おはようございます。 生き生き箕面通信1440(121130)をお届けします。
・「小沢さんの経験と力を活用させていただく」と嘉田代表。「小沢隠し」の偏向読売新聞
日本政界の既得権益勢力から、激しい「小沢バッシング」が再開されました。日本未来の党がまとめた総選挙向けの政策要綱案が、「3年前の総選挙で民主党が掲げたマニフェストと同じ内容が並んでいる。未来の党は、小沢新党だ」と批判しているのです。仮に「小沢新党」だったら、何かいけないのでしょうか。
日本未来の党の代表を引き受けた嘉田・滋賀県知事は、昨日11月29日に開かれたインターネットサイト「ニコニコ動画」で行われた10党首討論会で、明確に「小沢さんを尊敬しています。小沢さんの経験と力を、日本のために活用させていただく」と言いきりました。
未来の党がお目見えしてからは、「嘉田代表が主導権を握っている。決して小沢さんではない」という演出に懸命のようにみえました。党の主要役職についても、「小沢氏は当面も、選挙後も無役」という方針を発表しました。しかし昨日は、嘉田さん自身が党首討論の場で、「小沢氏の力を活用する」と堂々と宣言したのです。
そうです。ムリに「小沢隠し」をすることはないですよね。むしろ堂々と、「日本のために小沢の大ナタを使う」と明確にした方がどれほどすっきりするか。私ごとになって恐縮ですが、ぼくはここ数年、「大ナタを使うべし」と小沢氏活用を主張し続けてきました。
小沢氏を日本の政界から抹殺し、なんとしても影響力を排除しようとする執ような謀略が展開されてきました。小沢氏排除は、腐った検察と、同じく腐臭を発し続けるマスメディアの、結果的には「共同謀略」と断言できます。日本政治史には、いずれ「21世紀に行われた日本政治の一大汚点」として記録されることになるはずです。そんな謀略を執ように続けること自体が、既得権益勢力が小沢氏の力を認め、恐れていることの証左といえます。
嘉田さんは「日本のために小沢氏を使う」という優れた判断をしてくれました。それだけで、ほぼ4割は目的が達成されました。実際の「日本の立て直し」という一大事業は、それでもまだ道遠しです。今回の総選挙で有権者が正しい判断をするかどうか、が問われています。
ただ、日本の立て直しのために正しい情報を伝えるべきマスメディアは、十分に機能せず、「小沢バッシング」を再開しました。明確な理由は一切説明することなく、「小沢は悪い。小沢が後ろで糸を引いている」と、言い立てています。
とくに読売新聞は悪質です。本日の朝刊でも、一面トップは「3党衆院選公約」という見出しで、民主、自民、維新だけが日本の主要政党と断定し、公約の比較表も3党だけに絞りました。つまり、意識的な「未来の党」隠しです。小沢氏の影響力を減じようと、「未来の党」そのものを登場させない悪質な紙面展開なのです。新聞は民間資本ですが、ジャーナリズムは「公的存在」です。決して、「イヤなら読まなければいい」といったものではないはずです。しかし、読売のドン、渡邉恒雄氏、通称「ナベツネ」氏が行っている、読売新聞の私物化は目に余るものがあります。日本のために影響力を排除しなければならないのは、読売新聞のナベツネ氏なのです。ナベツネ氏に引退してもらうには、読売の不買運動を強めることが最も効果的です。
それはともかく、「小沢新党」はギリギリで間に合いました。明後日12月2日には、マニフェストが明らかにされる段取りです。その内容は、3年前の民主党のマニフェストに酷似するものになるはずです。当然です。日本の立て直しは、3年前への「原点回帰」から始めるのです。「財源がないから、できない」と野田民主党は諦めました。それはそうです。後ろで操る財務省が許さないからです。そこをぶち破らなければ、つまり官僚政治をいったん壊さなければ、日本の再生は果たせません。
小沢氏は、「日本の再生に貢献することが最後のご奉公」としています。既得権益勢力との、「日本の行く末」をかけた政治決戦です。もちろん、そのために自分の命が失われることがあるとしても「覚悟のうえ」です。