生き生き箕面通信

大阪の箕面から政治、経済、環境など「慎ましやかな地球の暮らし」をテーマに、なんとかしましょうと、発信しています。

160629 ・都知事候補に小池百合子元防衛相が立候補。都連は桜井俊氏と分裂か?

2016-06-29 18:13:22 | 政治

おはようございます。生き生き箕面通信2725(160629)をお届けします。

・都知事候補に小池百合子元防衛相が立候補。自民は桜井俊氏と分裂か?

 自民党衆議院議員の小池百合子氏は本日6月29日、記者会見し、都知事候補に立候補する意向を表明しました。都連幹事長外交である荻生田光一官房副長官は同じく29日の記者会見で、小池氏の立候補表明について、「やや違和感を感じる。正直、びっくりしている」と、不快感とともに小池氏を批判する立場をあきらかにしています。

 この「女組vs男組」の決着はいかが相成りますやら。とくに安倍首相には、「女の人の活躍社会を考えており、この際、女組でやらしてみては」くらいの肝っ玉がなけりゃあ。しかし、この争いは、小池氏には都連幹部の意向を無視して出したものだけに、都連内部自体がやっさもっさ。

 小池氏は、「崖から飛び降りる覚悟で決断した」といい、単なる売名行為では無さそう。ただ、これより先にずらせば、自身の立候補が亡くなると考えてのことだけに、ぎりぎりの立候補表明だった。


160628 ・行き詰まりつつある「資本主義」

2016-06-28 09:40:11 | 政治

おはようございます。生き生き箕面通信2725(160628)をお届けします。

・行き詰まりつつある「資本主義」

 「『落日』の資本主義 私たちは」というトークが、水野和夫さんと白井聡さんの間で行われ、朝日新聞の「文化・文芸面」(31面)で掲載されました。この紙面は、関西面だけなので、東京版とは違います。

白井さんは、「三菱東京UFJ銀行」がマイナス金利になる中、国債入札に特別な条件で参加できる資格を国に返上する手続きに入ったことについて、「日本国家と心中するのは御免だと宣言したと解釈できそうだ。国債の引き受け手がなくなる」と話しました。

 水野和夫さんは「非常に良い選択で、国債が優良な資産ではないと民間が言い始めた画期的な出来事。これを機に、日本銀行は国民の資産を減らすことになるマイナス金利政策を反省すべきだ」と答えました。

 水野さんは、「そもそも成長戦略をとることが間違っている。日本は1990年代半ばから成長できない仕組みです。量的緩和をして子国で投資をしてくれと言っても、グローバリゼーションの下では海外へとお金が容易に出て行く」と語りました。

 白井さんは、「需要を拡大するため個人に借金をさせてきたが、そのどん詰まりがリーマン・ショック。不良債権化した個人の借金が国家の借金に付け替えられた」と、ここ数十年の世界経済を概観しました。

 水野さんは、「サハラ砂漠より南では生死のぎりぎりのラインで生活する4億人がいる。ここ30年で、資本主義は70億人すべてを豊かにする仕組みではないことがわかった。ただ、代替案がない」と、思案投げ首。白井さんも「国家が徴税できなくなっている。歴史的に言うと、租税国家の終焉」と話しています。


160627 ・ついに出ました。岡田代表が地元(三重)で負けた場合、代表辞任の意向です

2016-06-27 09:26:29 | 政治

おはようございます。生き生き箕面通信2723(160627)をお届けします。

・ついに出ました。岡田代表が、地元(参院選三重選挙区)で負けた場合、代表辞任の意向です

 民進党の岡田克也代表は昨日6月26日、参院選三重選挙区(改選数1)で党公認候補の芝博一氏が敗れた場合、9月に予定される「党代表選に立候補せず、辞任する意向」を明言しました。これは、地元の三重県東員町で記者団の質問に答えたものです。

これだけ自民党がチョンボが多い中、いまだにその反対党の民進党はちっとも支持率が上がらず、どうにもならない状態です。これは、民進党の岡田克也氏や枝野幸男幹事長のこれまでのやり方が有権者に知られているからです。もちろん、前原誠司や野田佳彦、あるいは細野豪志、玄葉光一郎なども同じです。

読売新聞によると、岡田氏は「三重県は特別だ。芝氏は私にとって同士。芝氏まで(落選に)なると、代表を続ける資格はない」とはっきりと“退路”を明らかにしました。三重選挙区では、現職の芝氏と自民新人の山本佐知子が激しく競り合っています。前回の2013年参院選では、民進党の代表である民主党現職が自民党に敗れました。今回もどうなるか、わかりません。

 安倍政権が支持率が高いというが、それは民進党の伸びしろがほとんどないからです。どんなに自民党が高いといっても、それでも民進党よりはいいという結果なのだから仕方ない。

 おなじく、民進党のもっとも頼りにする「連合」自体が働くものよりも経営者側に転じています。連合幹部の原発推進なども同じです。結局、日本をシャッフルするしか仕方がないようです。


2722 ・なぜ「小沢一郎」を野党4党のリーダーにしないのか

2016-06-26 09:16:44 | 政治

おはようございます。生き生き箕面通信2722(160626)をお届けします。

・なぜ「小沢一郎」を野党4党のリーダーにしないのか

 自民党を叩いても、安倍首相はどこ吹く風です。自分のやってきた“成果”を誇るだけです。何が足りないか。結局、安倍首相に代わる次のリーダーがないからです。

民進党の岡田克也氏ではど うあがいたって安倍首相と相性が悪い。だから、仮に民進党になったとしても、「また、岡田かよ」となるだけで、新鮮味がない。第一、首相していることに迫力がありません。

その点、小沢一郎氏なら、少なくとも新鮮味がある。というより、いよいよ本物が出てきた、という驚きがあります。もちろん、その主張にも新鮮味があります。たとえば、共産党と組んで政権をつくることにも、なんら躊躇しません。民進党の岡田氏は、「共産党とは一緒にやるつもりはない」と、現下にことわっています。こんなへなちょこでは、現在の政権を打倒するなど、到底無理です。選挙民自身がそのことをはっきりすべきです。


2721 ・EUの「理念先行型」が行き詰まり、EU自身の方向感覚が分からなくなった

2016-06-25 09:03:14 | 政治

おはようございます。生き生き箕面通信2721(160625)お届けします。

・EUの「理念先行型」が行き詰まり、EU自身の方向感覚が分からなくなった

 イギリスの「離脱」は、EUの本部があるブリュッセルの「理念先行型」への反抗と受け取れます。「オレたちは選挙は受けてなくても、そのエリートのわれわれがEUの方向を決めるんだ。だまってついてこい」という感覚が、反発を招いたのでしょう。もちろん、イギリスの“海賊だましい”が、黙ってついてこいにはやむにやまれず反発せざるをえないこともあった。

 イギリスの海賊だましいは、他のヨーロッパ諸国にも広がっています。EUにイギリスが植民地化されて、賃金がいい移民が送り込まれてきます。そればかりではありません。曲がりすぎたバナナはダメ。8歳の子どもに風船はダメ。ブリュッセルの公務員がなにかと注文を付けてくる。

 その意味では、EUは創立以来の窮地に立っているといえます。国とはなにか。国家連合とはなにか。EUの本部自体がなにか改革を行わなければならないのではないか。少なくとも、ブリュッセルの本部“公務員”にも、なにか選挙で選ぶという改革が必要です。