いぬぶし秀一の激辛活動日誌

おかしな議員[わんちゃん]の激辛日誌です。日々感じたこと、活動報告、行政への提言など、本音で書き込む人気ブログです。

全国ろう高齢者ゲートボール大会応援に

2011-10-22 | Weblog
 何事も継続が苦手な私が、珍しく続けていることが三つある。一つはこの日記だ。すでに書き始めて9年半になる。この継続の原動力は、延べ200万人にもなる読者である。少しばかりサボっていると街で「最近更新がないですね」と言われる。この無言のプレッシャーが継続の源である。

 もう一つは、大学院の修士論文だ。12月16日までに仕上げなければいけないのだが、いやはや「能書き」は得意なのだが、研究となると聊か趣がかわる。何度辞めようかと思ったか。

 しかし、蒲田まで「押しかけて」指導して下さる厳しい指導教官と、ゼミの後の夜間部(呑み会)での同期生、先輩の「温かい」励ましに支えられ、これもなんとか続けている。

 そして、最後の一つが「手話講習会」である。あるきっかけで手話講習会に毎週木曜日の夜2時間手話講習会に通うようになって半年。30名程いる同級生の中で「最劣等生」だと思う。ほとんどが女性で、すでに手話をある程度学ばれた方も多い。やはり語学系は女性が強いと痛感する。

 日本語を手話で出すだけ、と甘い考えで始めてみたが、まったく間違いだった。違う「言語」を学ぶという決意で必要だった。私の周辺でも「選挙が終わったらやめるだろう」と思っていたらしく、いまだ続いているのは驚きのようだ。

 この手話が続いているのは、最前列に陣取っている「劣等生」の私を、まず最初に指名する優しい「愛のムチ」を下さる講師のI先生と、助手のKさん、Sさん、さらには優秀な同級生の皆さんである。一年間がんばって次は中級、さらに1年、上級を目指せと、「劣等生」の尻をたたく。

 そして、今日は助手のKさんが駒沢オリンピック競技場で行われる「全国ろう高齢者ゲートボール大会」に東京都代表で出場するというので、応援に出かけた。

 会場の受付で「すみません、大田区の選手はどこですか?」と聞くと、「私はろうです」の手話が戻ってきた。えええええ!!!必死に手話を思い出し「大田区」「応援」「来た」「どこ?」と、知っている手話を出してみた。

 「それなら、下でプログラムをもらって見たら」との意味(多分)の手話が戻ってきた。観覧席に一人座っていると、会場下のコートから役員らしき人が手話で何か話しかける。こんな時、手話は便利だ。どんなに遠くても「見えれば」会話が成り立つ。但し、理解できればだが‥


 そのうち、Kさんと、私を手話の世界に誘って下さったIさんを見つけた。お二人とも私を見ると大変喜んでくださり、ルール等を一生懸命説明してくれる。

 大きな室内競技場には全国各都道府県の代表選手が何百人といるのに、「声」がしない。まったく言葉が通じない異国に一人で旅に来たような不安感というか、不思議な想いだった。

 しばらくすると、大田区の聴覚障害の女性の方も選手として来られた。この方は、とてもお話好きなようで、プログラムを示しながら、様々なことを教えてくださる。想像を含めて、半分ぐらいしか理解できなかったが、先ほど感じた「不安」は消え、この環境(音声のない)を楽しめる感じになった。

 言語の上達の早道は、その言語の中にどっぷり浸かる事だと思う。多分、手話もそうだろう。これからも、もっともっと手話を使う機会に自分自身を置いてみようと決意して会場を後にした。

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