生き生き箕面通信

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生き生き箕面通信733 ・にわかに「12月政局」の動きが浮上

2010-12-09 06:26:35 | 日記
おはようございます。「支持率が1%になっても頑張る」という菅さんに対し、今朝のよみうり時事川柳は「1%まではまだまだある余裕」。
生き生き箕面通信733(101209)をお届けします。

・にわかに「12月政局」の動きが浮上

 3日後の茨城県議選を前に、「12月政局」が急展開し始めました。具体的には、「小沢つぶし」と「菅おろし」のガチンコ勝負です。菅首相側が支持率回復のために「小沢氏の国会招致」にカジを切ったのに対し、小沢氏側は年内の「両院議員総会で執行部批判」で対抗する動きです。

 民主党は年明けの1月13日が「党大会」です。目の前に迫った党大会の当面の焦点は、来年度予算の成立と4月の統一地方選挙です。この統一地方選挙で一定の結果を出さなければ、菅政権はもちません。もちろん、国民生活に直結した来年度予算が成立できなければ、ジ・エンド。

 そうした状況を控えて、12日に投開票される茨城県議選は、統一地方選の行方を占う前哨戦としての位置づけにあり、ここでの勝敗がその後の動きを左右すると見られています。その茨城県議選は、定数65人に対し、民主党は 政権与党にもかかわらず24人(推薦1を含む)しか公認候補を立てられませんでした。少数精鋭の作戦ともいえますが、それでも惨敗すれば、「現執行部では来春の統一地方選は戦えない」という声がほうはいとして沸き起こってきます。

 それを避けるためには、菅首相らは「小沢氏の国会招致の実現で支持率回復」を狙うハラを固めたようです。岡田幹事長に対し、谷亮子氏らが「考え直してほしい」と申し入れましたが、岡田氏は「小沢さんには政倫審に出て説明してもらう」と、はねつけました。

 小沢氏側は、年明けの予算審議のための通常国会乗り切りには、「仙谷官房長官の辞任が必要」としており、内閣改造を求めています。まず「両院議員総会」を要求しています。菅首相は「改造しない」といっており、岡田・仙谷ラインに乗ることにしました。

 いずれにしても12日の茨城県議選が影響してきますが、その勝敗ラインはどのくらいと見るべきか。現執行部は20議席はほしいところですが、現実的には15がいいところのようです。二桁に乗せられなければ、惨敗となり、党大会は大荒れになります。

 こうした日本政治もたつきの最大の要因は、「小沢つぶしの陰謀」です。ささいな記入ミスをあたかも重大な「政治とカネ」問題であるかのようにでっちあげてきた「小沢つぶしのための陰謀」。急浮上してきた「政局」は、小沢つぶしの最終戦が早めに幕開けした様相です。

 アメリカが後ろに控えて、日本の検察やマスメディアを巧妙にハンドリングして進めてきた「小沢つぶしの陰謀」を克服するために、日本は四苦八苦させられています。その間にも世界情勢はどんどん進んでいます。