西村一朗の地域居住談義

住居・住環境の工夫や課題そして興味あることの談義

愛犬ジョンの死

2006-04-19 | 京都の思い出(松ヶ崎、向島時代)
私達が京都の向島ニュータウンに住んでいた頃、多分、今37歳の娘が小学生から中学生だった25年ほど前、雑種の「ジョン」という雄犬を3年ほど飼ったことがある。最後はジョンの死で終った。実は、何故こういう話を持ち出すかというと、本日、大学2回生の「アッセンブリーアワー」で、「学部長と話そう」で教室に私が行った時、自由に私が話をする「お題」を学生から出してもらったら、「犬」という子がいたので、それをテーマに話をすることになったのだ。前提として「自由にお題を貰って3分考えて15分の話が出来るのが知識人だ」といったことを彼女等に話していたこともある。「犬はペットだが、最近コンパニオンとも言われる。私達が飼ったJohn(ジョン)はドイツ語ではJohan(ヨハン)、例のヨハネでもある。犬は人間より寿命が短いので必ず子供は犬の「死に目」に会う。そこで、死とは何か考えることが出来る。死んだ犬や猫が道端に落ちていたらどうするか。黙って通り過ぎるのはおかしい。公園や自宅庭に埋葬するのが「正解」ではないか。それこそ、生き物は、最後に土に帰るということだ。」

『ダ・ヴィンチ・コード』を読み出す(2)

2006-04-19 | 生活描写と読書・観劇等の文化
『ダ・ヴィンチ・コード』(中)に至り、主人公の一人ロバート・ブラウンの知り合いのイギリス人宗教史家リー・ティービングの助けも借りて「聖杯」の秘密に一歩一歩近づく。実は、ダ・ヴィンチの描いた「最後の晩餐」の中央キリストの左に座っているのがなんと女性で、キリストの妻というのだ。良く見ると確かに女性である。今まで気付かなかった。てっきり12人の使徒とは皆男性と思っていた。これはダ・ヴィンチの一つのコード(暗号)である。正統派キリスト教により娼婦とされたマグダラのマリアは実はキリストの妻で子供もいて、その血統が連綿と現在まで続いている、というのだ。その秘密を守るのがシオン修道会でその総長が殺されたルーブル美術館長ジャック・ソニエールで、もう一人の主人公ソフィー・ヌヴーの祖父にあたる。そのシオン修道会の歴代総長には、当のレオナルド・ダ・ヴィンチもなっており、アイザック・ニュートン、ヴィクトル・ユゴー、ジャン・コクトーなどもなっている凄い組織だ。(下)ではフランスからイギリスに飛んで秘密に迫る。若桑みどりさんの図像学(NHKTV)をみたことも思い出した。