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北大ボートblog

北大ボート部部員によるほぼ定期更新ブログ。

新人戦を終えて②

2022-11-04 04:00:36 | 2022新人戦

2年目COXの納谷です。

インカレ、国体、新人戦、研究室の実習、と本州と札幌との往復三昧だった2か月が終わって、ようやく日常と人格を取り戻しつつあります。
のんびりしてたらもう冬練が迫ってきてますね…


なかなか考えがまとまらなくて間が空きましたが、この前書ききれなかったことを書きます。
主に運営に関わって思ったことです。

 

 

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なんの仕事からやるべきなのか、いつまでにやらなきゃいけないのか、自分でやるのか人に頼むのか、頼むならだれに頼むか、考えることが思ったよりたくさんありました。

かなり直前にいろいろ決まったり変更になって考え直しになったりして、時間的余裕もない中でどんどん気持ちに余裕もなくなっていきました。とくに10月序盤は国体・エイト・休まなきゃいけない授業・遠征の仕事、と頭が回らなくてパンクしていました。

 

私は人に頼るのが苦手で、一人で勝手に苦労してしまうタイプなので今回はそうならないように頑張ろうと思っていましたが、結局上手くできませんでした。
細かい変更点でもそれに伴って動くところがたくさんあって、それを全部人に伝えて修正を頼むべきかもしれないけどそのやりとりをする時間も余裕もなくて、いいやめんどくさい!って結局自分でやっちゃうことが多かった気がします。


最近よく人に仕事を頼むことについて考えます。
私はかなりめんどくさがりで、人に頼むならまず自分が全体の流れとかプランを考えなきゃ、とか、期限までにちゃんとできているか確認して何かあればもう一回頼む、っていう工程とかを考えただけですでに大変に思ってしまいます。
そういう仕事をするのが得意な人・積極的にやってくれる人とそうじゃない人もいて、誰にどこまで任せるかとか、そういうのもしんどく感じてしまいます。
そうなってしまったら、結局全部把握してる人がやるのが一番楽だし効率もいい、みたいな考えに陥ってしまいます。


でも実際それで孤独にバリバリ働ける人は一部のすごい人たちだけで、自分にできることは限られてるし全体の風通しも悪くなってしまいますよね。

少なくとも新人戦準備においてはいろんな意味でこのやり方が限界だったけど、いつまでもこのままではだめだなと思います。

 


試合の時にはスタッフの方々のおかげでエイトに集中できました。
私が上手く頼れていないのを見透かされていた気がします、改めて皆さん本当にありがとうございました。

 

 

 


あともう一つ、新人戦からは少し離れますがちょっと自分の主観を書きます。気を悪くされたらすみません、こんな考えもあるのね~ぐらいに思ってください。

 

2年間スタッフ、女子COX、男子COXといろいろ経験した中で、スタッフとしてか選手としてかわかりませんが、今のボート部はもう少しポジション間の垣根をなくすべきではないか、と思います。

 

スタッフのモチベーション維持は選手以上に難しいです。

スタッフも漕手と同じように自分でやると決めてやっているけど、頑張りが報われる機会も少ないし成長にもつながりにくい、自分のことは後回しで漕手を強くすることだけ考えることを求められます。
火傷や冷たい水や玉ねぎに耐えながらエッセンを作り、虫に刺されながらビデオやタイムをとり、時には休憩を返上して働きます。
これを4年続けるって相当すごいです。


自分がスタッフをしなくなってから、他のスタッフのことを考えてそのすごさに気づきました。
人のためになんでそこまでできるのか、思いついたのが「選手への思い入れ」です。


私の場合は同期女子漕手といろんな深い話をして、思い入れありまくりになったことで続けられていました。漕手の気持ちを知って、頑張ってる時も頑張れなくなってる時も一緒に一喜一憂して、一緒に成長を感じられたときが一番やりがいがありました。


自分のことよりも優先するのなら、やっぱり漕手への思い入れが強くないとやっていけません。淡々と仕事をこなすだけの4年間は厳しいと思う。


乗艇中モーターや陸監がいるのも、補食やエッセンがあるのも、冬練でスタッフがトレセンにいるのも、全部当たり前ではなく「こいつらのためなら」というスタッフの気持ちが前提にあります。これがあったらスタッフは自分から進んで動けるけど、ないとただの苦行になってしまいます。

 

その気持ちはスタッフだけでは生むことができず、選手と関わることで芽生えます。

 

スタッフが辛くなったとき、スタッフだけでなく選手も困ります。感謝を忘れずとかそういうことが言いたいのではありません。ただ、同じポジション間で完結させずに、スタッフにもCOXにも今調子がいいのか悪いのか、どんなことを考えて何を頑張ってるかとか、些細なことからもっと話してみて、自分への思い入れを作りにいってほしいと思います。
それでスタッフがその思い入れを仕事に還元できたら、お互いがお互いにいい影響を与えられるはずです。

 

スタッフ皆が、選手全員に対してこいつのためなら頑張れると思える部活は絶対に強くなるでしょう。
そんな組織にしたいです。

 

 

 

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長くなりました。
最後に増量に苦しむ私のために作ってくれた奥田さんのおにぎりと、長坂さんののど飴を自慢して終わります。愛情たっぷり!

 

 

 

 

 

 

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遅れましたが新人戦の振り返りします。

2022-10-31 18:11:30 | 2022新人戦

皆さんお久しぶりです。二年目漕手の井上です。割とみんな書いているので、それに乗じて私も新人戦の反省を何となく書きたいと思います。

エイトの4番として乗り、漕手としては私と西井君除き6名が1年生のクルー構成でした。正直乗る前はおめーらまともに漕げんのかよって感じでしたが、いざ漕いでみるとあらびっくり想像以上に上手いじゃないの。ってか俺一番下手じゃね?って感じでかなり1年生にビビりましたね。先輩としての背中見せつけたろかなーと思っていましたがそうもいきませんでした。7人目の1年生という感じだった気がします。

ほんで練習に入ったらきついのなんのって。シングルで漕いでいたときはきつくなっときはレートを下げるという感じでしたが、エイトはもちろんそうもいかないので、めちゃくちゃ長い距離をほとんど休憩取らず漕いでいたので負けてらんねーなぁなんて思ってました。

大会前の話はこんなところで終わりにして、大会のことについて

予選時のタイムでは8位でこのままだと入賞できるのでは?とクルーみんなで話していましたが、結果としては準決落ちでした。クルーの目標は準決進出だったので目標は果たせたのですが、個人的には悔しさの方が大きかったです。準決に進出した時点で他のクルーが皆実力では上で、実際そうだと思うのですが、自分でそう試合前から認識していたことが負けたことよりも悔しかったです。そんなわけでこれから頑張ります。

大会での話はここで終わり。一緒に漕いだクルーへ一言。

小方 もうちょっと態度でかくなっても良いと思うよ。

西井 技術的にも性格的にも抜きんでていたと思う。一緒に漕いでくれてありがとう。

池田 生意気なとこも嫌いじゃない。

瑞岩 お前はよくわからん。

山田 一番元気でしたね。意識飛びそうなときに何度起こされたことか。

金谷 太りなさい。

高森 練習初めの時にいろいろ指摘してくれてありがとう。迷走せずにすんだ。

coxの納谷ちゃん 引き続きよろしく。

上野さん 無理言ってコーチを引き受けてくださりありがとうございました。かなり心の支えになりました。結果で恩返しします。

最後にクルーの写真。後ろから3番目が俺。高森君見切れてるごめん。

 

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心からのenjoy rowing

2022-10-29 21:47:30 | 2022新人戦

こんばんは。2年目漕手の安永匠です。時差ですが、投稿させて頂きます。

 

最後の力を振り絞って、負けました。あの日のこと。微かな明かりが僕らの手の届くところまで来ていました。掴もうとしました。逆風の中、何度も脚蹴りを入れて、死に物狂いでスパートを掛け…。しかし希望の光はゴールラインで消えました。勝負は尽き、レースが終わった後の自分は涙が抜けて枯れ葉そのものでした。目標に向かって本気でレースをしたはずなのに、ただ辛くて、苦しいだけで終わりました。全てを出し切ったなら少しは満足できるだろう。そんな風に思っていましたが、それでも満足できませんでした。悔しさだけが残りました。

 

嵐は過ぎ去り、気持ちは晴れるどころか曇り始め、悩むことが増えました。新人戦を経て気付いた「運営する」ことの難しさ。2年目代表という名ばかりの職を得て満足していた自分に重くのしかかってきました。特に責任感もない自分は、全部他人任せでした。不甲斐なさを感じました。リーダーシップって何なんだろう。考え出したらどんどん自信が無くなっていく様な気がして、でもプライドがそれを認めませんでした。

 

色々一段落して、ボーッとしていたときふと、「ボートにとって最高の瞬間とは何なんだろう」と思いました。レースを見てワクワクするのは分かるけれど、それだけがボートの本質なんだろうか?そんな時思い浮かんだのが、最終日に見た表彰台に呼ばれる大阪大学のM4+(今回の新人戦で優勝)の姿でした。彼らはとても疲れていました。しかしその疲れた顔に浮かぶ表情には、何か僕が感じたことのないような、絶対的な達成感、そして喜びが現れていました。そんな彼らは教えてくれました。ボートにとって最高の瞬間、それは「勝利したときだ」と。

 

よく、レース前にこんなことを言う人がいます。「自分のベストを尽くせば結果オーライ」。よくそんな簡単な言葉で片付けられるなと僕は思います。否定はしません。ですが、ボートは「勝つからこそ楽しい」んです。もっと言うと、ボートを最高に楽しめる瞬間は、「勝利」したときだけなんです。(僕はまだ、大きな大会で勝利を手にしたことは無いので偉そうなことを言えないのは重々承知しています。)ボートは自分の有酸素能力を最大限発揮して2000mを漕破するクレイジーなスポーツです。苦しくて、苦しくて、それでも漕ぎ進めます。なので楽しくなきゃ絶対面白くないし、だからこそ「楽しい」を求めることに価値があると思います。(どんなスポーツであっても、スポーツなら楽しむべきです。)

 

僕は心からボートを楽みたい。だからこそ絶対に勝ちたい。

 

初めてそんな気持ちになれました。誰よりもボートを楽しみたい。大学生活をもっとボートで充実させたい。もっとボートを好きになりたい。

 

そのためには、この北大ボート部を勝てるチームにしたい。

 

一人で頑張ることなんて出来ない。誰かと競い合える、お互い励まし合える仲間が居るからこそ強くなれる。チームは絶対に必要です。そしてチームの一人一人が「勝ちたい」と思えば思うほど、勝利は近きます。当たり前のことですが、本気でそんなチーム作りをしたいと僕は思っています。この新人戦を通して、誰も「負けていいや」なんて思った奴は一人も居ないと思います。みんな悔しい思いをして、絶対に上位に行くんだと思えたはず。だとしたら、僕たちは今、想いを一つにした強いチームになっているはずです。

悩みは尽きないけれども、答えが出ていないわけじゃ無いと思っています。僕は誰よりもボートを楽しみたい。そして誰よりも勝ちたい。だったらその誰にも負けない想いをもってこのチームを「勝利」に導けば良いじゃないか。その熱い想いをみんなで共有すればいいじゃないか!僕は仕事が出来るわけじゃないし、責任感で物事を進めるのは苦手だけれど、熱い想いでは負けない。負けたくない。久我さんのように熱い想いで皆を引っ張っていける、そんな存在を目指したいと思います。

 

ここからインカレまで、辛くて、苦しいと思う。けど、皆で勝つんだったら、本気でボートを楽しむんだったら、諦める訳にはいかないよね。

 

来シーズンも是非応援の程宜しくお願いします。

 

最後までお読み頂き有り難うございました。

 

 

 

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5番

2022-10-28 20:47:03 | 2022新人戦

こんばんは、1年目漕手の瑞岩です。

前回の自己紹介ブログでは事実を羅列しただけになってしまったので、しっかり考えて(?)ブログを書くのは今回が初めてですね。

新人戦までの振り返りを書きたいと思います。

私はオッ盾のクルーを組んだ頃からほぼずっとエイトに5番として乗ってきましたが、最初のうちはペケが長い、終わらない、とネガティブなことも考えたりしながら練習していた覚えがあります。それがいつからかは分かりませんが、そういうことをほとんど感じずに練習をこなせるようになりました。

また短期間ではあったものの7番に乗った経験からして、5番はかなり安定していて漕ぎやすいポジションであると思っています。そして前3人がいいリズムをつくってくれるから、それに合わせればいい(by上野さん)という安心感があり、おかげで乗艇技術も向上したんじゃないかと思っています。上野さんにはアドバイス(技術面、リギングなど)を沢山いただきました。本当にありがとうございました。

最後に新人戦について。やはり戸田でベストを出したかった(6:30カットしたかった)です。準決勝進出は達成できたものの、少し悔しさが残りました。冬練で強くなって春を迎えたいですね。


〈おまけ〉

ここからは新人戦の帰りについて。(ボート関係ないです)私は18時発の便をとっていたため15時半くらいに早退しました。しかし戸田駅での人身事故(1524分頃)により埼京線が運休に。仕方なく振替バスで蕨駅まで向かうも、空港への到着予定時刻が1741分、チェックインカウンターまでさらに徒歩15分と絶望的な状況であることが判明し18時の便は諦めました。(バイバイJetstar)そこでANAの当日便を予約することに。25歳以下の会員が当日便を予約すると格安になるシステム(スマートU25)があり、それを利用しました。毎回そうすればいいのでは?と一瞬思いましたが、やはり余裕をもった時間の便を早めに予約するのがベストに違いない。反省しています、、、

 

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半歩外からの新人戦

2022-10-27 16:41:02 | 2022新人戦

一年漕手兼新人戦スタッフの大熊です

新人戦クルーが決まってからは別行動としてシングルに乗ったり、なぜか小樽商大に臨時メンバーとして送り込まれたりしながら練習していました。(迷走極まる私はどこへ向かっているのやら)

新人戦に話を戻して、私は同学年メンバーの集まる新人エイトクルーの練習を外から見てきました。

最初に準決勝進出も相当厳しいと言われていながらも目標を下げず戸田でも練習に励み、見事目標を達成して見せました!

私は撮影やエッセン作りの補助といった裏方にまわっていましたが、(↓魔女もかくやといった邪悪な笑顔でカレーを混ぜる姿)

練習外でも毎晩ミーティングを重ね課題や意識のすり合わせを行って来たエイトクルーの努力が報われたんだと思っています。

 

敗退した時に流していた涙は間違いなく本物。

目標を達成しても上を向き続けるのは間違いなく美徳ですが、上だけでなく日々の積み重ねで前に進んできたことこそが一番の成果だと私は思っています。

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