こんにちは。3年目の門野です。
すでに艇庫締めから2ヶ月が経ち、茨戸に自転車で行くことも無くなりました。雪道を歩く日々となっています。
さて、艇庫への行き帰りの道で部員はそれぞれ色々なことを考えていると思います。
(明日の朝は冷えそうだなぁ。防寒しないと)
(今日の練習どうしたら昨日より速くなるだろう?)
(今朝はペケレットでTTの予定だけれど、今日の風向きは…)
(明日に備えて消灯前に鶏肉を解凍しないと)
(筋肉痛がひどい… 温泉に行こう)
(やばい、レポート終わっていない。)
40人に何を考えているのか聞けば、40通りの答えが返ってくると思います。
自分は艇庫からの帰り道、逆風の道のりを大学の講義に向かう中、たまに(どうしたら次の信号を通過できるだろうか?)なんてことを考えています。信号無視をするわけにはいきませんから、自転車をできるだけまっすぐ走らせようと考えています。(道脇の側溝の上を通ったら、衝撃でロスになるよな)、(向かい風強すぎるから、切り替えを軽くしよう)(ちょっと次の信号は厳しそうだ。スピード落とそう)などと考えていると、必ずと言っていいほどある言葉にたどり着きます。
「その1秒を削り出せ」
この言葉は、東洋大学が2011年の箱根駅伝で、優勝した早稲田大学にわずか21秒差(10区間)で敗れたことを受け、東洋大学のスローガンとして使われている言葉です。箱根や出雲、全日本の各駅伝大会では、選手が腕にスローガンを書いて走っている姿を見かけた方も多いのではないでしょうか?
自分が自転車を漕ぎながらやっているのは、まさに1秒を削り出しているのではないか?しかし結局のところ、引っかかる信号には必ず引っかかっているのですが。
さて、「その1秒を削り出せ」が頭によぎると、(これって、ボート競技にも応用されるよな。)と感じています。舵手として乗艇していれば、艇をまっすぐ進める。漕手にブイパコをさせない。漕手でならば、小艇であれば普段のUTからもっとシビアになっていく。練習のキツい部分になってさらに追い込む。……
では、マネージャーとしては何があるのか?そのエッセンは、消化に負担をかけないだろうか?モーター運転手のその航路はビデオ撮影に最適と言えるだろうか?ブイ並べのスケジュールは適切だろうか?もっと言えば、自分の言動は選手に余計なストレスを与えていないだろうか?………
行き着く結論はいつも同じで、できることはたくさんある、ということに気づきます。
冬練(期間中)でもやるべきこと、気づいていないけれど必ずあるやるべきこと、真剣に向き合っていきたいと思います。
_____
12月 は様々な理由から3回も茨戸に行きました。
(札幌と同じく、雪は少ない。)