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鉱物の部屋へのいざない

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レインボー

2012-06-09 11:47:00 | 日記・エッセイ・コラム

昨日、鉱物の色に触れてしまったので、今日はそれを避けては通れないレインボーの話題です。

鉱物に限らず、自然界で美しいと思う現象のひとつは「虹」だと思います。気象的な「虹」はいつでも見れる訳ではなく、その時の偶然的な天候と地球と太陽の位置関係が影響していて、「虹」を見れる確率は非常に低いと言えます。

それに比べて、鉱物の水晶等に見られるレインボーはいつでも見れる、ありがたい「虹」です。

レインボー水晶は人気の高い水晶です。私も水晶を選ぶ時のひとつの基準はレインボーの美しさです。

レインボー水晶は、水晶内にクラック(ひび割れ)があり、そのクラックが光を反射する際に虹色の輝きを放つものの事です。その虹色は構造色のひとつです。構造色の仕組みは薄膜干渉や多層膜干渉、回析、回析格子、散乱、屈折、異方性、等がありますが、レインボー水晶の虹はクラック面の薄膜干渉という光学現象です。

そのような光学現象に我々の目と脳が反応し、あのような美しい色を感じさせてくれるのです。虹色には科学的な現象説明を超えた美と、さらにヒーリング効果もあるような気がします。

色に魅せられる人の感情とは何でしょうか?

レインボー水晶は実物を手に取って動かしながら両目で立体的に見るのが良いのですが、うまく伝わらないものの、幾つか写真を撮ってみました。

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やはり、写真では限界があります。

そういえば、お客さんの中にはレインボーを見つけるのが上手な人がいらっしゃいます。その人にかかれば気が付かなかったレインボーを見つけ出してくれます。さらにレインボーを生じさせる事もできるらしいです。

不思議な事です。




コメント
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