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鉱物の部屋へのいざない

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夏至

2015-06-22 12:27:29 | 日記・エッセイ・コラム
今日は「夏至」です。

毎年、「夏至」の日になると思い出す事があります。それは大したことではなく、私個人の過去の記憶のひとつなのですが、それが何かと言うと、それは「夏至祭」という長野まゆみの小説の事です。その小説そのものの記憶はそれほど印象に残っていないのですが、その小説を読んだ時期が私の鉱物趣味にかぶれる初期の時期に当たります。その「夏至祭」を読むきっかけをつくったのは同じ長野まゆみの「鉱石倶楽部」という小説でしたから、その「夏至祭」という小説を読んだ時期は私にとっての鉱物趣味歴初期の熱い時期だったと思います。

私は、その「夏至祭」の文庫本を持って東京の白山にあるミネラルショップに出かけました。当時、私は泉岳寺に住んでおり、地下鉄に乗っての移動中にその「夏至祭」を読みました。確か、その日は掘り出し物をゲットしたという記憶があり、その喜びの感情と「夏至祭」を読んでいたという記憶が混じりあって、今でも思い出す良い思い出となっているようです。

私の鉱物趣味にはまる前の趣味は映画でした。以前の私は毎年「夏至」の日には映画「白夜」(ルキノ・ヴィスコンティ監督のものとロベール・ブレッソン監督のもの)を思い出していたと思います。「夏至」や「白夜」に関係する映画作品は多いので、それらをどこで見たかという記憶は曖昧模糊となっております。

さて、「夏至」の日の特別なスローライフ・ムーブメントとして「キャンドルナイト」があるようです。「キャンドルナイト」とは照明を消し、キャンドル(ろうそく)を灯して過ごそうという運動の事で、今朝のNHKの朝のニュースでも紹介されておりました。そのような運動は日本だけではなく、どうも世界的に展開されているようです。そのようなムーブメントは照明好きの私にとっても気になる事なのですが、今の私の関心事はCandle-NightよりもCANDELS(キャンデルズ)の方にあります。

CANDELS(キャンデルズ)とは先日見たNHK-BSプレミアム「コズミックフロント☆ NEXT 宇宙絶景に秘められたミステリー ハッブル宇宙望遠鏡25周年」という番組で知った宇宙観測プロジェクトの事です。そのハッブル宇宙望遠鏡を使ったプロジェクトは宇宙の誕生初期からの銀河の成長進化を定点観測撮影する事によって動画の映像で見せてくれました。その映像には感動しました。定点観測撮影による動画映像には日常的な時間感覚を超えた動画ならではの魅力があり、面白い作品が多いのですが、その宇宙版があったとは驚きました。それも宇宙的なサイズによってのみ可能となる過去の映像の定点観測動画です。それは「CANDELS: A Cosmic Odyssey」と呼ばれる「宇宙映画」の名作とも呼ばれる映像だと思いました。

その「CANDELS: A Cosmic Odyssey」はWeb公開されております。オススメです。


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