生き生き箕面通信

大阪の箕面から政治、経済、環境など「慎ましやかな地球の暮らし」をテーマに、なんとかしましょうと、発信しています。

生き生き箕面通信747 ・菅さんは引きこもり?

2010-12-22 05:32:44 | 日記
おはようございます。「小沢説得できればあげる本免許」(今朝のよみうり時事川柳より)
生き生き箕面通信747(101222)をお届けします。
・菅さんは引きこもり?

 本日の朝日新聞朝刊は「”孤食”の総理」をかなりのスペース(4面)で取り上げています。「首相の引きこもり」(官邸スタッフ)と心配する声も漏れているとか。

 一国の首相は、孤独。国民に直接関連する大事な問題を、最後は独りで決断しなければなりません。歴史に耐える決断であるのかどうか、本人も自信を持てない判断もあるはずです。

 菅さんは、「内閣発足当時は秘書官や民主党幹部らと食卓を囲んでいたが、政権運営が苦難続きとなるにつれて首相官邸の執務室で『孤食』をするように」なったのだそうです。首相周辺は「熟慮の時間」と見ているそうですが。

 菅さんの心情が痛いほど分かります。これという信念・信条がない政治家がトップの座についた場合、いくらその場その場で切り抜けていこうとしてもできない場合に直面します。菅さんはまさに、「単に総理になりたかっただけ」、つまり総理になってこれだけはやり遂げようという日本の未来を見据えた哲学を欠いたまま総理になってしまった「空き缶」のすっからかん総理でした。

 それでも、元総理の麻生太郎氏のような根っからのノー天気ボンボンなら、気にもしないところですが、菅さんは一応自分の評判だけは昔から人一倍気にするタイプだったようです。

 人の評判は気になる、しかし、これという哲学は持ち合わせていない、そんな場合のトップの座はむしろ「針のむしろ」になります。手っ取り早くいえば、ノイローゼ。

 駅の売店などで売っている夕刊紙には昨日は、「菅さん発狂寸前」という大見出しが躍っていました。

 そういえば、このところやたらに「総理主導の決断」が目立ちます。「法人税の引き下げ」しかり、「有明の開門」またしかり。誰も信じられなくなったとき、トップは暴走しがちです。菅さんは、まさにそういうゾーンに入ってきたように見えます。

 菅さんは、年明けの通常国会が心配で心配で仕方がありません。年明け早々、1月13日の民主党大会もどうなるやら。昨日の小沢氏との会談では、何回も「国会招致に応じるよう」繰り返し、小沢氏には「(テープレコーダーのように)同じことを堂々巡りだったから方がこった」と言わせてしまった。

 菅さんを中心とするいまの民主党主流派は、政権交代の意義をないがしろにし、日本丸を漂流させたあげく、嵐の海へ流されるまま。有権者をなめています。仙谷、前原、岡田、玄場の各氏は、「すべて小沢のせい」と責任転嫁で平然としています。

 こんな体たらくを前に、ジャーナリズムも機能していない。