生き生き箕面通信

大阪の箕面から政治、経済、環境など「慎ましやかな地球の暮らし」をテーマに、なんとかしましょうと、発信しています。

2578 ・黒田さん、2%のためなら、マイナス金利ですか。だれもあなたのことを信用しませんよ

2016-01-31 08:25:36 | 政治

おはようございます。生き生き箕面通信2578(160131)をお届けします。

・黒田さん、2%のためなら、マイナス金利ですか。だれもあなたのことを信用しませんよ

 黒田東彦・日銀総裁は、「2%のためなら、何でもやる」といいました。だから、そのあとに記者団などから「マイナス金利もあるのですか」と聞かれるや、すぐさま「ノー!」と答えました。しかし、そのあと8日もしないうちに、「マイナス金利!」なのですから。

だれもあなたの言うことを信用できませんよ。

 日銀は、信用が大事なはずです。しかし、黒田氏は、その信用すらもパーにしました。これからは、タンス預金です。銀行経営にも痛手が及ぶ手口です。

 マイナス金利になれば、市中の銀行は稼ぐどころか、日銀に金を払って預けることになります。こんなことは、銀行が多少の期間だけならまだしも、絶対にやってはいけないことです。

 それでもこの禁じ手に手を出した。つまり、それは安倍首相の経済政策に「もうダメだ」という信号です。安倍首相の経済政策は、マイナス金利をやる以外にない。

 黒田氏は、すでに「2%達成」をどれだけ引き延ばしたか。最初は25年後半だった。それが少しずつ延びて、16年前半、そして16年後半となり、とうとう今回は17年になりました。2年以上伸びたわけです。それでも達成できるか、だれも確証はありません。

 これで、なんとか少し時間稼ぎができている。しかし、もうこれ以上はダメです。黒田首相も、そして安倍首相も、とうとうお陀仏ですね。


2577 ・中村哲さんが、「一本の用水路から、アフガン復興を支える」と30年の歴史を

2016-01-30 09:53:40 | 政治

おはようございます。生き生き箕面通信2577(160130)をお届けします。

・中村哲さんが、「1本の用水路から、アフガン復興を支える」と30年の歴史を

 「100の診療所より1本の用水路でした」と語るのは、中村哲さん。アフガンの復興には、なによりも「農業の復活」が先決だというのです。朝日新聞の本日1月30日朝刊で、オピニオン(13面)に中村哲さんがインタビューで登場します。

 「これまで通り、政治的野心を持たず、見返りを求めず、強大な軍事力に頼らない民生支援に徹する。これが最良の結果を生むと、30年の経験から断言します」といいます。

 「アフガニスタンは2000年から記録的な干ばつに襲われ、子供たちも水不足で栄養失調になり、下痢でいとも簡単に死ぬ。診療待ちの間に母親の腕の中で次々に冷たくなるのです」

 「タリバーンは海外からは悪の権化のように言われますが、地元の受け止め方はかなり違う。内戦の頃、各地に割拠していた軍閥は暴力で地域を支配し、賄賂は取り放題。それを宗教的に厳格なタリバーンが押さえ、住民は当時、大歓迎しました。そうでなければ、たった1万5千人の兵士で全土を治められない。治安も良く、医療支援が最も円滑に進んだのもタリバーン時代です」

 戦争と混乱の中でよく30年間も支援を続けられましたね。「日本が、日本人が展開しているという信頼が大きいのは間違いありません。アフガンで日露戦争とヒロシマ・ナガサキを知らない人はいません。戦後は、原爆を落とされた廃墟から驚異的な速度で経済大国になりながら、一度も他国に軍事介入をしたことがない姿を称賛する」

 「言ってみれば、憲法9条を具現化してきた国のあり方が信頼の源になっているのです」


2575 ・これ以上原発のゴミを増やす高浜再稼働に反対します

2016-01-28 09:08:01 | 政治

おはようございます。生き生き箕面通信2575(160128)をお届けします。

・これ以上原発のゴミを増やす高浜再稼働に反対します

 ついに再稼働を行い、そのゴミはただ「たまる」一方になりました。関西電力の高浜原発3号機(福井県高浜町)は29日にも再稼働し、そこでたまる「核燃料」はまったく置き去りのままです。朝日新聞の本日1月28日朝刊によると、「一時的に置いておく『中間貯蔵施設』の県外建設も、福井県知事は再稼働に同意する条件の一つとして挙げたが、見通しは立たないままだ」そうです。

 30キロ圏の住民は最悪の場合、福井、兵庫、京都、徳島の4市町56市町へ避難することになるが、朝日の調べでは「56市町のうち7市だけだ。これらの課題を置き去りにしたままの再稼働は、『見切り発車』というほかない」と、切り捨てています。

 なぜ、このように原発にこだわるのか。核のゴミがたまればたまるほど、核兵器の原材料として利用しやすくなるからですか。核のゴミがたまればたまるほど、国が何とか助けると考えているらしい。

 核のゴミをどうしたら安全に捨てられるのか、まずそれを先に検討しなければなりません。今のやり方は、国も、そして電力会社も、ただ原発を動かしたいだけです。

 仮にそこでもう一度原発事故が起きても、高浜には逃げる道もありません。これをどうするのか。自分たちが食べる“糧”のために、なんとか許してもらいたいというのは、自分たちの“欲”です。これから、孫やそのずっと先までの人びとには、だれも許可しようがありません。自分たちのために、こんな恐ろしいことをしていていいのでしょうか。


2574 ・「オリーブの木+共産党」で、まだ何とかなると小沢代表

2016-01-27 08:57:43 | 政治

おはようございます。生き生き箕面通信2574(160127)をお届けします。

・「オリーブの木+共産党」で、まだ何とかなると小沢代表

 小沢一郎代表は昨日夜の10時から、BS日テレ・深層ニュースで当面の政治課題を語り、「民主党は野党第一党として旗を振り、例えば『オリーブの木+共産党』で行くなどを考えれば、まだ間に合う」と述べました。「まだあきらめるのは早すぎる」とも。

 「日本人は、すぐに結論を出しすぎます。イギリスも、フランスも、そしてドイツも、あるいはアメリカも、みんな100年、200年かかって民主主義を成就しようとしています。日本は、戦後からいっても70年ばかり。すくなくとも政権交代が起こってからは、10年ほどです。それにくらべると、まだあまり時間はかかっていない」ともいえます。

 「その意味では、日本の野党が左や右の考えを改めて、一緒になるくらいの政策でなければなりません。民主党の左や右の考え方と一緒では何もやれんとなるのは、おかどちがいというものです」

 「最近、フランスでは、左が右と一緒になって、“極右政党”にぶつかる気配をしました。そのくらい、ヨーロッパでは大きなうねりが起きています」

 「日本の安倍政権は、“極右”でしょう」

 「日本の共産党は、天皇制も認め、自衛隊も認める手続きをしました」

 「最近、前原誠司氏と会談した」とも明かした。しかもこれは、前原氏と、野党統一候補を支援する市民連合の山口二郎氏とが個別に議論したことがないというので、自分(小沢氏)がセットしようと会談を持ち込んだものでした。当然のことながら、野党がばらばらでは自民党一党に勝てるわけはないので、なんとか一本を達成しようということです。

 小沢氏は、日本が民主主義をきちんと打ち立てるまではなんとか頑張りたいといっています。日本が、ほんとうに民主主義を打ち立てるなら、それが本望だといっています。


2573 ・安倍政権は、佐喜真淳氏の当選で早速「辺野古移設が容認された」です

2016-01-26 09:20:51 | 政治

おはようございます。生き生き箕面通信2573(160126)をお届けします。

・安倍政権は、佐喜真淳氏の当選で早速「辺野古移設が容認された」です

 安倍政権は、沖縄知事選では「辺野古隠し」で絶対に徹底したはずなのに、一夜明けてみれば、早速「辺野古移設が容認された」ということです。このいいかげんな変わり身の早さ。

 佐喜真氏が、選挙戦中に「普天間の一日も早い閉鎖・撤去」を主張したのですが、「辺野古への移設」は徹底して隠したというのです。ということなら、それはどこへでも出て行ってもらいたい。つまり、例えばグアムでもいいわけです。しかし、安倍政権は、すぐに「辺野古」に変えりました。佐喜真氏は、まず「普天間の移設をどうするのか。とりあえず、一日も早く取り除くには、もちろん、グアムでもいいわけです。

 しかし、もうひとつ、翁長氏の思惑があります。辺野古の工事は粛々と進めて、ついに出来上がった。さてこれからどうしますか。つまり、辺野古を使うのかどうか。

 こうなると、翁長知事の言い分は急速にタガがはずれます。結局は、インフラとして辺野古が出来上がった分だけ、「やむを得ず」つかうとなるようです。翁長氏は「名誉ある撤退」となるのでしょうか。