・イラク戦争の検証を
イギリスでは政府から独立した専門家による「イラク戦争検証委員会」が発足したと伝えられています。
イギリスの当時のブレア政権は、アメリカのブッシュ大統領に先導されてイラク戦争開戦に踏み切りました。この時点では、「イギリスのアメリカ追随」は日本のポチを上回ると世界に示していました。
しかしその後、ブッシュ大統領自身が「大量破壊兵器はなかった。間違いだった」と議会で認めました。ところが、日本の小泉政権以降の自公政権はすべて「イラク戦争を支持したのは正しかった」といまだに非を認めず、「正しかった」と言い張っています。
ビジネスの手法として、「プラン(P)→ドウ(D)→チェック(C)」が強調されますが、これは政治の分野でも重要です。全ての政策は、起案され、実行されたあとは、必ず検証し、そこで得られた教訓を次に生かす必要があります。
かつて日本が米英を相手に無謀な太平洋戦争に突っ込んでいったのは、中国大陸北方のノモンハンで関東軍が当時のソ連と衝突したとき、きちんと検証せず、簡単に南方に転じていたずらに戦線を拡大させたからでした。もっと以前から関東軍の暴走を食い止める検証作業が働かず、結果として広島、長崎の原爆投下という事態まで結論が出せませんでした。
日本では、いまだに先の大戦の検証、歴史的評価と教訓を学ぶ作業がほとんど進んでいません。口では「反省」と「遺憾」を表明しますが、羽毛のように軽いものです。
自民党の4年前の政権公約(マニフェスト)が、いまどんな結果をもたらしたか、ジャーナリズムも大して注目しません。そうした政治の軌跡に対する無関心さが、次も同じような過ちを繰り返すもととなっています。
日本でも、「イラク戦争への協力」を日本の立場から検証し、今後スケジュールにのぼっているオバマ・アフガン戦争にどう対応するか、生かす必要があると思います。政権交代が実現したあかつきには、民主党中心政権にそのことをぜひ実行してもらいたいと考えます。
イギリスでは政府から独立した専門家による「イラク戦争検証委員会」が発足したと伝えられています。
イギリスの当時のブレア政権は、アメリカのブッシュ大統領に先導されてイラク戦争開戦に踏み切りました。この時点では、「イギリスのアメリカ追随」は日本のポチを上回ると世界に示していました。
しかしその後、ブッシュ大統領自身が「大量破壊兵器はなかった。間違いだった」と議会で認めました。ところが、日本の小泉政権以降の自公政権はすべて「イラク戦争を支持したのは正しかった」といまだに非を認めず、「正しかった」と言い張っています。
ビジネスの手法として、「プラン(P)→ドウ(D)→チェック(C)」が強調されますが、これは政治の分野でも重要です。全ての政策は、起案され、実行されたあとは、必ず検証し、そこで得られた教訓を次に生かす必要があります。
かつて日本が米英を相手に無謀な太平洋戦争に突っ込んでいったのは、中国大陸北方のノモンハンで関東軍が当時のソ連と衝突したとき、きちんと検証せず、簡単に南方に転じていたずらに戦線を拡大させたからでした。もっと以前から関東軍の暴走を食い止める検証作業が働かず、結果として広島、長崎の原爆投下という事態まで結論が出せませんでした。
日本では、いまだに先の大戦の検証、歴史的評価と教訓を学ぶ作業がほとんど進んでいません。口では「反省」と「遺憾」を表明しますが、羽毛のように軽いものです。
自民党の4年前の政権公約(マニフェスト)が、いまどんな結果をもたらしたか、ジャーナリズムも大して注目しません。そうした政治の軌跡に対する無関心さが、次も同じような過ちを繰り返すもととなっています。
日本でも、「イラク戦争への協力」を日本の立場から検証し、今後スケジュールにのぼっているオバマ・アフガン戦争にどう対応するか、生かす必要があると思います。政権交代が実現したあかつきには、民主党中心政権にそのことをぜひ実行してもらいたいと考えます。