ようこそ石の華へ

鉱物の部屋へのいざない

鉱物図鑑

2013-04-05 12:27:57 | 日記・エッセイ・コラム

今日は「鉱物図鑑」です。

先ほどまで、どうしようか?と迷っていましたが、「鉱物図鑑」というタイトルは初めてなので、今日書く事にします。

昨日、近くの本屋で「鉱物図鑑 美しい鉱物の世界」(ライブエンタープライズ発売)を見かけました。それはブック型のサムネイルボックス入りの標本付き鉱物図鑑です。水晶や紫水晶や瑪瑙等の種類がありました。それを見た瞬間に気になって手に取りました。ただ、標本そのもののレベルが低く、すぐに買う気にはなれませんでした。

最近は鉱物趣味も世の中に定着しつつあるのか、こういう商品が出て来た事に少し驚きを感じてしまいました。小学生くらいにはこういう商品は人気があるのかも知れません。

私も小学生の頃は鉱物図鑑を愛読していました。実際の標本を見る機会は少なかったので鉱物図鑑だけが頼りだったと思います。鉱物図鑑の情報は写真だけの情報でしたが、それでもその存在は貴重な情報源だったと思います。

最近はその鉱物図鑑のレベルもアップしています。最近の鉱物図鑑はどれもそこそこの内容になっておりますし、標本のレベルも高いと思います。今の子供たちをうらやましく思います。

昨日はそんな事を想いながら、鉱物図鑑のサンプルとして「紫水晶」を購入しました。

「鉱物図鑑 美しい鉱物の世界 紫水晶」を購入して中を見ました。すると、美しい紫水晶の写真が載っていました。ページ数は少ないながらも、その造りが気に入ってしまいました。

それは小学生向けの鉱物図鑑ではありませんでした。付いている標本のレベルは初心者向けのものかも知れませんが、載っていた紫水晶の写真は非常に美しいと思いました。特にゲーサイト入りアメシストの写真は思わずイイネ!と思ってしまいました。その写真はウニのような形をしているゲーサイトの放射状結晶です。

これは初心者向けの鉱物図鑑というより、鉱物を美の視点から捉えたアートなものです。写真提供はインターネットの世界で有名なKUROさんとなっておりました。発売元にはZAKKA BOOKs事業部となっておりました。それを見て、この鉱物図鑑のコンセプトを理解しました。

それは本屋で購入しましたが、それは本ではありません。本の形態を装った雑貨本なのです。そのようなコンセプトと鉱物標本の相性は非常に良いと思われます。

私が東京に住んでいた頃、新宿の紀伊国屋書店のビルの地下1階通路に鉱物標本店がありました。私は鉱物趣味初心者の頃、そこへは良く行きました。鉱物標本の販売会は書店の催事で行われる事が多い事もあります。鉱物標本と本との相関性は非常に高いと思います。

本好きから鉱物趣味へ入ってくる人も多いと思います。

その鉱物図鑑はそういうマーケット・コンセプトが見えた雑貨本でした。

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