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カイラル結晶と言っても鉱物の用語ではありません。カイラル結晶とは「DEATH STRANDING」というプレイステーションのゲームに出てくる結晶の事です。ゲームをやっていない人にはわからない事だと思いますが、その形状が似ているので、今日の話題としました。
上の写真がそれです。部分的に万年筆のペン先のように見えるかもしれません。あるいは加賀野菜の金時草の葉にも少し似ているような気もしますが、何となく有機的な形状のように思えます。
上の写真がそのインクルージョン物質が入った両錐の水晶です。
この水晶の産地は中国の貴州省となっておりました。これに似た水晶は四川省産のものが有名ですが、その水晶に入っている内包物はタールだと言われています。
ただ、今日の貴州省産の水晶は類似のものが少なく、チョッとWeb検索で調べてみても、それが何なのかは?すぐにはわかりませんでした。
黒いインクルージョンと言うと、すぐに考えられるのは、炭素もしくは二酸化マンガンでしょうか?
実際、肉眼的にインクルージョンの物質を見極めるのは難しく、過去の経験に頼るしかありません。
そういう意味で、今回のような特殊な形状のインクルージョンは見た事がないので、何なのか?はわかりません。
このところ、わからない石が次々に現れてきます。・・・。
石の世界はわからないことだらけです。そのようにわからないことだらけだからこそ飽きることなく面白いのかもしれません。