おはようございます
生き生き箕面通信160(090430)をお届けします。
・「自由になりたいなら、死ね!」
イラン人監督がアフガンを舞台にした映画「子供の情景」を
観てきました。七芸です。
いきなりバーミヤンの石窟大仏が爆破されるところから始まります。
主人公は6歳の少女バクタイ。隣の洞窟に住む男の子アッバス
が読み書きの練習をし、学校で習った面白い話しを読むのを聞い
て、自分も学校に行きたくてたまらない。
やっとついた女の子の学校でも席はない。帰りの道で悪童に
捕まり、逃げ出すと「処刑だ」と追いかけられる。アッバスが「自由
になりたいなら、死ね(死んだ振りをしろ)」と、叫ぶ。
この映画の監督は、撮影時に19歳のイラン人女性。暴力によって
傷つくのは子供たち。大人たちに「こんな暴力ばかりが繰り返される
状態でいいのか」と、問題を突きつけています。
オバマ大統領は、テロの温床はアフガンとパキスタンの国境地帯
にあると指摘し、「今後はここが主要なターゲットになる」と主張し
て、さらに軍隊を増派する計画です。
アフガニスタンの夏の大統領選を控えて、民生安定策を含む
新しい作戦を始めるようですが、先行きにに明るい展望はありま
せん。
テロの封じ込めにいくら圧倒的な武力をもってしても、絶対的な
勝ち目はないですよね。制圧しきったようにみえても、そこに「憎しみ
と報復」のタネが残れば、必ずゾンビのようにまた燃え上がるのは、
これまでの状況が示しています。
パキスタンを拠点に医療活動を行い、アフガンの井戸掘りなどで
非常に強い支持を受けたペシャワール会の中村哲医師は「軍隊
はいらない。医療活動や、人が生きていくために必要な水を得る。
そうした活動でこそ、安定がもたらされる」と、実践で示してきました。
ぼくも、平和を取り戻す道は、平和的な活動からしか生まれない
とする中村哲医師の主張に賛成します。少なくとも「自由になり
たいなら、死ね」と、叫ぶことはできない。
生き生き箕面通信160(090430)をお届けします。
・「自由になりたいなら、死ね!」
イラン人監督がアフガンを舞台にした映画「子供の情景」を
観てきました。七芸です。
いきなりバーミヤンの石窟大仏が爆破されるところから始まります。
主人公は6歳の少女バクタイ。隣の洞窟に住む男の子アッバス
が読み書きの練習をし、学校で習った面白い話しを読むのを聞い
て、自分も学校に行きたくてたまらない。
やっとついた女の子の学校でも席はない。帰りの道で悪童に
捕まり、逃げ出すと「処刑だ」と追いかけられる。アッバスが「自由
になりたいなら、死ね(死んだ振りをしろ)」と、叫ぶ。
この映画の監督は、撮影時に19歳のイラン人女性。暴力によって
傷つくのは子供たち。大人たちに「こんな暴力ばかりが繰り返される
状態でいいのか」と、問題を突きつけています。
オバマ大統領は、テロの温床はアフガンとパキスタンの国境地帯
にあると指摘し、「今後はここが主要なターゲットになる」と主張し
て、さらに軍隊を増派する計画です。
アフガニスタンの夏の大統領選を控えて、民生安定策を含む
新しい作戦を始めるようですが、先行きにに明るい展望はありま
せん。
テロの封じ込めにいくら圧倒的な武力をもってしても、絶対的な
勝ち目はないですよね。制圧しきったようにみえても、そこに「憎しみ
と報復」のタネが残れば、必ずゾンビのようにまた燃え上がるのは、
これまでの状況が示しています。
パキスタンを拠点に医療活動を行い、アフガンの井戸掘りなどで
非常に強い支持を受けたペシャワール会の中村哲医師は「軍隊
はいらない。医療活動や、人が生きていくために必要な水を得る。
そうした活動でこそ、安定がもたらされる」と、実践で示してきました。
ぼくも、平和を取り戻す道は、平和的な活動からしか生まれない
とする中村哲医師の主張に賛成します。少なくとも「自由になり
たいなら、死ね」と、叫ぶことはできない。