いぬぶし秀一の激辛活動日誌

おかしな議員[わんちゃん]の激辛日誌です。日々感じたこと、活動報告、行政への提言など、本音で書き込む人気ブログです。

議員特別セミナー@市町村アカデミー

2011-07-07 | Weblog
 今日から2日間、千葉県幕張にある市町村アカデミーにおいて、市町村議員特別セミナーに参加する。

 海浜幕張駅から徒歩15分程度の学校群の中に建つ市町村中央研修所(通称:市町村アカデミー)は、宿泊棟、研修棟、食堂、グランドなどを備えた豪勢な作りだった。宿泊室はビジネスホテルより綺麗な「リバービュー」のバストイレ付のシングルルーム。


 滋賀県の琵琶湖の辺にも、姉妹施設の「国際文化アカデミー」がある。はたして、いかなる団体の運営か?財団法人全国市町村研修財団なるもので、全国市長会、市議会議長会、全国町村長会、町村議長会の4団体が設立したものらしい。

 とすれば、当然学長などは総務省系の天下りか!と思い、開講挨拶にたたれた学長の経歴をインターネットで調べるとやはりピンポーンだった。

 元自治省行政局長、自治省消防庁長官などを歴任退官後は、全国市長会事務総長を経て、学長に就任されている。これでは、いくら「地方分権」などと言っても信じがたい。

 その分権時代の職員、議員の研修機関の長が、中央集権の砦である旧自治省、総務省の天下りでは‥さて、私の研修や講演会での行動規範は「自由席なら一番前の席」それも「講師から見て右側」とゲットすることだ。開講30分前に会場に行き、「指定席」を確保できたが、さすが、自ら「研修」に申し込んだ議員の会だ。前列は、ほとんど30分前に「完売」だった。

 今回の研修の定員は70名。ところが、申し込みが相次ぎ、急遽定員の4倍に追加。東北から沖縄まで区市町村議員288名が参集した。が、いつもながら、首都東京からの参加者は少なく、江東区から1名、三宅村から2名、そして私。情けないぞ!首都東京の議員よ!盆踊りはいいから勉強せい!

 まず初めの講演は、政治評論家の岩見隆夫氏の「地方選挙と日本政治の展望」との演題だ。が、残念ながら、演題とは程遠い「民主党政権」と「菅直人総理」の批判に終始されていたのは、大衆迎合のマスコミ出身の故だろうか。週刊誌的には面白かったが、得るものは何もない。そういえば、彼のご子息は自由党公認で区議選に出馬、落選したのだが、その後どうされているのだろうか。

 お二人目は、関西大学社会安全研究科長河田恵昭教授の「災害対応力の強化~市町村の役割」である。阪神淡路大震災の神戸市復興会議のメンバー、今回の東日本大震災復興構想会議委員としての経験から、基礎的自治体が行うべき災害対策、災害対策本部会議のあり方、最後は記者会見のポイント、トップの心構えなどを話された。

 パワーポイントを駆使し、現場での体験を踏まえた講義には、思わず引き込まれ、前段の眠気が吹っ飛んだ興味深い講義内容であった。

 お役所が運営している研修所だけあって、17時にはぴったり終了。一時間の休憩の後、食堂で「交流会」である。立食形式で「多少のお酒もある」と説明を受けていたが「多少」どころではなかった。


 誰一人知り合いのいないパーテイーで、どうして時間をつぶすか?などと私に聞くのは愚問である。テーブルで隣になった方、料理を取ってもらった方、きっかけなど何でもいいのだ。乾杯前に、すでにお二人の市議と仲良くなった。

 名札を見れば「新潟県魚沼市議会」とある。魚沼市には、航空自衛隊生徒の同期の仲良しT君が「ゆり」の栽培農家を経営している。そんな話をすると、お二人のうちの一人が「弟がJA魚沼のゆり担当です」と来た。これだから出会いを面白い。

 さっそく、その場からT君に電話をするとえらく驚いていた。もう一人の魚沼市議のことも知っていて、いやはや世の中は狭いもんだ。

 ちなみに、この研修会、1泊2日4食付パーテイ込みで1万円である。大田区は、この費用につき追加で補助をしている事実はないし、いったい差額は誰が、どこが払っているのだろう。いやこいつはお得だ!新人議員さんたち、区議同士だけで呑んでないで目を全国の自治体に広げよう! 

ブログランキング にほんブログ村 政治ブログ 政治家(市区町村)へにほんブログ村

上記二つのバナーをクリックして頂くとランキングがあがります!



なかのひと






最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。