小礫の奇跡

今日は「小礫（これき）の奇跡」の話題です。「これき」と言っても、福井県立こども歴史文化館（これき）の略称の事ではありません。小礫とは造語になるのかもしれませんが、中礫（pebble、小さい石、こいし）の事です。

ここに一つの小礫があります。珍しくも何の変哲もないただの石ですが、この小礫がある小さな奇跡を引き起こしました。今日はその事を書きます。

先週の水曜日の定休日は、初めて、イオンモール白山に行って参りました。開業から一か月以上経っており、さらに「まん延防止等重点措置」期間中でもあり、混雑回避を意識して、早朝に行きました。そこは大きいと思っていたイオンモール新小松以上に巨大なショッピングモールでした。その日は、平日の朝一という事もあってか、静かな雰囲気でした。

今回、イオンモール白山に行ったのには、訳があります。実は、「石の華」のお客様の中に、その開発に携わった方がいらっしゃいまして、その方の開発に関わるお話を伺ったばかりだったからです。その計画は21年前からあったらしく、コロナ下の為、多少の延期はしたものの、感染防止対策は徹底したそうです。非常に広大な商空間や非常に広い通路など、「密」になることなく、安心できたと思いました。

私は、その広大な商空間の中から、カプセルトイ専門のコーナーを探しました。そこは、ガチャを集めたコーナーなのですが、そこに行ったのも訳があります。実は、一か月ほど前に、先にイオンモール白山に行ってきたというTさんから、ガチャでゲットしたという石を頂いたからです。

上の写真がそれです。それは石を模したプラスチック製の小物入れです。今は、多種多様なカプセルトイがあるようですが、ついに、石まで登場していたようです。

私は、そのラインナップの中にあった黒い丸石が欲しいと思っていました。それで、そのコーナーにあった石のガチャを運試しにやってみました。すると！一発で希望の丸石が出てきました。ラッキーだったようです。

その丸石は、店のカウンターに置いていた小礫に似ていると思い、それらをカウンターの上に並べて置いておりました。

実は、そのガチャの丸石は石の中に小物が隠せるようになっておりました。

一昨日、常連のOさんがカウンターの上に並べてあったその二つに興味を示し、黒い小礫をその中に入れてみました。すると、何と！ピッタリサイズで納まったのです。何という偶然でしょうか！それらはサイズと形が計算したように合わさり、まるで小礫の入れ子構造のようになりました。

それは、単なる偶然の出来事に過ぎないのかもしれませんが、私には、小さな奇跡が起こったように感じてしまいました。

話は過去に遡ります。まず、21年前にイオンモール白山の開発計画が始まりました。そして、コロナ禍で延期した後、コロナ下の今年の7月19日にグランドオープンしました。すぐにTさんが行き、カプセルトイ専門コーナーでガチャの石をゲットし、それを私にプレゼントしました。私は、そのラインナップを見て、店のカウンターの上に置いていた小礫に似ている黒い丸石を欲しいと思いました。先週、お名前に石が付く方からイオンモール白山の開発の経緯を伺いました。その話を聞いた私は、先週の水曜日にイオンモール白山に行き、そこのガチャコーナーで、黒い丸石をゲットしました。そして、それを店のカウンターの上に小礫と並べて置いていました。日曜日に、Oさんがそれに興味を示し、ガチャの丸石を開け、その中に小礫を入れてみました。すると、ピッタリと気持ちよく納まりました。それらの過去の些細な事柄が、どれ一つ欠けても小礫が黒い丸石の中に納まる事は、無かったと思います。大袈裟に言えば、多くの偶然の繋がりが、必然と思われる現象を起こしてしまったのです。

私は、当初考えていたのブログのタイトルを「イオンモール白山と小礫の偶然」から「小礫の奇跡」に変更しました。