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鉱物の部屋へのいざない

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石川県鉱物同好会 第7回採集会

2015-06-01 14:31:26 | 日記・エッセイ・コラム
昨日、石川県鉱物同好会の第7回採集会を行いました。採集場所は福井県の細野口鉱山、普段は入れない産地です。今回は福井県のTさんに入山許可を取ってもらって、閉まっているゲートを開けてもらって林道に入りました。林道にクルマ11台を停め、総勢22名参加の採集会でした。明け方まで降っていた雨も止み、晴天の中、少し暑い位の天候での採集会となりました。

写真は上から出発前の皆さん、鉱山中腹からの勝山市内の風景、下山後の皆さんです。







写真からもおわかりだと思いますが、かなりの難コースだったと思います。道らしい道なき草むらのような場所の登山を伴いました。皆さん、相当体力を消耗されたと思います。うれしかったのは下山するとTさんが用意して下さったクーラーボックスに入っている冷たい飲み物が有った事です。Tさんのご配慮に感謝!!

皆さん、その体力消耗と引き換えに相当の収穫をされたようでした。写真には撮っていないのですが、皆さん、そこそこの大物をゲットされたようです。印象に残ったものを数点紹介すると、和歌山のTさんの巨大な水晶の群晶で、それらのほとんどの頭は欠けていましたが、その折れた断面から二重構造になっている事がわかり、その全体の赤茶けた色や形の印象から、何かの巨大生物の臼歯の化石のようにも見えました。それから今回、初の本格的な採集会参加となったTさんが採集した手の平サイズのコロッとしたツインの水晶です。それは一見すると特殊な日本式双晶のように見えましたが、結晶学を学んだNさんが鑑定し、双晶ではない事がわかりました。それは残念だったものの、その可愛らしさは非常に魅力的で、女性らしい採集品だと思いました。それからTさんが採集した玉髄にも見える大きな異極鉱らしきものも魅力的でした。また、Nさんが採集された大きめの孔雀石やKさんの水晶ポイントも魅力的でした。他にも各位、それなりの収穫があったようです。

そういう私はどうだったかと言うと、大物採集はあきらめて、もうひとつのズリ場での表面採集に専念しました。そこではサイズは小さいながらも細野口鉱山産らしいものを数点採集しました。

下の写真がそれらの一部です。買ったばかりのオリンパスSTYLUS TG-4のマクロ機能で撮ってみました。




水晶のミニ晶洞




異極鉱のようにも見える孔雀石




被膜状黄銅鉱(鉱物と言うよりも鉱石と呼ぶべきもの?)


このブログではこれまでは主にFUJIFILMのFINEPIXREAL3DW1というコンパクト3Dカメラの2Dで撮っておりましたが、今後はこの新しいカメラのマクロ撮影で撮った写真を出して行きたいと思っております。



コメント (2)
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