いぬぶし秀一の激辛活動日誌

おかしな議員[わんちゃん]の激辛日誌です。日々感じたこと、活動報告、行政への提言など、本音で書き込む人気ブログです。

予算特別委員会@都市整備費

2006-03-20 | Weblog
 本日、次のような趣旨の質問をした。原稿は用意しない主義なので、記憶によっているので、正確なものを希望される場合は、後日図書館などに配布される議事録をご覧いただきたい。

① 構造計算ソフトを4次補正予算で購入したが、使用していないようだ。ソフトは、すぐ陳腐化して新しいものが出る。使わないのに何故買ったのか。

答え:現在、使用方法などの研修を行っているところである。

②すべてを構造計算確認をしていては時間が足りないだろうから、怪しいものだけを抽出しておこなうべきであるが、その『怪しさ』を見つけるのは、長い経験をもった職人芸の職員である。ところが、ここ数年、建築職の採用をしていない。技術の継承をするためにも、計画的な採用をすべきである。

答え:必要な人材を計画的に採用すべきと考えている。

③自治体において、確認申請の電子化を研究しており、新宿区などは導入している。電子化により、経験ある職員をルーチンワークから解放して、本来のチェックが出来るようにすべきである。

答え:検討課題である。

④ここに、ある町会会館の確認書類、構造計算書、施工検査書類、検査済証な4どがある。いずれにも、建築主事として大田区建築審査課長の氏名がのっている。ところが、この会館が『手抜きで違法である』とのチラシが区内町会長などに配られていて、町会は困惑している。公に『違法ではない』と確認したい。また、この確認は平成15年9月であるが、大田区の確認書類保存期限であると1年で、またまた『書類がなくわからない』となる。デジタル保存などえ永久保存検討せよ。

答え:チラシに指摘されている、鉄筋部分には荷重はかかっておらず、違法でも手抜きでもなく合法であると考えている。

 車検も確認申請も似ているな、というのが率直な感想だ。陸運支局に持ち込む車検も、2年間『安全ですよ』という制度だと誤解している消費者が多いが、たまたま、車検場で検査した瞬間は、基準に合致していただけなのだ。
まして、悪意の業者には対抗できない。よく悪徳業者がやるのが、ヘッドライトの角度の指摘の対処法。ダンボールをかませて、検査に合格するように調整する。ただ、ダンボールだからすぐずれてしまう。検査は通る。

 建築確認も、書類を検査したところ、建築基準法に合致していましたよ、という正に『確認』に過ぎないのかもしれない。偽装に対抗するには、『構造の再計算をしているぞ』というアナウンスによる抑止効果と、法改正による抜本的対策が求められる。


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