西村一朗の地域居住談義

住居・住環境の工夫や課題そして興味あることの談義

『ダ・ヴィンチ・コード』を読み出す(2)

2006-04-19 | 生活描写と読書・観劇等の文化
『ダ・ヴィンチ・コード』(中)に至り、主人公の一人ロバート・ブラウンの知り合いのイギリス人宗教史家リー・ティービングの助けも借りて「聖杯」の秘密に一歩一歩近づく。実は、ダ・ヴィンチの描いた「最後の晩餐」の中央キリストの左に座っているのがなんと女性で、キリストの妻というのだ。良く見ると確かに女性である。今まで気付かなかった。てっきり12人の使徒とは皆男性と思っていた。これはダ・ヴィンチの一つのコード(暗号)である。正統派キリスト教により娼婦とされたマグダラのマリアは実はキリストの妻で子供もいて、その血統が連綿と現在まで続いている、というのだ。その秘密を守るのがシオン修道会でその総長が殺されたルーブル美術館長ジャック・ソニエールで、もう一人の主人公ソフィー・ヌヴーの祖父にあたる。そのシオン修道会の歴代総長には、当のレオナルド・ダ・ヴィンチもなっており、アイザック・ニュートン、ヴィクトル・ユゴー、ジャン・コクトーなどもなっている凄い組織だ。(下)ではフランスからイギリスに飛んで秘密に迫る。若桑みどりさんの図像学(NHKTV)をみたことも思い出した。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿