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鉱物の部屋へのいざない

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誤訳2

2018-05-18 10:36:45 | 日記・エッセイ・コラム
今日は「誤訳2」です。(ちょうど1年前に「誤訳」2017.05.19というタイトルで一度書いておりました。)

先日、Web検索した鉱物に関するホームページで非常に奇妙で面白いウェブサイトに出会いました。それは次のサイトです。

https://www.jove.com/science-education/10007/-i-?language=Japanese

物性 i: 鉱物の結晶と胸の谷間

それは日本語に自動翻訳された科学教育動画の一部だったようですが、それを読んだ瞬間に思わず吹き出してしまいました。

最初は真面目な文章にしては、何か変だなーと思いつつもそのまま読み進むと、その誤訳と「観察」という翻訳が合わさったり、「貧しい」とか「良い」とか「優秀な」とかと合わさると、どうしても笑ってしまいました。(1990年製作の日本映画のタイトルを思い出します。)

そう、その誤訳とは「劈開」(へきかい、英: cleavage)の事でした。正直、私はこれまで「劈開」の英語訳に「胸の谷間」という意味がある事を知りませんでした。

「劈開」は「石を割る」(2018.05.07)中でも意味深い行為のひとつです。その英語cleavageにそんな意味があったとは!!

セクハラという行為が社会的な問題となっている昨今、こんな話題をブログで書いて良いものか?という疑念もあり、どうしようか?と迷っていたところ、数日前に、常連のDさんが来店し、試しに、その誤訳の話をしてみました。すると、Dさんも大笑いでした。

そのような実験結果もあって、今日のブログの話題にしてみる事にしました。

どうでしょうか?もし、問題があったらこのブログは消去します。

最後に今日の写真です。



まず、劈開で平行六面体にした方解石です。



次は、劈開で八面体にした蛍石です。

自然の秩序は美しいと思います。


コメント
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