生き生き箕面通信

大阪の箕面から政治、経済、環境など「慎ましやかな地球の暮らし」をテーマに、なんとかしましょうと、発信しています。

生き生き箕面通信727 ・小沢一郎氏の反撃態勢が前進

2010-12-03 06:33:17 | 日記
おはようございます。鈴木宗男氏は6日にも収監されるようです。
生き生き箕面通信727(101203)をお届けします。

・小沢一郎氏の反撃態勢が前進

 小沢氏の刑事弁護団が昨日、発足しました。弁護団長には、村木厚子・元厚労省局長=無罪確定=の弁護を担当した弘中惇一郎氏が就任。弘中弁護士は、「ロス疑惑」事件の三浦和義氏や薬害エイズ事件の安部英・元帝京大副学長らを無罪に導いたことで知られています。

 司法記者クラブで行った弁護団団長就任の記者会見で弘中氏は、「刑事弁護人として力を尽くす事件だ。小沢一郎さんを無罪にしたい」と、力強く語りました。弘中氏の持てる力の限りを尽くして、「小沢無罪」を証明してほしいと望みます。

 この弁護団発足に合わせて、「反小沢勢力」はまたぞろ陰湿な作戦を繰り出してきました。それが、このところ急に出てきた09年衆院選候補予定者への資金配分問題です。

 この問題の背景には、「小沢つぶし」に最も執念を燃やしている仙谷官房長官が控えており、弁護団長決定のニュース価値を薄めるために放った矢でした。

 仙谷氏はいつからそうなったのか定かではありませんが、「小沢との闘い」に命を賭けるくらいの執念をみせるようになりました。

 小沢氏問題の本質は、「日本が真の独立を果たせるか、否か」です。「日本の真の独立は許さない」という立場のアメリカが、巨大な影響力を駆使しています。「小沢つぶし」の最大の黒幕はアメリカです。

 アメリカは、「使い勝手のいい日本」へ造り変えるために、日本のポチ化を実に周到な、しかも戦前からずっと超長期に進めてきましたし、いまもまったく手を抜いていません。

 アメリカのジャパン・ハンドラーズ、つまり日本を操作するためのいわば代理人は、日本の各界の枢要なポジションへほとんどすべて配置するところまで完成してきました。政界、官界はもちろん報道関係、学識経験者たち、テレビでなじみの評論家、コメンテーターなどです。

 そして、政権交代が起きたあとにアメリカが目をつけたのは、仙谷氏でした。アメリカの後ろ盾もあり、官房長官という枢要なポストを手に入れました。「民主党政権の存続を認めるかわりに、小沢を排除する」という取引がありました。この取引は、仙谷氏にとっても「それはありがたい」話でした。

 仙谷氏はかねてから、小沢氏の資金の流れを徹底的に洗ってきました。「政治とカネ」にひっかけてこれからもいろいろと仕入れたネタを出してくるのでしょう。また最近は、法相を兼務していることから、最高裁に、小沢氏側の「検察審査会の議決無効」の申し立てを急きょ却下させました。

 なぜ日本の政治家はアメリカのいいなりになるのか。それは、「おいしい権力」を保障されるからです。政治家は、どんなに理想に燃えていても、たとえば共産党の代議士のように仮に正しいことを主張しても現実的に何の影響力も行使できなければ、存在意義はゼロに近い。

 その点、政権政党として官邸を抑えれば、何百兆円にも及ぶ日本のカネと絶大な権力を握れるのです。ありていにいえば、「日本を乗っ取る」ことと同じなのです。政治家にとって、これほど冥利につきる話はありません。アメリカにだって、尻尾も振りますし、「ワン」とも言います。その結果、続くのが対米隷従政権です。

 それではならない、と立ち上がったのがオザワなのです。アメリカは、執拗にオザワ攻撃をさせています。これまでは、田中角栄にも同じ攻撃を仕掛け、見事にカクエイつぶしに成功しました。

 「日本の真の独立」を求める勢力にとっては、今回はリベンジです。オザワを先頭に立てての再チャレンジです。当然、カネにまつわる話、あるいは女にかかわる話が”リーク”され、そのほかにもいろいろ陰謀が仕掛けられます。それでも駄目な場合は、小沢氏が復権して政権を握る場合は、いつもの奥の手を繰り出します。ズドン。