いぬぶし秀一の激辛活動日誌

おかしな議員[わんちゃん]の激辛日誌です。日々感じたこと、活動報告、行政への提言など、本音で書き込む人気ブログです。

破産準備のため大処分?デタラメでした。大田区産業プラザ

2004-08-03 | Weblog
 今朝の新聞に、「破産大処分」となうって大田区産業プラザにおいて、小物雑貨を売る、とのチラシが入っていた。そして説明文には「不況のあおりを受け破産の準備をしており、当社倉庫内に眠っている○○(商品名)をはじめ、一流メーカー品を10万点破産価格で在庫処分いたします」とある。

 主催者として、東北の小さな町にある有限会社の名前が小さな字で書かれ、大田区産業プラザの文字は、その4~5倍の大きさだ。如何わしさを感じ、すぐさまこの会社に電話をいれた。

私:大田区で破産処分をされるようですが、いつ破産されるんですか?

業者:エッツ?うちは、破産なんかしませんよ。

私:でも、破産準備と書いてありますよね。

業者:そんなこと書いてないでしょう。

私:書いてありますよ。よく読んでくださいよ。

業者:アレ本当だ。これはね、破産しそうな業者から仕入れたの。

私:破産寸前の業者の商品を販売すると、破産阻害行為となり管財人に訴えられますよ。

業者:いや、経営が苦しかったり、色々な事情の「バッタ品」だから。

私:では、破産処分というのは間違いですね。

業者:まあ、そんな商品もあるからね‥

 早速、大田区生活センターの消費者相談窓口にチラシを持参して相談した。が、消費者相談は、実際に被害が出て、消費者から相談がないと動けない、とのこと。予防的な権限は与えられていない、とも。

 東京都に、不当表示を監視する窓口がある、と生活センターの担当者に教えてもらったが、行政の縦割りの中で、予防、啓発などが、役所の壁を乗り越えて、有機的に機能しないと、このようなグレーゾーンの業者が蔓延ることになる。

 止む無く、会場を貸している、大田区産業経済部と財団法人大田区産業振興協会に出向いて、貸主としての道義的責任を追及し、業者指導の約束だけは取り付けた。ただ、会場がある以上、貸さなければ稼働率が落ち、議会に文句を言われる担当者の苦悩もわかる。

 要するに、消費者が賢くなって、このような広告の真意を見抜くことが肝要のようだ。政治家や政党と有権者の関係とダブらせると、なぜか似ていて、笑ってしまった。

 いや、笑っている場合ではない!

8月4日(火)トイレットペ^パー12ロール¥99だ。本当ならお急ぎあれ。先着120名様。

(追記)大田区産業振興協会から、早速、業者に以下の点を約束させた旨の報告が入った。

①今後は、チラシは原稿の段階で大田区に了解を求める。
②当日レジに『不適切な表示があった』との掲示をする。

区出資の財団法人ながら、素早い対応に感謝!