生き生き箕面通信

大阪の箕面から政治、経済、環境など「慎ましやかな地球の暮らし」をテーマに、なんとかしましょうと、発信しています。

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1894 ・今回のTPP決着先送りは、オバマ・安倍会談での成果を演出するための茶番?

2014-02-28 08:23:56 | 政治

おはようございます。
生き生き箕面通信1894(140228)をお届けします。

・今回のTPP決着先送りは、オバマ・安倍会談での成果を演出するための茶番?

 シンガポールで開かれていたTPP(環太平洋経済連携協定)の閣僚会合は、当初めざした「大筋合意」ができないまま閉幕しました。次の日程すら決められないという、なんとも締まりのない閉じ方でした。

 その割りに、「決裂」という緊張感もない。なんとなくうさんくさい感じです。考えられるのは、4月に予定されるオバマ・安倍会談での”劇的な政治決着”という演出のため、「首脳会談の成果」を残しておこうというだけのシナリオです。

 現在の日米関係は、間もなく会談の時期が来るというのに、両国間に「失望した」という言葉が飛び交い、ギスギスした雰囲気です。オバマ氏の訪日の日程も、当初の2泊3日が1泊2日に短縮されました。

 こんな短い滞在では、せっかく国賓として迎え天皇出席の晩さん会など最大限のおもてなしをという友好盛り上げもむずかしい。

 オバマさんにとっては、日本が中国や韓国ととげとげしい関係を続けている方が気がかりのようです。仮に今、日中間に衝突が起きれば、アメリカには有効な手立てや衝突を鎮める力もおぼつかない。日米間の友好盛り上げの演出よりも、日本が周辺諸国との緊張関係を解きほぐしてくれる方が先決課題なのだと思われます。

 それでも、訪日する以上、なんらかの「成果」は演出したい。双方が農業や工業分野で守り抜きたい国内圧力というセンシティブな問題を抱え、シンガポール会合では決着がつかなかった難題を、首脳会談では大きなリーダーシップが発揮されてようやくまとめることができた。歴史的な成果というわけなのでしょう。

 しかし、そんな決着は国民にとってありがたいのでしょうか。TPPは結局は、グローバル企業のためだけのものです。グローバル企業だけが利益を上げることができる仕組みです。その陰には、代々の生業が立ち行かなくなる犠牲が伴います。

 結論からいえば、TPPは当分の間、ずっと先送りのままでいいのではないでしょうか。それぞれの国内にセンシティブな課題があれば、ムリして、つまりそれらに犠牲を強いる形で押し進める必要はないのではないでしょうか。

 むしろ、決着しなかったのは、もっけの幸いです。「グローバル、グローバル」と大騒ぎしてグローバル企業の利益の最大化を図る必要などさらさらない。もっとそれぞれの地域が、それぞれの特色を生かして、つまりそれぞれの地域文化を大切にして生きていく方がずっと人間らしい。

 「グローバル思想」は、すでに大きな矛盾を露呈しています。地球は確かに一つです。しかし人間はそれぞれの地域に、それぞれの風土、地勢に育まれた文化の中で生きてきました。それをグローバル企業のために犠牲にするなど、まっぴらごめんです。

 オバマ・安倍会談での”劇的な”TPP決着など、そんな茶番劇は見たくもありませんよね。

 

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1893 ・NHKに続き、今度は最高裁を支配下に置いて独裁者の道を急ぐ安倍晋三

2014-02-27 08:28:05 | 政治

おはようございます。
生き生き箕面通信1893(140227)をお届けします。

・NHKに続き、今度は最高裁を支配下に置き独裁者への道を急ぐ安倍晋三

 最高裁長官の竹崎博允(ひろのぶ)氏が昨日2月26日、定年前の退官届を内閣に提出しました。表向きは「健康上の理由」としましたが、周辺の裁判官は「健康状態が悪いとは聞いていなかった」と驚いているそうだから、「やめさせられる」のが真相でしょう。

 NHKを支配下に置くために送り込んだ籾井勝人という会長はあまりにもお粗末な問題だらけの人物で、早くも「NHK会長として不適格」のらく印が押されています。その騒動が続いているなか、今度は最高裁にも手を突っ込み長官をいわば”更迭”するのだから、安倍晋三という男は「独裁者への道」を急ぎに急いでいるといえます。

 先には、内閣法制庁長官を自分の息のかかった小松一郎氏(外務省出身)に代え、集団的自衛権の行使容認を解釈改憲で押し通す態勢にしました。

 特定秘密保護法が評判が悪いため、世論の頭をなだめる目的の情報保全諮問会議という怪しげな組織をでっち上げ、その長に読売新聞会長の渡辺恒雄氏に就任してもらってマスコミ界ににらみを利かせる態勢も整えました。

 国会はいまやほとんど敵なし。維新もみんなも「安倍首相と政治をしたい」とすり寄っています。民主は動きが取れず、共産党などは可愛いスピッツみたいなもの。キャンキャン吠えさせておけば、不満分子のガス抜きをしてくれる。

 民主主義の4権のうち、自分が君臨する行政をはじめ、立法府を抑え、マスコミ界もNHKを筆頭にほぼ手中に収めた。あとは司法を完全に意のままに操れるようにしておかなくてはならない。

 なにしろ、現在の国会議員は、最高裁から「違憲状態」の判決を下されている。といって、次の総選挙までの是正も難しそう。となれば、なんとか最高裁にうまくかわしてもらわなければならない。

 最高裁も意のままにできるなら、まさしく独裁者。

 最高裁長官に、どんな人間を持ってくるつもりでしょう。まさか、竹中平蔵などというとんでもない人物だけは勘弁してもらいたいものですが……。

 

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1892 ・「潜在的核保有国の権利を手放したくない」と、安倍政権のエネルギー基本計画

2014-02-26 09:57:52 | 政治

おはようございます。
生き生き箕面通信1892(140226)をお届けします。

・「潜在的核保有国の権利を手放したくない」と、安倍政権のエネルギー基本計画

 安倍政権は昨日2月25日、原発の新設さえにも含みを持たせた「エネルギー基本計画の政府案」を決めました。この政府案の肝は、ご承知のように「原発再稼働による原発の維持、推進」です。さらに、本当の狙いは、「潜在的核保有国の立場を何としても維持する」という”国家意志”を表現したというところにあるようです。

 自民党を中心とする国家権力側は、なぜこうも「原発再稼働」にこだわるのでしょうか。通常は、「そこに巨大な利権が存在するから」といわれます。当然、それもあります。

 しかし、あまり表立って指摘されないもっと大事なことがあります。それが、「潜在的核保有国の立場を維持する」という”深い闇”のような日本保守勢力の決意です。

 核兵器を保有していない国の中では、日本だけが使用済み核燃料の再処理によるプルトニウムの取り出しを認められています。それが認められているのは、核燃料リサイクルを実現するために必要というのが根拠でした。そして、取り出したプルトニウムは、たやすく核兵器に転用できるのです。そのプルトニウムはすでに45トンも保有しているとされています。日本は今でも、99%の核保有国といえる状態です。

 だから、核燃料リサイクル計画に組み込んだ「もんじゅ」や、MOX燃料を燃やす大間原発(青森県)はやめるわけにいかない。

 しかももっと切実な目の前の問題は、使用済み核燃料の処理です。いわゆる「核のゴミ」の処分場がないことです。すでに現在でも核のゴミが溜まってしまって困り切っています。滋賀県に放置された放射能汚染のゴミですら、もって行き場がなくて立ち往生しています。

 だから、燃やし続けるほかない。原子炉を再稼働し動かしている間は、原子炉そのものはゴミにはなっていない。しかし、廃炉と決まれば、一転してゴミとなります。しかもその放射能の線量たるや超高濃度。人間が近づけば一瞬で生命がなくなるほどの高さです。

 福島原発の1号機は運転を始めてからちょうど40年でした。「廃炉にする、廃炉にする」と言いながら動かして続けて、とうとう過酷事故を起こしたのでした。

 安倍政権は、原発再稼働に力を入れています。早ければことにの夏にも、原子力委員会に「安全」のお墨付きを出させて、めでたく再稼働にこぎつけようともくろんでいます。

 かたや、脱原発勢力は、都知事選で敗れたあと、エネルギーが急速にダウンしたように見受けられます。

 しかし、夏の再稼働を阻止するため、再結集することが急務。本当は民主党が再結集の核になるべきですが、海江田代表にはそれだけのリーダーシップは期待できない。

 とすると、自民と連立を組んでいる公明党の抵抗に期待するほかないのでしょうか。

 都知事選で宇都宮候補を担いで、「細川候補に勝った」とホクホク顔だった共産党の面々は、原発再稼働の事態にどう闘いを組むつもりでしょうか。

 

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1891 ・お笑い芸人「おしどりマコ」が国際舞台へ進出!?

2014-02-25 09:19:34 | 政治

おはようございます。
生き生き箕面通信1891(140225)をお届けします。

・お笑い芸人「おしどりマコ」が国際舞台へ進出!?

 それもノーベル平和賞を受賞したれっきとした国際医師会議へ招かれたのだそうです。「おしどりマコ&ケン」は昨日2月24日、成田空港からからドイツ、そしてベラルーシへ向けて出発しました。

 招いたのは正式には、IPPNW(核戦争防止国際医師会議)。原発事故後に福島以外では小児の血液検査はどんな結果だったか、おしどりマコは精力的に資料にあたり、後世に伝えるための論文をまとめていたそうです。そのまとめを、国際的な医師の専門会議で発表する。なんと!

 福島第一原発の事故後、このお笑いコンビは、可能な限り時間をやりくりして東電などの記者会見に出席し、本当のデータを出すよう粘り強く働きかけてきました。東電のまわし者のような全国紙記者からのいやがらせをはねのけて取材活動を続け、今では朝日や読売、NHKの記者も認めるジャーナリスト活動の実績を挙げているそうです。

 昨年、山本太郎議員が園遊会で天皇に手紙を渡したときも、山本氏に直接取材し、手紙の内容が原発事故処理にあたる作業員の劣悪な労働条件を訴えることだったなどを聞き出し、それをさらに作業員に伝えたうえで思いを取材するなど、極めて手堅いジャーナリスト活動をしています。

 アコーディオンを弾きながらお笑いを提供するマコは、鳥取大医学部生命科学科中退。吉本興業に所属し、自らを「シャンソンと猫を愛する芸人」とブログに自己紹介しています。

 事故発生からほぼ3年、東電を厳しく追求し続けてきたそのジャーナリスト魂には、頭が下がります。吉本に所属していれば、いろいろ不都合もあるでしょうが、いままで続けることができたのはどんな身のこなしがあったのでしょう。侮辱やあざけり、あからさまな言論封殺があっても我慢に我慢を重ね、耐え忍び、ただひたすら取材し、正義の発信をしてきたのだと推察します。

 フクイチの子どもたちは、本当は大変なことになっているようです。国内では政治も、ジャーナリズムもあてにできない。世界に訴えるのは一つの手です。マコとケンに期待するところ大です。

 

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1890 ・ウクライナに学ぶ「オレンジ革命」の教訓

2014-02-24 09:45:33 | 政治

おはようございます。
生き生き箕面通信1890(140224)をお届けします。

・ウクライナに学ぶ「オレンジ革命」の教訓

 帝政ロシア時代から「欧州の穀倉地帯」と呼ばれたウクライナは、ロシアのくびきから独立する運動を長く続けてきましたが、今回80人以上の死者を出すという犠牲を払った末、ロシアかいらいの大統領を追い出して、民主化を求める「オレンジ革命」の第2幕を開きました。ウクライナの人々がいかに切実に民主化を求めているか、民主主義と自由を求める願いがいかに強いか、不屈の闘いを戦い抜きました。

 崩壊したヤヌコビッチ政権は、ロシア・プーチン大統領のかいらい政権でした。だから、今回の闘いは、反ロシア、反プーチンの闘いだったというのが本質だといえます。

 ロシアのプーチン大統領にとっては、ソチ・オリンピックの閉幕を控えて最悪のタイミングでした。あるいはウクライナの人々が、「ソチ・オリンピック中だから世界中が見ており、プーチンも無茶はできないはず」とく読んだ上の賢い”蜂起”だったといえそうです。

 これが通常の時期なら、プーチン氏は即座に戦車を送り込んでデモ隊を鎮圧したところでしょう。しかし、世界から人々が集う平和の祭典オリンピック中とあっては、歯がみしながらも軍隊派遣は見送らざるを得なかった。

 しかし、ロシアが「穀倉地帯」を手放すはずはありません。しかも、クリミア半島にはロシアの黒海艦隊基地があります。ウクライナは意外なことに「軍事大国」で、中国に武器輸出をするほどの技術もあるそうです。ロシアにとってはそれほど重要な地域です。

 それだけにロシアはこれまでも天然ガスの供給を止めたりしながら、ロシアの意に染まない政権を排除し、ウクライナを属国化する介入を行ってきました。その歴史は近現代になってからもソ連の時代にはウクライナに原発を作り、そのチェルノブイリ原発が苛酷事故を起こしたのはご承知の通りです。

 ソ連崩壊の1991年に独立。しかし、ロシアの干渉は続いたため、2004年の大統領選では、欧米流の民主化を求めてオレンジ色をシンボルカラーとする大衆運動「オレンジ革命」が起こり、その中心地が今回デモ隊が集結し抵抗した独立広場でした。

 今回の「オレンジ革命」から学ぶ第一の重要な点は、なんと言っても、「民主主義と自由を求める不屈の闘い」ということでしょうか。たとえ死者を出しても、再びプーチン支配には屈しないという不屈の闘いです。民主主義と自由を勝ち取るためには、不断の闘いが欠かせない。ウクライナでも、今回で終わったのではなく、今後も長く、苦しい闘いが続くことが予想されます。ウクライナの人々は、帝政ロシア時代から100年以上闘い続けてきた歴史を持っています。

 第二の学びは、闘いを仕掛けるタイミングです。今回は、ソチ・オリンピックというタイミングで仕掛けました。ロシアが動けない時期、プーチン氏が戦車を繰り出せないタイミングを見計らって蜂起しました。そして、死者を出しても、独立広場を死守しました。相当周到な準備がなされ、闘いのネットワークが組まれていたことが読み取れます。

 第三は、しっかりしたリーダーの存在です。今回は表に出ていませんが、相当強力なリーダーがいたはずです。どんなリーダーだったのか、早く知りたいものです。

 ウクライナの人々は、民主主義と自由を求める世界の他の地域の人々に多大な感動と共感、勇気を与えたはずです。たとえば、中国のチベットの人々、ウイグル自治区の人々は、習近平・国家主席が君臨する中国に、一人残らず掃討されかねない”民族浄化”の弾圧を受けています。

 日本でも、直接的な暴力よりもっと性質(たち)の悪い締め付けが進んできました。日本の民主主義と政治的な自由は風前のともしびとも言えそうです。

 さらに言えば、締め付けよりも恐ろしい事態になってきているようです。

 藤波こころさんが、FBにこんな書き込みをしていました。「若い人の右傾化はビックリするくらい進んでるんです。ノリはサバイバルゲームの感覚で。今の私達の世代は自信の無い人が多いみたい。その代償行為じゃないけど強いものに憧れているのかな。太陽より北風で旅人の服を飛ばす事しか考えなくなっているのです」と。

 この若い人々が、30代、40代、50代になっていくとき、日本はどんな姿になるのでしょうか。

 私たちは、ウクライナの人々からもらった勇気と感動、そして元気を神棚に飾っておくだけではもったいない。

 

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