着工に向け準備を進めている。2020年の東京五輪に合わせて開館し、アイヌ文化を世界に発信していくという
▼開館を機に、再び注目されそうなのが「加賀家文書」だ。江戸後期から明治にかけ、北海道でアイヌ語の通訳として活躍した加賀伝蔵(1804~74年)は八峰町八森の出身。伝蔵が残した文献はアイヌ研究の貴重な資料とされてきた
▼千点に上る資料は、伝蔵が生活の拠点とした道東の別海町(べつかいちょう)に1998年に寄託された。文化庁の担当者も資料に強い関心を示しており、同町の学芸員は「国立博物館で特別展が企画されたら全面的に協力したい」と語る
▼伝蔵の業績が広く知られるだけでなく、東北とアイヌの関係について研究機運が高まることにも期待が膨らむ。昔は蝦夷(えみし)の国と呼ばれていた東北。調査が進めば、その新たな姿が浮かび上がる可能性もある
▼古代から北海道中心に東北にも居住していたとされるアイヌは、和人の勢力拡大に伴い15世紀半ば以降は大半が北海道に渡ったという。県内にもアイヌ語由来の地名は点在するが民族的、文化的なつながりについては不明な点が多い
▼哲学者の梅原猛さんは「日本の深層」(集英社文庫)で狩猟採集という共通の生活形態を捉え「アイヌは縄文の遺民(生き残り)であるとしか考えられない」と説く。東北とアイヌの関係は相当深いのかもしれない。
http://www.sakigake.jp/news/article/20160719AK0014/

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竹県長、瀬戸内アジア村を視察 開催予定の芸術祭の参考に/台湾

2016-07-20 | 先住民族関連
中央フォーカス台湾  2016/07/19 17:06

新竹県の邱鏡淳県長(前右)=新竹県政府提供
(新竹 19日 中央社)新竹県の邱鏡淳県長は18日、高松港エリアに登場した「瀬戸内アジア村」を視察し、台湾人芸術家が手掛けた作品などを鑑賞した。同県が開催を計画している国際芸術祭の参考にしたいとしている。
瀬戸内アジア村は、瀬戸内海の島々を舞台に3年に1度開かれる現代アートの祭典「瀬戸内国際芸術祭2016」夏会期に合わせ、18日に開幕。アジアの各国・地域の伝統工芸やパフォーマンス、グルメなどが一堂に会し、エリアをアジア一色に染めている。
新竹県は蔡英文総統が提案している台湾西部を南北に走る省道台3線をロマンあふれる道路にするプロジェクトに合わせ、9日から関連の展覧会を県内で開催。将来的には規模を拡大して国内外から芸術家の作品を集め、国際芸術祭とする計画を進めている。
邱県長は高松港エリアに恒久展示されている台湾人芸術家、リン・シュンロン(林舜龍)さんの作品「種の船」を鑑賞。今後瀬戸内国際芸術祭や新潟の「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ」と連携し、芸術を通じて地域を豊かにし、観光を発展させるほか、国際的な文化芸術交流によって存在感を高めていきたいとの考えを示した。
また、高松港にあるリンさんの作品周辺では、台湾の伝統文化を紹介するイベントを20日まで開催。飴細工の実演販売や担仔麺の提供、台湾原住民(先住民)タイヤル族のパフォーマンスなどが行われる。
(魯鋼俊/編集:名切千絵)
http://japan.cna.com.tw/news/asoc/201607190007.aspx

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ルイジアナ銃撃犯、「警官を待ち伏せ」 警察が見解

2016-07-20 | 先住民族関連
AFPBB News-2016年07月19日 04:16 発信地:バトンルージュ/米国

【7月19日 AFP】米南部ルイジアナ(Louisiana)州の州都バトンルージュ(Baton Rouge)で17日に警察官6人が死傷した銃撃事件について、同州警察当局は18日、米CNNテレビの取材に対し、銃撃犯は現場に急行した警官を「待ち伏せ」て銃弾を浴びせたとの見解を示した。
 事件では、ライフル銃を持った男がいるとの通報を受け現場に急行した警察官らが銃撃を受け、3人が死亡し、3人が負傷、容疑者の男は銃撃戦の末に射殺された。この男の身元について米メディアは、イラクで従軍経験のある元海兵隊員のアフリカ系米国人のギャビン・ユージーン・ロング(Gavin Eugene Long)容疑者(29)と報じている。
 今月7日には、テキサス(Texas)州ダラス(Dallas)でも、アフガニスタンで任務に就いていた陸軍の退役軍人が、警察による黒人射殺事件への報復として警官5人を射殺する事件が起きていたが、ロング容疑者に同様の動機があったかどうかは不明だ。
 ロング容疑者は昨年、コズモ・オーサー・セテペンラ(Cosmo Ausar Setepenra)に改名し、自分たちはアメリカ先住民族であると主張するアフリカ系米国人の団体「ワシトー・ネーション(Washitaw Nation)」のメンバーを名乗っていた。
 セテペンラの名で開設されたツイッター(Twitter)アカウントには、7日の銃撃後にダラスを訪れたという書き込みの他、白人を攻撃する投稿も多数あった。しかしロング容疑者が殺害した警察官のうち1人は黒人だった。(c)AFP/Leila MACOR
http://www.afpbb.com/articles/-/3094360

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危険!メドツが出るぞ/カッパにまつわる特別展

2016-07-20 | アイヌ民族関連
東奥日報 2016/7/18 10:35

「メドツが出るぞ」と書かれた看板を見る子どもたち
 青森県南地方で「メドツ」とも呼ばれるカッパをテーマにした特別展が16日から、八戸市博物館で開かれている。同市田向地区の名物で、撤去後に博物館蔵となった「メドツが出るぞ」と書かれた看板など67点を展示。カッパにまつわる歴史や八戸との関係を紹介している。
 会場では、茨城県・佐野子かっぱ祭り実行委員会が所蔵する「河童(かっぱ)の手のミイラ」のほか、江戸時代から現代まで、県内外のカッパが登場する書物や絵図などを展示。八戸市のカッパの伝承を紹介するパネルや、伝承に登場する馬屋を再現したコーナーもある。
 展示している「メドツ」看板は1976年、同市田向地区に当時あった用水路沿いに、水難事故防止のため設置された。2015年3月に用水路廃止に伴い撤去、看板を保管していた吹上地区防犯協会が同年5月に寄贈した。16日に特別展を訪れた同協会の佐藤雄三会長は「看板の展示をきっかけに、多くの人にメドツの事を知ってもらえれば」と述べた。担当の中尻貴之・南郷歴史民俗資料館学芸員は「看板は地域の文化がよく表れた資料」と話した。
 会期中に2回の講演会を開催。参加無料、申し込みが必要。テーマは7月23日が「アイヌにも『河童』がいるの?!」、30日が「メドツが出るぞ! -類家田んぼと八戸のかっぱ-」。特別展「かっぱ展」は8月21日まで。問い合わせは博物館(電話0178(44)8111)へ。
http://this.kiji.is/127588249442190841?c=75768590128873475

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天地人

2016-07-20 | 先住民族関連
東奥日報-2016年7月18日(月)
 絵本の「としょかんライオン」(ミシェル・ヌードセン著)のライオンは、ある町の図書館にやってきて図書館員を慌てさせる。でも静かにお話を聞くこともできるし、棚のほこりを払ったり、高い所に手が届くように小さな子どもたちを背中に乗せてあげたりと、よくお手伝いもするので人気者に-。
 こんな話は絵本の中だけと思っていたら、世界には子どもたちに本を楽しんでもらうために働く動物がいることを、写真絵本「図書館ラクダがやってくる」(マーグリート・ルアーズ著)で知った。
 ケニアの人里離れた砂漠の村へは、1頭で500冊を運ぶことができるラクダが本を届ける。タイの山奥の先住民族の人々へはゾウが運ぶ。ペルーではロバが活躍している。
 難民が住む地域や、交通が不便で経済的に恵まれない地域の人々にも等しく本を届けるため、各地の図書館員やボランティアが、動物の力も借りて移動図書館の運営に奮闘しているのだ。「移動図書館は、空気や水と同じくらい大切なものなのです」とアゼルバイジャンの図書館員が語る。
 だれにでも開かれ、いつでも本に親しめる図書館が身近にあるありがたさ。県内では29日、つがる市に市立図書館が誕生する。生きる力を得たり、暮らしの課題を解決したり。人を育て、地域の未来をつくる拠点であってほしい。
http://www.toonippo.co.jp/tenchijin/20160718015693.asp

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遺骨12体を浦河に再埋葬 アイヌ民族「コタンの会」

2016-07-20 | アイヌ民族関連
北海道新聞 07/18 05:00
 【浦河】日高管内ゆかりのアイヌ民族有志の団体「コタンの会」は17日、北大の研究者らが1930年代などに同管内浦河町杵臼(きねうす)の墓地から持ち去り、15日に同会に返還されたアイヌ民族の遺骨12体を、同町杵臼の墓地に再埋葬した。
 再埋葬に先立ち、アイヌ民族ら約80人が参加し、神に祈りをささげる伝統儀式「カムイノミ」が行われた。その後、遺骨を納めた12個の木箱を墓地に運んで並べ、アイヌ民族の衣装などをかけ、供物を添え、土をかぶせて埋葬した。
 コタンの会の清水裕二代表は「アイヌ民族にとって第一歩になった。全道にはまだ返還されていない遺骨も多く、取り戻す努力を続けたい」と話している。
 今回返還された遺骨は研究目的で持ち去られたとされ、浦河町出身のアイヌ民族らが2012年、北大に返還などを求める訴訟を起こし、今年3月に成立した和解に基づき、コタンの会に返還された。
http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/society/society/1-0294303.html


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7月17日:マイノリティーへの眼差し:区別と融合の両立

2016-07-20 | 先住民族関連
aasj.jp/news2016年7月17日
(7月14日The New England Journal of Medicine 、7月9日The Lancet、掲載論文)
 アメリカのオバマ大統領は、欧米各国が進めてきたマイノリティーに対する差別との戦いの象徴だったと思っている。同じように、英国のロンドン市長パキスタン系移民2世、またドイツの緑の党(同盟90/緑の党)の党首にトルコ系移民2世が選ばれているのを見ると、この傾向が着実に進んできたように思える。とはいえ、差別克服には自然感情を超える理性が必要だ。そのため、トランプ現象に見られるように、この努力はあっという間にポピュリズムに飲み込まれる。こんな時こそ、社会の理想とは何かを常に指し示そうとする努力は重要だ。
 その意味で、The New England Journal of MedicineとThe Lancetに掲載された、それぞれボストン小児病院のShuster氏らの意見と、メルボルン大学を中心とする国際研究チームの論文は、考えさせることの多い論文だった。   Shuster氏らの論文のタイトルは「Beyond bathrooms –Meeting the health needs of transgender people (トイレ問題を超えて〜トランスジェンダーの人々の健康ニーズに答えるために)」だ。
 昨年の5月、アメリカ最高裁で同性婚を認める画期的判決が出された。その時の判決文の格調の高さはアメリカが理想を求める国であることを明瞭に示している。(「No union is more profound than marriage, for it embodies the highest ideals of love, fidelity, devotion, sacrifice and family (結婚より深いつながりはない。なぜなら結婚には愛、信頼、献身、犠牲、そして家族のもっとも高い理想が実現している)(拙訳)」)。
 とはいえ、トランスジェンダーが社会に融合するには、トランスジェンダー以外の人間が理性で差別を克服することが必要になる。アメリカでは、トランスジェンダーの希望する側のトイレを使用させていいのか議論が進んでいる。事実、トイレの利用がトランスジェンダーが暴行を受ける最も多い原因になっている。さらに、学校でのトランスジェンダーの問題はもっと深刻で、イジメを避けるため我慢して尿道炎になったり、水を飲むのを我慢して脱水になったりする子どもがいるようだ。アメリカでは国を挙げてこの問題に取り組み、12の州政府が、この対策が適切でないと学校長を相手に訴訟を起こしているらしい。また、トップ500社のうちトランスジェンダーを認める企業が、2002年には15社しかなかったのが、現在では375社に達している。
  トランプ大統領が選ばれれば、これらの努力は水泡に帰すのではと懸念するが、それでも官民あげて理性でマイノリティーを受け入れるアメリカの努力は我が国のずっと先を言っていることを知る必要がある。
 この論文は、医師や医学者に対し、トランスジェンダーに対する準備を呼びかけるとともに、心や体についての研究を加速する必要を訴えている。実際、アメリカでさえトランスジェンダーの19%が診療を拒否され、28%がハラスメントを受けていると感じている。したがって、医療従事者がトランスジェンダーを知り、病院を変えることが必要になる。例えば、患者さんを呼ぶときMr/Ms、あるいはHe/Sheを使い分けることの重要性から、性転換手術後子宮頸部が残存することも考慮して、ガン検診を行うことまで、患者さんの側に立つ医療を徹底するため、理性に基づく徹底的な自己努力が必要だと説いている。そして、トランスジェンダーが、いつか右利き左利きの区別と同じように扱われる社会を目指すべきだと理想を指し示している。
  次の大統領選挙でもアメリカがこの理想を守り通すことを期待している。
  とはいえ、マイノリティーと社会を完全に融合する政策だけでは、マイノリティーの問題の最終解決にならない可能性を議論したのが次に紹介するThe Lancet論文で、タイトルは「Indigenous and tribal peoples’health: a population study(原住民、部族民の健康)」だ。
  2015年国連が理想として掲げた17の解決すべきゴールには、貧困、栄養、健康、教育、そして国内での格差問題が含まれる。この理想がどのように解決されているのか調べる一つの指標に、各国が抱える先住民、部族民の置かれた状況がある。先住民は例えばアメリカ、カナダのような高所得国のイヌイットから、パキスタンのような低所得国の遊牧民まで、ほとんどの国が抱える問題だ。もちろんわが国でもアイヌは私たちの子供の頃は重要な問題になっていた。
  この研究では、国際チームが組まれて、23カ国、28の先住民について、平均寿命、幼児死亡率、新生児体重などの健康指標を調べ膨大なデータを示している。長くなるので詳細は省き結論を述べると、「予想通り、先住民は所得を問わずほとんどの国に存在し、高所得国でさえもその健康状態は一般の国民と比べ劣っている。ただ、状況は国によってバラバラで、各国独自の取り組みが必要だ」になる。
  膨大なデータの中で私が個人的に気になったのが、北欧各国に住む原住民のケースだ。これらの国では、当然先住民を差別することがないよう、完全に融合政策が徹底している。例えばスウェーデンのサーミ族が住む地域でさえ、その割合は18%程度で、住所も含めて完全融合が進んでいることがわかる。国勢調査でもサーミ族がわかるような調査は行わない。しかし今回サーミ族を区別して調べた調査で、例えば新生児死亡率は、明らかに一般国民より悪いことが明らかになった。以上のことから、差別を撤廃して完全に融合することだけがゴールではなく、マイノリティー自身の協力のもと、特別の政策をとることの重要性も示唆している。
  このように、マイノリティー問題は、マイノリティーが見えなくなればいい話ではない。特に医療はこの問題を避けることはできない。これらの論文を読むと、医師や医学研究者は、高い知識を持つだけでなく、高い理想を掲げるべき仕事であることを強調しており、両方の雑誌の良心が伝わって来る。トランプ旋風の最中にこそ紹介したいと思った。
http://aasj.jp/news/watch/5520

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アイヌ遺骨 12体を共同墓地に再埋葬…北大が返還

2016-07-20 | アイヌ民族関連
毎日新聞2016年7月17日 20時57分(最終更新 7月17日 21時04分)

 北海道大から85年ぶりに返還されたアイヌの遺骨12体が17日、浦河町杵臼の杵臼共同墓地に再埋葬された。葬送は、アイヌのコタン(集落)復興を目指す日高地方のアイヌらでつくる「コタンの会」が主宰。遺骨1体の遺族である小川隆吉さん(80)は「言葉にならない」と喜んだ。
 葬送は約80人が参列。神への祈りをささげた後、葬列を組んで遺骨を運んで埋葬し、アイヌ式の墓標を立てて弔った。祭主を務めたコタンの会の葛野次雄副会長(62)は「無事に終えることができた。本当にイヤイライケレ(ありがとう)だ」とほっとした表情だった。【三股智子】
http://mainichi.jp/articles/20160718/k00/00m/040/051000c

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返還されたアイヌ民族の遺骨を埋葬 北海道 浦河町(動画)

2016-07-20 | アイヌ民族関連
NHK 7月17日 14時59分
かつて北海道大学が研究のためとして収集し、15日に85年ぶりにアイヌの人たちに返還されたアイヌ民族の遺骨が、北海道浦河町の墓地に再び埋葬されました。
北海道大学は、昭和初期などに研究のためとしてアイヌ民族の遺骨を収集し、1000体を超える遺骨を保管していて、これを巡り返還を求める裁判が相次いで起こされています。
このうち、浦河町などの人たちが起こした裁判で初めての和解が成立し、昭和6年に浦河町の墓地から掘り出された遺骨12体が、15日、85年ぶりにアイヌの人たちに返還されました。
17日、再び埋葬されることになり、町内の公民館の前に設けられた祭壇では、アイヌの人たちが伝統的な儀式を行って里帰りした遺骨を前に祈りをささげました。そして遺骨を納めた木箱を手に、かつて掘り出された墓地へと向かい、丁寧に並べたあとアイヌの服をかけて土をかぶせ、伝統的な木の墓標を立てました。
返還された親族の遺骨を埋葬したアイヌ民族の小川隆吉さん(80)は「もう一度、埋葬することができて本当によかった。返してもらうために頑張った皆の顔が思い出されました」と話していました。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160717/k10010599181000.html

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野外劇2年ぶり夜公演 函館の歴史、市民が熱演

2016-07-20 | アイヌ民族関連
読売新聞 2016年07月17日

アイヌを和人が襲撃する場面を熱演する市民(16日、五稜郭公園で)=佐々木大輔撮影
 函館市の五稜郭公園を舞台にした「市民創作 函館野外劇」が始まり、2年ぶりとなった夜の公演に16日、多くの市民が訪れた。
 NPO法人「市民創作『函館野外劇』の会」が主催し、29回目となる今年は9日に開幕した。2014年に国の特別史跡・五稜郭跡の石垣が崩落した影響で、昨年は隣接する五稜郭タワーなどで日中に上演され、夜の公演が行われるのは2年ぶり。劇では、アイヌの時代から現代までの函館の歴史を約200人の市民が熱演、大きな拍手を浴びた。
 夜の公演は、8月6日までの毎週土曜午後7時半から。8月7日までの毎週日曜は、昼にミニ公演が行われている。
http://www.yomiuri.co.jp/hokkaido/news/20160717-OYTNT50008.html

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アイヌ遺骨 北大が12体返還 コタンの会、供養し再埋葬へ

2016-07-20 | アイヌ民族関連
毎日新聞2016年7月16日 北海道朝刊
 北海道大は15日、1930年代ごろに研究目的で墓地から掘り出したアイヌの遺骨12体について、日高地方のコタン(集落)再建を目指す「コタンの会」などに返還した。アイヌらが、掘り出したのは供養の侵害に当たるなどとして北大を相手に札幌地裁に返還を求めて提訴し、3月に和解が成立していた。同会は17日までの3日間、神に祈りをささげる儀式「カムイノミ」などで慰霊し、17日に再埋葬する。
 原告の出身地である浦河町杵臼(きねうす)で掘り出された身元不明遺体11体と身元判明1体を返還する。
 この日のカムイノミは同町内で執り行われ、関係者約60人が参加した。コタンの会の清水裕二代表は「昨年亡くなった原告も『うれしい』と言ってくれていると思う。アイヌの権利を守るため、大事な節目になる」と語った。北大の三上隆副学長は「遺骨を直接お返しでき、コタンで供養できて安心した」と話した。
 アイヌの遺骨は全国12大学に1600体以上が保管され、約1000体は北大が保管している。国は2014年5月、遺骨返還のガイドラインを策定し、身元不明遺骨は白老町に建設される複合施設「民族共生の象徴となる空間」内の慰霊施設に集約し、身元判明遺骨は遺族(祭祀(さいし)承継者)に返還すると定めている。【三股智子、福島英博】
http://mainichi.jp/articles/20160716/ddr/041/040/005000c

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出席少ない説明会、周知に課題 象徴空間軸にまちづくり

2016-07-20 | アイヌ民族関連
苫小牧民報 (2016年 7/16)

町内5カ所で開かれた町民説明会=13日、町総合保健福祉センター
 白老町は13、14の両日、2020年に開設する「民族共生象徴空間」を軸としたまちづくり町民説明会を町内5カ所で開催した。象徴空間に関する取り組みを町民に周知するのが目的だったが、出席者は全体でわずか58人にとどまり、関心の低さが浮き彫りとなった。町は今後、全町一丸でのまちづくりに向けた情報発信を積極的に進める考えだ。
 全町民を対象とした説明会は象徴空間開設が正式決定して以降、今回が初めて。先行して8日に行われた周辺地域住民に対する説明会では、国の担当者が出席したこともあって100人以上が集まる盛況ぶりを見せたが、町内全域にエリアを広げた今回は1会場当たりの出席者が4~19人と少なく、空席が目立つ中で行われた。
 説明会で町側は、国が進める象徴空間の整備進捗(しんちょく)状況と、白老町のまちづくり方針を記した活性化推進プランの概要などを紹介。質疑応答では、事業予算配分に係る取り扱いや来館目標100万人に対応する宿泊・飲食機能の強化、道の駅を含めた受け皿づくり、積極的な情報提供などを求める意見が出た。アイヌ民族が積極的にまちづくりなどに関わる仕組みを求める声もあった。
 町は象徴空間整備について、「国が基本的なコンセプト作りを進めているが、まだ具体的なものが示されておらず、私たちも歯がゆい思いをしている。町としての考えも国に伝えていきたい」などと説明。国の動向を見ながら積極的に情報発信し、節目ごとに説明会を開く考えを示した。
 初めての町民説明会について担当者は「周知に課題もあったが、最初としては有意義な形で開くことができたと思う。今後は国の担当者にも出席を要請し、多くの町民に説明の場に来ていただき、意見交換をしながら計画作りなどを進めたい」としている。
http://www.tomamin.co.jp/20160740644

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お帰り、エカシにフチ…遺骨85年ぶりコタンへ

2016-07-20 | アイヌ民族関連
読売新聞 2016年07月16日 14時11分
 お帰り、エカシ(おじいさん)、フチ(おばあさん)――。
 15日、約85年ぶりに北海道浦河町のコタン(集落)に帰ったアイヌ民族の遺骨12体は、木箱に詰められ、分類名のラベルが貼られていた。伝統的な儀式カムイノミが執り行われ、アイヌ民族の子孫たちは万感の思いで見つめた。
 15日午前11時頃、札幌市北区の北大医学部にあるアイヌ納骨堂。12体のうち唯一、身元が特定できた遺骨のおいに当たる小川隆吉さん(80)は、木箱の中を見てみた。頭骨には直接、故人の名前と発掘日が黒いペンで書かれていた。小川さんはふたを閉め、「帰ろう、みんなで帰ろうね」と木箱を軽くたたいた。
 遺骨は、大学側が用意したワゴン車で浦河町へ。約4時間後、遺骨返還場所の杵臼生活館に到着した。
 待ち受けたアイヌの人ら約50人の中に、遺骨返還請求訴訟の原告の一人で、昨年3月に亡くなった城野口ユリさん(享年82)の弟、山崎良雄さん(69)がいた。「姉の願いが一つ実現した。あとは大学が頭を下げることだ。きっと姉は今もどこかで見ている」
 大小12箱の木箱に納められた遺骨を前に、受領書を受け取った北大の三上隆副学長は、「ご遺骨を直接お返しできて個人的には安心した」とする一方で、報道陣に謝罪の意思を問われ、「和解条項でも求められていませんし、ございません」と語った。
 遺骨を迎え入れるアイヌ伝統の儀式は粛々と執り行われた。大地や自然の神々にしてイナウ(木幣)を祭って行うカムイノミ。祈りの言葉は、火の神アペフチカムイによって神に届けられるという。
 現地では、16日に再び儀式が行われ、17日にはアイヌの長い歴史の中で初めてとなるという再埋葬の儀式が執り行われる。
http://www.yomiuri.co.jp/national/20160716-OYT1T50036.html

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アイヌの遺骨12体、故郷へ 北大が返還、17日に埋葬

2016-07-20 | アイヌ民族関連
朝日新聞 2016年7月16日07時11分
 北海道浦河町杵臼(きねうす)の墓から研究目的で掘り出したアイヌ民族の遺骨12体について、北海道大学は15日、遺骨返還をめぐる訴訟の和解に基づいて遺族らに返還した。遺骨は同日、浦河町に運ばれ、アイヌ民族の伝統儀式で迎えられた。
アイヌ遺骨、北大が返還へ 研究用16体、遺族側と和解
http://www.asahi.com/articles/ASJ3T52W0J3TIIPE01M.html
 遺骨はこの日、北海道大の三上隆副学長から引き渡された。アイヌの人たちや支援者ら約50人が伝統儀式の「カムイノミ」(神々への祈り)で遺骨を迎え入れた。原告の小川隆吉さん(80)は「やっとふるさとに戻ってきてうれしい」と話した。遺骨は17日に元の墓地に再び埋葬される。
 北海道大の記録によると、12体は1930年代ごろに浦河町杵臼の共同墓地から掘り出された。遺族らが2012年、遺骨返還を求めて札幌地裁に提訴。今年3月、北海道大が返還することで和解が成立した。
 国の調査では、同様に掘り出されたアイヌ民族の遺骨は全国の12大学に1600体以上保管されている。政府は身元が特定された遺骨は子孫らに返還し、特定できない遺骨は北海道白老町に2020年までに建設予定のアイヌ文化振興拠点「民族共生象徴空間」に納める方針を示している。(長谷川潤、深沢博)
http://www.asahi.com/articles/ASJ7H4S2NJ7HIIPE01B.html

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