生き生き箕面通信

大阪の箕面から政治、経済、環境など「慎ましやかな地球の暮らし」をテーマに、なんとかしましょうと、発信しています。

1440 ・「小沢さんの経験と力を活用させていただく」と嘉田代表。「小沢隠し」の偏向読売新聞

2012-11-30 06:59:38 | 日記

おはようございます。                                                                                 生き生き箕面通信1440(121130)をお届けします。

・「小沢さんの経験と力を活用させていただく」と嘉田代表。「小沢隠し」の偏向読売新聞

 日本政界の既得権益勢力から、激しい「小沢バッシング」が再開されました。日本未来の党がまとめた総選挙向けの政策要綱案が、「3年前の総選挙で民主党が掲げたマニフェストと同じ内容が並んでいる。未来の党は、小沢新党だ」と批判しているのです。仮に「小沢新党」だったら、何かいけないのでしょうか。

 日本未来の党の代表を引き受けた嘉田・滋賀県知事は、昨日11月29日に開かれたインターネットサイト「ニコニコ動画」で行われた10党首討論会で、明確に「小沢さんを尊敬しています。小沢さんの経験と力を、日本のために活用させていただく」と言いきりました。

 未来の党がお目見えしてからは、「嘉田代表が主導権を握っている。決して小沢さんではない」という演出に懸命のようにみえました。党の主要役職についても、「小沢氏は当面も、選挙後も無役」という方針を発表しました。しかし昨日は、嘉田さん自身が党首討論の場で、「小沢氏の力を活用する」と堂々と宣言したのです。

 そうです。ムリに「小沢隠し」をすることはないですよね。むしろ堂々と、「日本のために小沢の大ナタを使う」と明確にした方がどれほどすっきりするか。私ごとになって恐縮ですが、ぼくはここ数年、「大ナタを使うべし」と小沢氏活用を主張し続けてきました。

 小沢氏を日本の政界から抹殺し、なんとしても影響力を排除しようとする執ような謀略が展開されてきました。小沢氏排除は、腐った検察と、同じく腐臭を発し続けるマスメディアの、結果的には「共同謀略」と断言できます。日本政治史には、いずれ「21世紀に行われた日本政治の一大汚点」として記録されることになるはずです。そんな謀略を執ように続けること自体が、既得権益勢力が小沢氏の力を認め、恐れていることの証左といえます。

 嘉田さんは「日本のために小沢氏を使う」という優れた判断をしてくれました。それだけで、ほぼ4割は目的が達成されました。実際の「日本の立て直し」という一大事業は、それでもまだ道遠しです。今回の総選挙で有権者が正しい判断をするかどうか、が問われています。

 ただ、日本の立て直しのために正しい情報を伝えるべきマスメディアは、十分に機能せず、「小沢バッシング」を再開しました。明確な理由は一切説明することなく、「小沢は悪い。小沢が後ろで糸を引いている」と、言い立てています。

 とくに読売新聞は悪質です。本日の朝刊でも、一面トップは「3党衆院選公約」という見出しで、民主、自民、維新だけが日本の主要政党と断定し、公約の比較表も3党だけに絞りました。つまり、意識的な「未来の党」隠しです。小沢氏の影響力を減じようと、「未来の党」そのものを登場させない悪質な紙面展開なのです。新聞は民間資本ですが、ジャーナリズムは「公的存在」です。決して、「イヤなら読まなければいい」といったものではないはずです。しかし、読売のドン、渡邉恒雄氏、通称「ナベツネ」氏が行っている、読売新聞の私物化は目に余るものがあります。日本のために影響力を排除しなければならないのは、読売新聞のナベツネ氏なのです。ナベツネ氏に引退してもらうには、読売の不買運動を強めることが最も効果的です。

 それはともかく、「小沢新党」はギリギリで間に合いました。明後日12月2日には、マニフェストが明らかにされる段取りです。その内容は、3年前の民主党のマニフェストに酷似するものになるはずです。当然です。日本の立て直しは、3年前への「原点回帰」から始めるのです。「財源がないから、できない」と野田民主党は諦めました。それはそうです。後ろで操る財務省が許さないからです。そこをぶち破らなければ、つまり官僚政治をいったん壊さなければ、日本の再生は果たせません。

 小沢氏は、「日本の再生に貢献することが最後のご奉公」としています。既得権益勢力との、「日本の行く末」をかけた政治決戦です。もちろん、そのために自分の命が失われることがあるとしても「覚悟のうえ」です。

 


1439 ・露骨に選挙干渉する読売新聞――欺瞞の社説

2012-11-29 07:00:38 | 日記

おはようございます。                                                                                  生き生き箕面通信1439(121129)をお届けします。

・露骨に選挙干渉する読売新聞――欺瞞の社説

 原発ゼロ社会を掲げる「日本未来の党」が登場したことで、「脱原発」が今回選挙の焦点となることが確定しました。ペテン師の面目躍如に活動する野田首相は、できれば原発を選挙の焦点から隠し、「TPP(環太平洋経済連携協定)」などを焦点にしたい意向でした。しかし、残念でした。もう「原発」は避けて通れない。

 既得権益勢力の広報紙である読売新聞は、さっそく社説で噛みついてきました。まず、見出しからして、「日本未来の党 『卒原発』には国政を託せない」と、戦闘モード全開です。書き出しは、「国力を衰退させる『脱原発」を掲げる政党に、日本の未来を託せるだろうか」と疑問を呈しました。「国力を衰退させる原発」? では、脱原発政策を現実にを進めているドイツは、衰退する政策にまっしぐらということでしょうか。アメリカでさえここ30年間、新しい原発は1基も建設していません。読売新聞は、根底からして事実認識に誤りがあります。

 「空疎なスローガンと、生き残りのために右往左往する前衆院議員たちの姿には、政治家の劣化を痛感せざるを得ない。嘉田氏が掲げる『卒原発』は脱原発と大差はない。それだけでは願望に過ぎず、無責任である」と、ぼろんちょんに筆が走っています。

 ここで、読売新聞の憲法である読売信条を見てみます。「読売新聞は責任ある自由を追求する。個人の尊厳と基本的人権に基づく人間主義をめざす。国際主義に立ち、日本と世界の平和、繁栄に貢献する。真実を追求する公正な報道、勇気と責任ある言論により、読者の信頼にこたえる」(2000年1月1日制定)。

 この読売信条自体が、欺瞞に満ちています。「責任ある自由」をうたっていますが、「国民の自由」はそっちのけに、「政府広報を広める自由」に徹しています。極めて偏向著しい論説、記事をたれ流して恥じることがない。「人間主義」は創価学会、池田大作氏の得意の言葉です。「国際主義」とは、「米国中心主義」のことらしい。あるいは「社会の1%の金持ち層中心主義」とでも申しましょうか。

 本日の社説に戻ります。社説は、脱原発を掲げる政治家を、「政治家の劣化を痛感する」と罵倒しています。しかし、基本の認識が不適切な読売新聞には、「新聞ジャーナリズムの劣化」を痛感せざるを得ません。事実を曲げ、間違った認識を繰り返す読売新聞こそ、「無責任である」。

 読売新聞は、「脱原発」を掲げる勢力をくそみそにやっつけたうえで、「有権者はそのことを十分理解した上で、新党の価値を見極めることが重要である」と、選挙干渉しています。読売信条では「公正な報道」をうたっていますが、実際は変更極まりない報道です。「勇気ある言論」もうたっていますが、これは「低劣な言論をたれ流して恥じない勇気」のことでしょうか。

 アメリカでは、原子力産業は斜陽産業としてとっくの昔に見切りをつけ、GEやウエスティングハウスは日本の東芝や日立製作所に原発部門を売り渡しました。それを日本では、税金をじゃぶじゃぶつぎ込める一大利権産業に育て、原子力ムラ(読売新聞を含む)を構築。ようするにシロアリ化しているのです。読売新聞の欺瞞性は、百害あって一利なし、社会をミスリードする犯罪性が濃くなっています。

 

 


1438 ・「政治は未来をつくるもの」――嘉田新党のびわこ宣言

2012-11-28 06:45:47 | 日記

おはようございます。                                                                             生き生き箕面通信1438(121128)をお届けします。

・「政治は未来をつくるもの」――嘉田新党のびわこ宣言

 日本未来の党が「びわこ宣言」を発し、スタートしました。この宣言に盛られた内容に同調する同志を募る「この指とまれ」方式です。ただ、この宣言の全文が手に入らなかったので、本日11月28日付けの朝日新聞朝刊に掲載された宣言要旨(4面)を転載します。

 「政治は未来をつくるもの。右か左かではない。私たちが目指すものは日本の未来の安心。国民のみなさんに日本の未来を選択する選択肢を提示したい。                                                                                                                                                                                      

 中央集権体制を変え、現世代につけまわしてきた旧体制を変えなければならない。3・11後初の国政選挙であるにもかかわらず、「原発のない社会』に向けた議論は不透明のまま。自民党は原発の安全神話をつくり、事故への備えを怠り福島事故への反省は一切なく、原発推進ともとれるマニフェストを発表。事故の重い責任を感じず、経済性だけで原子力政策を推進することは、国家としての品格を失い、地球倫理上も許されない。

 原発事故の潜在的リスクが最も高いのは老朽化した多数の原発が集中立地する若狭湾に近い滋賀県、琵琶湖だ。近畿圏1450万人の命の水源であり、琵琶湖をあずかる知事として、このまま国政にメッセージを出さないことは子や孫に対しても申し訳が立たない。

 国民の信頼を取り戻し、国民が希望を持つことができる、新しい政治の軸を立てる『びわこ宣言』を行う。未来を拓(ひら)く新しい政治を始めましょう」

 この宣言が問うているのは、第一には「原発」ですが、それよりも重く問うているのは「国家の品格」です。「日本の品格」です。日本の品格は、政治が最も大切にしなければならない資質です。ところが、その政治が率先して、「品格」を台なしにしています。

 宣言にあるように、このままの日本を子や孫に残すのは、申し訳が立ちません。今回の選挙で、「日本の品格」を立て直すきっかけをつかみたい。日本の「日の出」を迎えたいものです。

  *写真は、先日訪れた榛名湖と榛名富士の日の出です。

 

 

 

 

 

 


1437 ・嘉田知事を日本初の女性首相へ押し上げましょう――女性の奮起を

2012-11-27 06:59:33 | 日記

おはようございます。                                                                                  生き生き箕面通信1437(121127)をお届けします。

・嘉田知事を日本初の女性首相へ押し上げましょう――女性の奮起を

 日本はいまだに「男性優位社会」です。しかし、とっくに行き詰っています。行き詰っていながら、石原慎太郎氏のような、時代遅れの”暴走老人”がはばをきかせています。この状態を変えるには、女性の一層の奮起が欠かせないのではないでしょうか。

 今回、嘉田由紀子・滋賀県知事が第三局の焦点として急浮上してきたことは、絶好のチャンスといえます。本当は、ギリギリのタイミングでなんとか間に合った、というところが実感ではありますが。

 小沢一郎氏は早くから嘉田さんとの連携を働き掛けてきました。本日11月27日の朝日新聞朝刊によると、「水面下での動きは9月ごろ。小沢氏が嘉田氏に接触」(二面)とあり、読売朝刊も「関係者によると、嘉田氏は10月中旬、小沢氏と会談」(一面)とあります。しかし本当は、もっとすっと早くから接触していたのです。

 嘉田氏にはそのほかの政党からも働きかけがあったそうです。そうした中で、橋下・大阪市長が石原氏と合流したことが、「脱(卒)原発」の軸が危うくなったとの思いを強くさせ、第三局結集へ踏み切らせることになった、と解説されています。嘉田さんは本日、記者会見して自らの考えを明らかにします。

 小沢氏は昨日の記者会見で、嘉田氏との連携について、「仮に呼びかけがあれば、その政策、主張を検討して、対応を決めていく」と、受身のようは発言をしました。この発言は、あくまでも嘉田さんに主導権をとってもらうための配慮した言い方です。この際、嘉田さんがリードしながら連携が成立する形でなければ、「後ろで小沢が意図を引いている」とでも流されれば、せっかくの「オリーブの木」構想がつぶれかねません。

 それはともかく、フランスでは社会党政権が成立し、オランド大統領が「閣僚の半数は女性にする」と公約した通り、閣僚34人中、半数の17人を女性閣僚としました。そのなかには、アフリカ系もアジア系もいます。フランス政治には見習うべき点が数多くあります。

 日本では、頭の固いむくつけき男どもはこの際、少しおとなしくしていた方がいいとすら思われます。しかし、気になるのは、肝心の女性の勢いがまだ弱いことです。閣僚では田中真紀子さん一人、政党党首では社民党の福島瑞穂さんくらい。「みどりの風」は女性が代表なのでしょうが、よく分かりません。

 女性パワーは、官邸前デモなどで大きく盛り上がりました。放射能から子どもを守ろうとする母親の懸命の力が、脱原発のベクトルを支えているのも事実だと思います。しかし、まだ足りないのではないでしょうか。もっと、社会の前面に出てきていただきたい。男性側からのさまざまな障害や圧力をはね返し、男性を押しのけるパワーをさく裂させてほしいものです。女性にはその力があるはずです。そして、いまその力を発揮しなければ、日本そのものが沈んでしまします。その意味では、嘉田さんは希望の星です。

 箕面の滝道の風景です

 

 


1436 ・嘉田・滋賀県知事を第三局のトップへ、そして首相に、と待望論

2012-11-26 06:54:40 | 日記

おはようございます。                                                                              生き生き箕面通信1436(121126)をお届けします。

・嘉田・滋賀県知事を第三局のトップへ、そして首相に、と待望論

 「おやっ」と思わされました。本日11月26日の読売新聞朝刊一面に、こんな記述があったのです。見出しは「『生活』『脱原発』合流検討」でした。袖見出しは「『みどり』にも呼びかけ」。大手メディアは、第三局といえば「維新の会」と決めつけていますが、おっとどっこい、ここへきて「国民の生活が第一」がじわりと存在感をましています。

 「おやっ」と思わされたのは、次の記述です。「小沢氏は周辺に新党結成の場合、党首に就かない可能性を示している。『生活』の幹部の中には、嘉田由紀子・滋賀県知事らとは脱原発政策で共闘できるとみて、党首に迎えたいとの声がある」というくだりの「嘉田知事のことです。嘉田知事を「党首に迎えたい」というのです。嘉田さんなら、「脱原発」の軸がぶれることがない、という信頼感があります。さらに、消費増税や反TPP(環太平洋経済協力協定)についても、方向性は同じ。

 女性の多くは、「脱原発」「消費増税凍結」「反TPP」で思いを同じくしているのではないでしょうか。子どもを育てる母親は、「原発はいらん」と立場がハッキリしています。できるだけ政府の世話にならずに、自立した生活を望み、そのためにも職を得られる社会でありたいと考えているのだと思います。嘉田さんなら、女性票の支持を得られる。

 21世紀は、女性の世紀です。20世紀型の男性はしばらくおとなしくしていた方が、日本はいい方向に進みそうです。嘉田さんが首相になる状況が生まれたら素晴らしい。

 本日の朝日新聞朝刊はやはり一面で、「嘉田知事が新党検討 脱原発掲げ連携模索」を報じています。記事は「連携する政党は『みどりの風』などを念頭に置いているとみられ、やはり脱原発を掲げる国民の生活が第一の小沢一郎代表との連携も模索しているとみられる」と伝えています。

 急浮上の嘉田知事。ご本人の詳細な考えは明らかにされていませんが、小沢氏は嘉田さんを説得して担ぎ出すと見られます。嘉田待望論は一気に強まるのではないかと期待しています。