こんにちは。3年目の伊倉です。
熱い練習さえできれば熱いブログはいらないのかもしれませんが、見てくださっている方のために書きます。
ちょうど一週間前、戸田から北海道に帰ってきました。
軽量級に行って感じたことは茨戸の部員には伝えたつもりです。
今回のこの遠征をきっかけとして、気付いて、動き出してほしいです。
最近高校時代のことを思い出したので、ちょっと書きたいと思います。
高校時代にも私はボートをやっていました。
目標はもちろん全国インターハイで、私の高校はほとんど毎年、女子は主に花形のクォドで出場していました。
5月の半ばに行われる県大会の予選で優勝した1クルーのみがインターハイに出場できます。
ここで優勝できないとその後は上につながる大会はないので、3年生は8月まで漕ぐことはできません。
私が高校3年生のとき対校の舵手つきクォドルプルに乗っていて、もちろん目指すは優勝、それしかありませんでした。
先輩方が作ってきた伝統を壊すわけにはいきませんでしたし、いつも面倒を見てくださった顧問の先生方に恩返しする意味でも勝たなければいけませんでした。
その前の全国大会で、私の乗っていたクルーは勝てるはずのレースで致命的なミスをして、無様な負け方をしてしまい、先生方に申し訳なくて仕方ありませんでした。
だからこそそのときは絶対にインターハイに行ってちゃんと勝たなければいけないと思っていました。
クルーでは私以外は2年生だったので、なかなか弱音も吐けませんでしたし、私がこの子たちを全国に連れていくんだ、対校に乗れなかった唯一の同期のためにも、8月まで漕がないといけない、と思っていました。
思い返すとすごく辛かったな~と。これこそ「負けられないレース」だったわけですね。
途中で何度もプレッシャーに押しつぶされそうになりました。後輩や同期とギスギスした時期もありました。
自信なんて持つことなく、レース会場に行き、レースを迎えました。
決勝前は不安で泣きそうになっていましたが、私たちのクルーは無事優勝でき、全国大会に出場できました。
この1位でゴールできたときが私のボート人生の中で最高の瞬間ですね。
だからなんだよって話ですが、この瞬間をまた味わいたくて私は大学でボートをやっています。