ようこそ石の華へ

鉱物の部屋へのいざない

霰石6

2013-03-18 11:50:09 | 日記・エッセイ・コラム

今日は「霰石6」です。

実は、一昨日、途中まで書いて、中断したままになってしまい、結局、保存しませんでした。今日は再度書き直します。

霰石では記憶に残っている石があります。それはフォッサマグナミュージアムで見た「赤谷のブルー霰石」です。Web検索ですぐ探せると思います。その霰石は美しいブルーの色をしており、その形、サイズともに一級品と言えるものだと思います。このような標本はやはり公共の博物館に展示されるべき標本だと思います。それは美術館に展示される美術品同等に、否、それ以上の価値を持っていると思います。

Webでは画像検索ですぐに一級品の写真を見る事が出来ます。現物を見るチャンスはなかなかありませんが、写真ならば、いつでもすぐに簡単に見る事ができる事は本当にありがたい事です。ただ、キーワード検索では、それとは関係ない画像も多く、検索するこちら側の検索するものに対する素養も必要です。

Web検索していると「赤谷のブルー霰石」に雰囲気に似たフランス産の白い個性的な霰石を見つけました。面白いのは、その霰石を売っているサイトとそれを買った人のサイトに同じ霰石が出ていました。その霰石は山サンゴと呼ばれている白いアート作品のオブジェのような雰囲気を持っています。その湾曲した先細りの形状は印象的です。見方を変えると、それは何かの植物のようでもあり、何かの海洋生物のようにも見えて来ます。

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愛媛県西条市市ノ川鉱山 産 霰石(Aragonite)

これはそのフランス産の霰石の一部に似ていると思った霰石です。国産です。それも輝安鉱で有名なあの市ノ川鉱山産の霰石です。これは小さいながらもその存在感は抜群です。このような形状になるには霰石独自の理由があるはずです。

Dscf3789
愛媛県西条市市ノ川鉱山 産 霰石(Aragonite)

これも市ノ川鉱山産の霰石です。こちらは山サンゴの雰囲気を持っています。恐らく、鍾乳石的な生成をしたのだろうと想像できます。鍾乳石は地球らしい鉱物です。それを生成するには石灰岩と流体としての水が必要です。さらに地質学的な時間も必要です。

霰石は地球を代表する鉱物と言っても良いかも知れません。

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