おはようございます。生き生き箕面通信2578(160131)をお届けします。
・黒田さん、2%のためなら、マイナス金利ですか。だれもあなたのことを信用しませんよ
黒田東彦・日銀総裁は、「2%のためなら、何でもやる」といいました。だから、そのあとに記者団などから「マイナス金利もあるのですか」と聞かれるや、すぐさま「ノー!」と答えました。しかし、そのあと8日もしないうちに、「マイナス金利!」なのですから。
だれもあなたの言うことを信用できませんよ。
日銀は、信用が大事なはずです。しかし、黒田氏は、その信用すらもパーにしました。これからは、タンス預金です。銀行経営にも痛手が及ぶ手口です。
マイナス金利になれば、市中の銀行は稼ぐどころか、日銀に金を払って預けることになります。こんなことは、銀行が多少の期間だけならまだしも、絶対にやってはいけないことです。
それでもこの禁じ手に手を出した。つまり、それは安倍首相の経済政策に「もうダメだ」という信号です。安倍首相の経済政策は、マイナス金利をやる以外にない。
黒田氏は、すでに「2%達成」をどれだけ引き延ばしたか。最初は25年後半だった。それが少しずつ延びて、16年前半、そして16年後半となり、とうとう今回は17年になりました。2年以上伸びたわけです。それでも達成できるか、だれも確証はありません。
これで、なんとか少し時間稼ぎができている。しかし、もうこれ以上はダメです。黒田首相も、そして安倍首相も、とうとうお陀仏ですね。