いぬぶし秀一の激辛活動日誌

おかしな議員[わんちゃん]の激辛日誌です。日々感じたこと、活動報告、行政への提言など、本音で書き込む人気ブログです。

東京都議会議員選挙最終日

2013-06-22 | Weblog
人の選挙は、なんて早いのだろうか。自分の選挙は、長~く感じられるのに。もう最終日である。

 今日は、朝10時に日本維新の会女性部が管理している党の街宣車が蒲田駅西口に来る、との連絡が昨晩入った。既存政党のように、事前に詳細な遊説計画を立案して選挙に臨んでいる訳ではないので、だいたい前日か当日に、党幹部や宣伝車の日程が伝えられる。

 10時前に蒲田駅西口に到着すると元気のいい女性議員の声が聞こえてきた。衆議院議員の三木圭恵さんだ。彼女は、兵庫県三田市議を務めていたが、たちあがれ日本から参議院議員に立候補、落選。その後3年近く支部長として活動し、昨年衆議院議員に初当選をした。

 たちあがれ日本時代から、衆議院選挙を見据えて長く活動していた同志は、ほとんどが昨年の総選挙で議席を得ている。私のように選挙1ケ月前に決断した組や、他党から移ってきた新参に落選が多いには、アリさんとキリギリスさんの好例だろうか。

 三木さんと共に、党の政策を訴え終わると、彼女から「相変わらず口が悪いね」と、お褒めの言葉を頂いた。

 さらに、12時からは中田宏衆議院議員(元横浜市長)が、都議候補の応援に蒲田東口に入るとの連絡。やっと維新も組織選挙の体をなしてきた。昨年の総選挙とは大違いで、党が育ってきたと感じる。

 そして、最終日の大ニュースは、橋下徹共同代表の蒲田入りである。16時に蒲田駅東口に入るとの連絡に、場所の確保のため、各陣営との調整などドタバタだったが、なんとか格好をつけた。街宣車の場所確認やタイムスケジュールを確認し、しばし蒲田を離れて、都内中心部へ向かう。ある団体が主催して下さった中山恭子講演会の事前調整のためだ。

 熱烈恭子ファンのこの団体さん、今回は石原慎太郎共同代表、中山なりあき代議士も応援講師として会場に入る。橋下共同代表が蒲田入りしなければ、こちらに張り付きたいところだが、二足の草鞋ゆえそうもいかない。事前調整の内容を主催者と確認して、蒲田へトンボ帰り。

 15時30分から、私の前座、二人の都議会議員候補の演説を行い橋下代表の到着を待った。すでに蒲田駅前は、歩く隙間もない状態だ。すると、見知らぬ女性がタスキをかけて到着した。日本維新の会参議院全国比例候補予定者だという。名刺を拝見すると政治経験はなし。橋下共同代表と高校時代からの知り合いとか。聴衆に紹介して1分だけ演説をお願いした。

 私の経験から、無名の新人が全国比例に挑戦する場合、舞台を全国に拡げると失敗すケースが多い。地元だけをまわって全国比例に当選した無名の新人を何人も知っているし、大した知名度もない新人が全国をまわって落選した例も多すぎるほど知っている。私の経験則通りにならないよう、彼女の勝利を祈っている。

 聴衆の期待も最高潮に盛り上がった16時ピッタリに橋下代表が到着した。当初予定を超えるあつい演説に聴衆は魅了されたが、この場所の確保に協力をしてくれた他陣営からは、宣伝車を叩かれて抗議されてしまった。すまんな~

 橋下代表の演説が終わり、また都内中心部の講演会場へ戻り、中山恭子議員の講演を聴き、会場の後始末などのお手伝い。時間は街頭演説終了時刻でる20時少し前。首都高の出口に近い都議候補の事務所に顔を出すと「候補者は街頭演説を終わりウグイスを蒲田駅まで送ってから戻る」とのこと。あらあら!

 街頭演説は、本日20時で終わるが選挙選は本日の23時59分まで行える。勝利を勝ち取る候補者は、まだ駅前にいるはずだ。もう一人の我が党の候補の事務所に向かう。もうとうに20時は過ぎている。やはりいた。小さな地元の私鉄駅前に彼はタスキをして立っていた。「おかえりなさい」と、降車する人々に声をかけていた。もはや必死の形相だが、戦う男の雄姿が見える。

 自分の事務所で夕食をすませ、夜10時前。誰が残っているだろうか、と蒲田駅東口に行ってみた。やはりいるではないか。区議会議員の後輩である、民主党の若い候補者が、やはり「おかえりなさい」コールを行っている。彼は、選挙前からず~と駅前演説を続けてきた。他党ではあるが、きっとこの努力は報われるだろうと思う。

 民主党や日本維新の会には「逆風」だと言われえいる都議会議員選挙だが、党の「風」で受かろうとしている候補者には、「突風の逆風」だろう。しかし、日頃から政治活動に精を出し、地に足のついた活動をしていれば、「逆風」の影響は受けないだろう。

 どんな大物が応援演説をするよりも、本人の努力に勝る王道がないのが「選挙」という試練である。「私の不徳の致す…」という敗戦の弁をよく聞くが、その通りである。負けたのは、候補者、あなたの自己責任である。決して党の責任ではない。党の責任だ、風のせいた、等と言っている輩には、選挙に出る資格はない。安定した公務員にでもなればよろしい。

 いずれにしても、必死に戦ったであろう、すべての候補者の皆さん、支援者。選対のみんさん、お疲れ様!!勝利の女神が全員に微笑みますよう!