今週、相棒のマークはポルトガルでホリデーです。
彼の友人が、ポルトガル南部ファロ近くに、アパートを借りたとかで、男ともだちばかり5人で出かけるのだとか。
ダブリン~ファロは直行便が出ており約2時間。航空券は200ユーロを切るほどですから、熱海に行くような気軽さで出かけられます。
近年アイルランドでは、スペインやポルトガルなどに、ホリデー用の部屋を買ったり、借りたりが大人気。海外物件専門の不動産屋さんがいるので、現地で探す必要はありません。新聞の広告でも「あ。この家安い」と思ってよく見ると、フランスの田舎だったなんてことも。20年前のアイルランドでは、考えもしなかった状況です。
先週末パブで、すでにポルトガル行きを決めていた友人たちと会ったマークは「お前もこいよ」と誘われたそうな。おそろしく出不精で腰の重いマークの性分を知る友人たちは、思いがけず「行こうかな」の答えに、むしろびっくり。
気が変わらないうちに、と悪友がその場で即座にケータイ電話から航空券をインターネット予約。という流れも、以前のアイルランドでは考えられないですよねー。
電話でこの顛末を聞かせてくれたマークは「自分でも、なんであのときに、行くって答えたのか、よくわかんない」とハテナマーク。考えられる理由は「天気かな」。
ここのところ、ニューブリッジ界隈は氷点下まで気温が下がり、老朽した愛車がぴくりとも動かなくなり、仕事に行くのにも支障が出てるらしく、うんざりしてたところに、ポルトガルの太陽がふと見えたってところなのでしょう。
アイルランド人が、ホリデーで北国に行く話はまず聞いたことがありません。
みな、嬉々として南の太陽のもとへと出かけて行きます。
そうそう、本日のお題は「ブッキー」でした。
アイルランドの競馬(UKも、ですが)の面白さの大きな要因のひとつに、賭け屋兼予想屋の、ブックメーカーの存在があります。
競馬場のコース脇に、ずらりと並んだブッキーたちは、個性豊か。女性もいるし、家族総出のファミリービジネスも。テレビにもよく出演する北アイルランドのブッキー、ショーン・グレアムは双子で、どちらが来ているのか、いっつもわかりません。
カシミアとおぼしき黒いロングコートでパイプをふかしたミスター・パワーズはものごしが紳士的で素敵だし、最近見かけないけれど、ナイトクラブに行くような今どきのカジュアルなファッションの、かっこいい青年たちのチームもいます。
ブッキーで賭ける楽しさは、自分がこれ!と思う馬のオッズを選べるところ。
大きなレースでは、誰もがこぞって同じ馬を人気馬にすえて、同じようなオッズになりますが、混乱が予想される30頭だてのハンディキャップレースなどは、それぞれのブッキーが、それぞれの予想でオッズを決めます。そしたら、いちばん「勝たないだろう」と予想しているブッキーで賭ければ得なわけです。
競馬場内の馬券売り場はトートといって、窓口では最低2ユーロから賭けることができるので、自信のないときはこちらを使うこともありますが、「勝つ確率はほとんどなし」と判断したブッキーから馬券を買うのが好き。そして、たまに、よりは多く「ふふん、勝たせてもらいました」って、くしゃくしゃのお札を何枚か返してもらうのが好きです。
★コメントをありがとうございました!
COCOさん、若月さん、ELIMさん、ききさん。
嬉しいですー
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彼の友人が、ポルトガル南部ファロ近くに、アパートを借りたとかで、男ともだちばかり5人で出かけるのだとか。
大きなバッグにお金がざくざく。ボードはオッズの表記です。 | |
誰が、どのオッズでいくら賭けたかをすべてを記す大きな帳面(ブック)。ブックメーカーの名はここから。 |
近年アイルランドでは、スペインやポルトガルなどに、ホリデー用の部屋を買ったり、借りたりが大人気。海外物件専門の不動産屋さんがいるので、現地で探す必要はありません。新聞の広告でも「あ。この家安い」と思ってよく見ると、フランスの田舎だったなんてことも。20年前のアイルランドでは、考えもしなかった状況です。
先週末パブで、すでにポルトガル行きを決めていた友人たちと会ったマークは「お前もこいよ」と誘われたそうな。おそろしく出不精で腰の重いマークの性分を知る友人たちは、思いがけず「行こうかな」の答えに、むしろびっくり。
気が変わらないうちに、と悪友がその場で即座にケータイ電話から航空券をインターネット予約。という流れも、以前のアイルランドでは考えられないですよねー。
電話でこの顛末を聞かせてくれたマークは「自分でも、なんであのときに、行くって答えたのか、よくわかんない」とハテナマーク。考えられる理由は「天気かな」。
ここのところ、ニューブリッジ界隈は氷点下まで気温が下がり、老朽した愛車がぴくりとも動かなくなり、仕事に行くのにも支障が出てるらしく、うんざりしてたところに、ポルトガルの太陽がふと見えたってところなのでしょう。
アイルランド人が、ホリデーで北国に行く話はまず聞いたことがありません。
みな、嬉々として南の太陽のもとへと出かけて行きます。
そうそう、本日のお題は「ブッキー」でした。
アイルランドの競馬(UKも、ですが)の面白さの大きな要因のひとつに、賭け屋兼予想屋の、ブックメーカーの存在があります。
競馬場のコース脇に、ずらりと並んだブッキーたちは、個性豊か。女性もいるし、家族総出のファミリービジネスも。テレビにもよく出演する北アイルランドのブッキー、ショーン・グレアムは双子で、どちらが来ているのか、いっつもわかりません。
カシミアとおぼしき黒いロングコートでパイプをふかしたミスター・パワーズはものごしが紳士的で素敵だし、最近見かけないけれど、ナイトクラブに行くような今どきのカジュアルなファッションの、かっこいい青年たちのチームもいます。
ブッキーで賭ける楽しさは、自分がこれ!と思う馬のオッズを選べるところ。
大きなレースでは、誰もがこぞって同じ馬を人気馬にすえて、同じようなオッズになりますが、混乱が予想される30頭だてのハンディキャップレースなどは、それぞれのブッキーが、それぞれの予想でオッズを決めます。そしたら、いちばん「勝たないだろう」と予想しているブッキーで賭ければ得なわけです。
競馬場内の馬券売り場はトートといって、窓口では最低2ユーロから賭けることができるので、自信のないときはこちらを使うこともありますが、「勝つ確率はほとんどなし」と判断したブッキーから馬券を買うのが好き。そして、たまに、よりは多く「ふふん、勝たせてもらいました」って、くしゃくしゃのお札を何枚か返してもらうのが好きです。
★コメントをありがとうございました!
COCOさん、若月さん、ELIMさん、ききさん。
嬉しいですー
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余談ですが、ビッグ・ジョン様に、日本のホームベーカリーをアイルランドに輸入したら売れるんじゃないかな、と日本人が言っていたとご伝言頂けると嬉しいです。パン屋さんで買うより、イーストパンが安く出来ますし、バーンブラックも出来るのではないかと思いますよ。