いぬぶし秀一の激辛活動日誌

おかしな議員[わんちゃん]の激辛日誌です。日々感じたこと、活動報告、行政への提言など、本音で書き込む人気ブログです。

いぬぶし、ニューヨークタイムズの取材を受ける

2005-04-21 | Weblog
 自慢じゃないが(実は少し自慢!)、全国の地方議員で、私ほどマスコミに登場している議員はいないだろう。別にニュースリリースを流しているのではないが、おかげさまで、ビジネスの分野(議員活動以外)では、NHK以外の全民放に出演した。(実は、男が泣かない夜はない、などというドラマにも実在の社長役で出演した)

 ここ5~6年は、議員活動による取材が大半だ。以前は、「公務員甘い生活」「お役人、教員の天敵」のようなネタの取材が多かったが、昨年の「本宮ひろし氏事件」(昨年10月4日の日誌参照)以来、「ナショナリズム」のような取材が増えた。

 ロイターやらAFP、共同が世界に「超保守地方政治家」などと流してくれたものだから、中国やら韓国の新聞にまで載っちまった。そんな流れの中、今日は、あのニューヨークタイムズの取材を受けた。日系米国人の支局長と女性記者が、大田区役所にやってきた。多分、大田区の歴史で、ニューヨークタイムズが取材に来たのは、初めてだろう。

 彼らの取材の意図は、最近の我が国の「右傾化」についてだった。そこで、持論の振り子の原理を説明した。戦後、あんたの国(米国)の情報戦略で、骨抜き、左傾化させられた、この国を正常にするには、些か右に振り子を振る必要があるのだ。そうすると振り子は、真ん中で止まる、と。

 では、なぜ最近なのだ、ときた。それは2点ある。ひとつは、我が国がまともな議論が出来る環境になってきたこと。もうひとつは、冷戦構造の崩壊により、左翼反日勢力のターゲットである「日本共産化」という、「夢」が一般受けしなくなったことだ。それまでは、彼らの敵は、帝国主義であり、資本主義だったが、中国すら市場主義をいれ、東西ドイツは統一され、このロジックは成り立たなくなった。

 そこで、新たな敵を見つける必要に迫られ、「従軍慰安婦」だの、「靖国神社」を、開拓したのだろう。だからこそ、今、まともな日本国民は、そのような問題に注目しているし、「国家とはなんぞや」という本質的な問題にも言及しはじめた。それが右傾化というのなら、世界中の日本以外の国は、みな右翼といいうことになる。

 彼ら(ニューヨークタイムズ)が、絶対にひかなかったのが、本宮事件である。政治家たる地方議員が集英社に行けばそれは「圧力」であり、「言論弾圧」である、というのだ。朝日や赤旗と同じ論調である。

 そうだろうか。集英社に対しては、抗議はしたが、圧力はかけていない。さらには、同志の地方議員は、誰一人として集英社に対し、一切の権限を有していない(一読者としては除く)ではないか、食い下がる。二人とも、いやそうではない、暗黙の圧力である、と。

 どうもジャーナリズムというのは、体制やら公権に対して、反発するという習性を持っているようだ。これ以上の議論は、取材の趣旨にはあてはまらないだろう。最後は、本会議場をご案内して分かれた。

 さてさて、一地方議員の「ナショナリズム」どのように書かれるのだろう。楽しみである。