いぬぶし秀一の激辛活動日誌

おかしな議員[わんちゃん]の激辛日誌です。日々感じたこと、活動報告、行政への提言など、本音で書き込む人気ブログです。

三回目の被災地入り@気仙沼市

2011-05-31 | Weblog
 昨日、選挙後の第一回臨時会が終了したので、本日から震災後三回目の被災地入りをした。前回2回は震災直後であったこともあり、救援物資の輸送だったが、今回は医療救護班の輸送である。

 これは、東京都保健福祉局が主体となって行っている、気仙沼市と陸前高田市の避難所に開設された救護所や病院に、医師、看護師、薬剤師、栄養士などを派遣する「東京都医療救護班」の一員としての参加である。なぜ、医療資格のないお前が?とご不審のむきもあろう。

 実は、会員になっているNPOにを通じ、JVMAT日本災害医療支援機構から運転手の要請があったのだ。航空自衛隊の予備自衛官の災害派遣命令書が届かないので、自力で支援の道を探った結果である。

 本日は朝7時に都庁に集合し、都庁職員、医療チームの方々と6時間かけて気仙沼市までやってきた。気仙沼市の施設内に本部がおかれ、東京都が運営主体となっているが、医療職の名札やジャンパーに書かれた自治体名は九州から北海道まで全国に及んでいる。

 到着後すぐさま、避難所の場所を前任者から案内していただいたが、途中には、駐車場に漁船があったり、土手に大型船が激突したりと、まだまだ震災の爪痕が生々しかった。



 驚いたのは、車にカーナビがないのだ!!!!!必死に目標物をメモしながら走った。(後で聞くと明日からはナビ付きだそうで安堵)

 気仙沼の医療班は、私と東京都職員以外はみなさん医療従事者でなんらかの資格をお持ちの方々である。私はと言えば、大型免許ぐらいである。そこで前任者からの引き継ぎの「無資格者」いぬぶしの仕事は運転がない時間は、1.ゴミ捨て 2.資料の印刷補充 3.全体打ち合わせ会のマイク係
4.鍵閉め 5.ロールカーテン閉め等である。要は雑用すべてである。

 もちろん、そのつもりで来たので何ら文句はないが、医療従事者の献身的な姿、それも非日常のなかでの真摯な姿には頭が下がる。

 5月末でこの医療班は大幅に縮小され、本日で帰京するチームから夕方の打ち合わせで様々な意見や体験が発表された。そして、最後は、気仙沼市の菅原茂市長が全国からの支援に謝辞を述べられた。(以下、ご発言要旨)

多くのご支援に感謝申し上げます。気仙沼市民の健康を全国の方々が守っていただきました。このご恩に報いるためにも早い復興をなしとげ、健康な市民生活を作っていきたいと思います。今回の皆様のご支援は「絆」ではありません。「愛」です。本当にありがとうございました。


 市長さんは途中言葉を詰まらせ、瞳には光るものが見えた。壊滅的な状態からの復興計画は大変だったろうと思う。そして全国からの支援に、心から謝辞を述べられた姿に会場にいたすべての方々が感動したに違いない。

 気仙沼に着いてまだ大した仕事をしていないが、素晴らしい瞬間に立ち会えたことに感謝したい。人間って、日本人ってステキじゃん!!!

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